「ルナ17号」の版間の差分

| 画像 = [[画像File:Lunokhod_1The_Soviet_Union_1971_CPA_3986_stamp_(Luna_17_Module_on_Moon)_cancelled.jpg|300px250px]]

| 画像の注釈 = 降下するルナ17号に搭載さが描かれていた[[月面車]]ルノホート1号記念切手。

| 設計寿命 = 3ヶか月

| 運用期間 = 11ヶか月

[[画像File:Lunakod_landing_bus-Luna17Luna_landing_module.jpg|right|thumb|ルナ17号の全体降下ステージ]]

'''ルナ17号'''（ロシア語：{{lang|ru|Луна-17}}、ラテン文字表記の例：Luna 17）は[[ソビエト連邦]]が打ち上げた無人[[月探査機]]。[[1970年]][[11月17日]]に[[月]]に着陸し、世界初の[[月面車]]（'''[[ルノホート1号]]'''）による調査を11ヶか月間に渡って行った。ルノホート1号は世界初の月面車となった。

降下ステージは[[ルナ16号]]で使われたものと類似共通しており、[[ロケットエンジン|逆噴射ロケット]]を噴射しながら用いて探査機全体が4本の脚で軟着陸できるように設計されていた。月面車ルノホート1号はその上に乗せられた。月面車ルノホートの本体は[[鉢]]のような形をしており、内部には気体が充填されていた与圧容器だった。観測機器装置としては、4台のテレビカメラをはじめとし、土壌の機械的性質を調査すべる装置、[[X線]][[スペクトル]]計、X線望遠鏡、[[宇宙線]]検出器などが搭を載されていせた。上部には展開式の[[太陽電池]]パネルがを装備されし、太陽光によって発電ができた。3ヶか月間の活動を想定されていした。

[[1970年]][[11月10日]]、ルナ17号は[[バイコヌール宇宙基地]]から[[プロトンロケット]]によって打ち上げられた。探査機は一旦地球周回[[宇宙待機軌道に乗った後、打ち上げロケットの地球軌道脱出ステージの噴射により]]を経て月へ向かう軌道に乗った。[[11月15日]]、ルナ17号は[[月周回軌道]]に投入されった。

[[11月17日]]には月周回軌道から離れ、探査機は[[雨の海]]に軟着陸した。着陸後は降下ステージに備えられたスロープが展開しされ、ルノホート1号が月面に降り立った。

その後、ルノホート1号による観測は予定の3ヶか月をはるかに超えて続けられたが、[[1971年]][[10月4日]]に計画の終了が発表された。ルノホートの総移動距離は10.54kmで、この間に2万枚の写真、200枚の[[パノラマ写真]]が撮影され、500回以上の土壌の調査が行われた。

通信途絶後の消息は永らく不明であったが、NASAの月観測衛星による写真撮影により、その位置が確認された。その情報に基づき、ニューメキシコ州の天文台から発せられたレーザー光に2000フォトンの反射光を返して来た。