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|ウィキポータル = [[Portal:文学|文学]]・[[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:アニメ|アニメ]]
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『'''カゲロウプロジェクト'''』は、[[音楽家]]<ref name="jin-profile">{{Cite web|和書|url=http://1stplace.co.jp/artist/jin/profile.php|title=プロフィールページ(じん OFFICIAL WEB SITE)|accessdate=2014-03-30|publisher=1st PLACE}}<!-- 404|date=2014-03 {{Cite web |url=http://ia-project.net/artist/jin/profile|title=じん OFFICIAL WEB SITE|accessdate=2013-07-03}} --></ref>、小説家、脚本家の[[じん]](自然の敵P) (以下じん{{Efn2|名義はCDでは「じん」、小説では「じん(自然の敵P)」となっており統一はされていない。}})による[[メディアミックス|マルチメディアプロジェクト]]。じんが2011年から発表している楽曲に加え、2012年に楽曲で描かれる物語を題材としたじん自身の執筆による[[小説]]、じんの原作を元にした[[佐藤まひろ]]による[[漫画]]が発表されている。また、[[アニメ]]化の企画も決定し、2014年4月から6月まで『メカクシティアクターズ』を放送した。楽曲のボーカルには、[[IA -ARIA ON THE PLANETES-|IA]]、[[初音ミク]]といったヤマハの歌声合成技術[[VOCALOID]]を使ったボーカル音源を使用している。代表曲に「カゲロウデイズ」、「チルドレンレコード」、「ロスタイムメモリー」、「夜咄ディセイブ」など。音楽パッケージの累計発売数は2016年4月時点で70万枚を突破し<ref>{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20190414114526/https://otapol.com/2016/04/post-6447.html|title=あの『カゲプロ』の新規映像製作決定! まさかの劇場上映!! なお監督は初監督のイラストレーター、スタジオも変更となる模様|work=[[おたぽる]]|date=2016-04-21|accessdate=2017-05-21}}</ref>、書籍の累計発行部数は2021年4月時点で1500万部を記録している<ref>{{Cite news|url=https://web.archive.org/web/20210411182105/https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_279d1d2e-3ecb-40f5-9499-8796267b05ae.html|title=じん、弾き語りアコースティックライブを4月16日生配信|work=ぴあ|date=2021-04-11|accessdate=2021-04-13}}</ref>。
 
== シリーズ展開 ==
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: 以前、貴音の学校の文化祭で貴音と殺戮シューティングゲーム「ヘッドフォンアクター」で勝負した。元は一人称は「私」で女の子らしい少女だったが、アヤノが自殺した後にもっと強くならなくてはならないと思い、団長の座を継いで現在の男らしい口調に変わった。義父・ケンジロウのことは全く知らされておらず、カノに押し切られる形で楯山家を出た時もひとり残されることになる父のことを心配していた。
:お調子者のカノには、よく手厳しい[[漫才#ボケとツッコミ|ツッコミ]]を入れるが、漫画のアナザーストーリーでは、黒コノハに銃殺されたカノのもとに、涙ながらに駆け寄るといった面を見せている。
: 好きなアーティストは『[[オアシス (バンド)|◯asis]]』『[[レディオヘッド|RADI◯HEAD]]』『[[トクマルシューゴ|トク◯シューゴ]]』<ref name=":0">{{Cite book|和書|title=カゲロウデイズ 公式ビジュアルファンブック|date=4月2013-04-30|year=2013|publisher=メディアファクトリー|page=7}}</ref>。イメージカラーは[[紫]]色。
; セト / 瀬戸 幸助(せと こうすけ)【メカクシ団団員NO.2】
: 声 - [[保志総一朗]]{{R|cast}}(少年時代:[[石塚さより]])
