「W33SA」の版間の差分

| 通信方式OS = [[CDMAREX 1XOS WIN]]＋ KCP

| 外部メモリ = [[SDメモリーカード#miniSDカード|miniSD]]（最大1GB）

'''W33SA'''（だぶりゅダブリュー さんさんえすえー エスエイ）は、[[三洋電機]]（大阪、後の[[京セラ]] [[パナソニック|SANYOブランド]]）が開発し、[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[Auau (携帯電話)|au]]ブランドで販売された[[CDMA 1X WIN]]（後のau 3G）の携帯電話である。日本初の[[ワンセグ]]対応端末として発売された。

[[2006年]]夏モデルとして、新たなカラーバリエーションとPCサイトビューアーや3D絵文字などが追加されたマイナーチェンジ版の「'''W33SA II'''」（だぶりゅダブリュー さんさんえすえーつ エスエイ ツー）も発売された。それと引き換えに旧機種のW33SAは生産打ち切りとなった。

外見は凹凸のない平面のなかにランプを兼ねた「WIN」のロゴがあり、側面から見ると台形のような形をしている至ってシンプルなデザインをしつつ、多機能なマルチメディア端末。開発者によれば、デザインコンセプトは「優しい衝撃」で、シンプルながらもインパクトかつ高級感を醸し出すデザインを追求したという<ref>{{Wayback |url=http://www.sanyo-keitai.com/au/w33sa/interview.shtml |title=W33SA 開発者インタビュー （SANYOケータイアリーナ） |date=20080314044023}}</ref>。

日本で初めて移動体向けの地上デジタル放送「[[ワンセグ]]」に対応している。その為ため、[[SuperH|SH-Mobile3A]]を一部カスタマイズした[[CPU|プロセッサ]]を搭載している<ref name="superh" />。また、メーカーが「ダブル-テレビケータイ」<ref>{{Wayback |url=http://www.sanyo-keitai.com/au/w33sa/index.shtml |title=W33SA （SANYOケータイアリーナ） |date=20080310150358}}</ref>と宣伝しているとおり、併せて従来のアナログテレビ放送も受信でき、au端末においてワンセグとアナログの両方に対応している最初で最後の端末となった。

通常なら音質というと主にヘッドホンで聞く場合が重視されるが、本端末は本体内蔵のスピーカーで聞く際の音質にもこだわっていて、フロント部分に装備された[[ステレオ]]ツインスピーカーとSpatializerの3Dステレオ技術により、豊かな音の広がりが楽しめる。ステレオの音声ファイルで常時有効とようになっている。

[[着信メロディ]]（ ([[Standard MIDI File|SMF]]）) 音源は、[[ヤマハ]]の[[AudioEngine]]チップ（MA-7i）が搭載されたことにより、最大同時発音数128和音の再生が可能。3D[[サラウンド]]再生機能を備え、表現力の高い演奏を実現している。

内蔵のミュージックプレイーヤーとビデオプレイーヤーはイコライザー機能を備えており、7種類のプリセットから好みの音質を選ぶことが出来る。低ビットレートや圧縮音源<ref>{{Wayback |url=http://www.sanyo-keitai.com/au/w33sa/feature/mm.shtml |title=W33SA 充実の為にやや劣化している着うた・着うたフマル、SD-Audioなどに対し、若干ではあるが音質向上が望めるチメディア機能 （SANYOケータイアリーナ） |date=20080312110851}}</ref>。

[[プッシュ・ツー・トーク|PTT]]「Hello Messenger」や[[SDメモリーカード|SD-Audio]](AAC)、[[ラジオ|FM]]受信ラジオ、[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]など基本機能も充実している。

ユーザーから候補数不足などと指摘されていた文字[[日本語入力予測変換ソフトウェアシステム]]の[[Wnn|Advanced Wnn V2]]は、W33SAⅡでAdvanced Wnn αに変更しており、変換辞書が従来のAdvanced Wnnの約8倍の容量に拡張されたという。

この機種に取り付けられているワンセグ・アナログ・FM共用ホイップアンテナは、ワンセグ対応機種では唯一可倒式ではない。その為ため、他のワンセグ対応機種（[[P901iTV]]や[[W43SA]]など）のアンテナに交換しているユーザーも一部いる。

* [[2005年]]（平成17年）[[9月13日]] W33SA、[[電気通信端末機器審査協会|JATE]]認定、通過。

* 2005年[[9月27日]] KDDIよりW33SAの開発を発表。この時点では、アナログテレビ受信と[[EZ FelicaFeliCa]]に対応するかを検討中であった<ref>{{Cite web|和書|url=https://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/25805.html |title=KDDI、ワンセグ対応の「W33SA」を開発 |accessdate=2013-06-06 |publisher=Impress Watch}}</ref>。

* 2005年[[10月4日]] W33SAの試作機を、[[CEATEC JAPAN]] 2005のKDDIブースと[[電子情報技術産業協会|JEITA]]・[[日本放送協会|NHK]]ブースで展示。

* 2005年[[1210月1624日]] W33SAが順次KDDI、および三洋電機（大阪）より公式発売開始表。

* [[20062005年]][[412月316日]] W33SA II、JATE認定、通過順次発売開始。

== 対応サービス・機能 ==

* [[着うたフル|EZ「着うたフル&reg;」]]

* [[着うた|EZ「着うた&reg;」]] （ハイクオリティステレオ対応）

=== W33SA IIのみ対応のサービス・機能 ===

* 外部メモリ [[SDメモリーカード#miniSDカード|miniSD]]

* 連続視聴可能時間 *イヤホン出力時：約2時間45分

** スピーカー出力時：約2時間30分

* [[電子番組ガイド|EPG]]（EZテレビの[[サーバ]]から取得）

* [[Auau (携帯電話)|au（携帯電話）]]

* [{{Wayback |url=http://www.sanyo-keitai.com/au/w33sa2w33sa/index.shtml |title=W33SA II ｜au製品一覧｜SANYO（SANYOケータイアリーナ]） |date=20080310150358}}

[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)|W33SA]]