「最大クリーク問題」の版間の差分

'''最大クリーク問題'''（さいだいクリークもんだい）は、[[グラフ理論]]において、[[グラフ (離散数学)|グラフ]]中の[[クリーク (グラフ理論)|クリーク]]（任意の二頂点間に枝があるような頂点集合）の中で最大のものを見つける[[函数問題|問題]]{{sfn|Papadimitriou|Steiglitz|1998|loc={{google books quote|id=BSPCAgAAQBAJ|page=344|Example 15.2}}}}。[[NP困難]]であることが知られている。

[[近似アルゴリズム]]についても研究されているが、グラフの頂点数を {{mvar|n}} とするとき、[[近似度]] {{math|O(''n'' / (log ''n'')^²)}} が達成されているのみである。また、P = [[NP]] が成り立たないとき、任意の {{math|''ε'' > 0}} について、近似度 {{math|''n^(''^{1/2- − ''ε)''}}} の近似アルゴリズムが存在しないことが示されている。NP = [[ZPP]] が成り立たない場合、近似度 {{math|''n^(''^{1- − ''ε)''}}} の近似アルゴリズムが存在しないことも示されている。