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: 緑色のつなぎを着た青年。「〜っす」という体育会系の口調で話す。快活な性格で、放浪癖がある。森の奥で一人で暮らしていたマリーと出会い、彼女と仲良くなってから何度も会いに行っていたようで、楯山家を出た後に皆で一緒に暮らそうと彼女をメカクシ団に迎えた。普段は様々な[[アルバイト|バイト]]をこなしており、メカクシ団の生活費はほとんどセトのバイト代で賄っている。物語の舞台は8月のため、カノとキドと同級生ではあるが16歳。
: キド、カノとは同じ[[孤児院]]出身で、共に楯山夫妻に引き取られた。両親はおらず、当時は気弱な性格で、周囲とコミュニケーションが取れなかったために虐められており、言葉がなくとも他人の気持ちが分かるようになりたいと思いながら、捨てられた子犬を唯一の友達としていた。しかし、その子犬が子供達に氾濫した川に投げ込まれてしまい、助けようとして氾濫した川に飛び込み死亡。その時に「カゲロウデイズ」に接触し、対象の情報を心も含めて読み取る「目を盗む」能力を手に入れた。しかし、この能力を周囲から忌み嫌われたため、「意思疎通もせず人目を盗むような嫌な能力」と嫌い、能力を使うことを避けている。
: 好きな女性のタイプは『[[八千草薫|八千◯薫]]』<ref name=":1">{{Cite book|和書|title=カゲロウデイズ 公式ビジュアルファンブック|date=4月2013-04-30|year=2013|publisher=メディアファクトリー|page=8}}</ref>。イメージカラーは[[緑]]色。
; カノ / 鹿野 修哉(かの しゅうや)【メカクシ団団員NO.3】
:声 - [[立花慎之介]]{{R|cast}}(少年時代:[[甲斐田ゆき]])
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: 自分の正体は、シンタローや周りの人間には隠しているが、コノハと対面した当初は2年ぶりの再会に心を躍らせて話しかけていた。だが、コノハが遥としての記憶を失っていることを知った際は彼を「ニセモノさん」と呼んで憤慨し、勢い余って元の口調に戻っていた。
: 冴える蛇を倒すため、カノの助力で元の体に戻り、後に貴音としてシンタローと再会、自身の正体も打ち明けた。
:好きな映画は『[[ゴッドファーザー PART II|ゴッド◯ァーザー PART II]]』『[[時計じかけのオレンジ|時計じかけのオ◯ンジ]]』<ref name=":2">{{Cite book|和書|title=カゲロウデイズ 公式ビジュアルファンブック|date=4月2013-04-30|year=2013|publisher=メディアファクトリー|page=6}}</ref>。イメージカラーは[[青]]色。
; シンタロー / 如月 伸太郎(きさらぎ しんたろう)【メカクシ団団員NO.7】
: 声 - [[寺島拓篤]]
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: ある偶然からヒヨリに「荷物係」を任命されることとなり、親を何とか説得し彼女と共に都会の街を訪れ、その時に出会ったコノハに激しい嫉妬心を抱く。街を歩いていたところ、ヒヨリを助けようとして共にトラックに轢かれて死亡し、「カゲロウデイズ」に接触した。この一連の事件は「目が冴える蛇」の陰謀である。その後一人だけ助かってコノハと共に現実世界に戻り、遠方の事象や内容を俯瞰的に認識する「目を凝らす」能力を手に入れ、その能力でヒヨリを捜し始める。
: 良く言えば大人びた、悪く言えば生意気な性格で、モモを「おばさん」と呼び、彼女とは口論が絶えなかったが、「オツキミリサイタル」で和解した。
:好きな野菜は『[[カボチャ]]』<ref name=":3">{{Cite book|和書|title=カゲロウデイズ 公式ビジュアルファンブック|date=4月2013-04-30|year=2013|publisher=メディアファクトリー|page=9}}</ref>。イメージカラーは[[水色]]。
; コノハ / 九ノ瀬 遥(ここのせ はるか)【メカクシ団団員NO.9】
: 声 - [[宮野真守]]{{R|cast}}
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: メカクシ団の最初の団長。孤児として楯山夫妻に引き取られたキド、セト、カノに何かと世話を焼き、3人の姉のような存在だった。明るくも怒ると母同様かなり怖かったようで、キドは彼女を強い人だったと語っている。
: 母・アヤカが死んでから、父・ケンジロウの様子がおかしくなったことに気付き、父のことを調べていくうちに家族や教え子をも犠牲にする「目が冴える蛇」の計画に気付いてしまう。弟妹たちや先輩たちが殺されるのを防ぐため、自ら「カゲロウデイズ」に接触し能力のひとつを所持したまま「カゲロウデイズ」に留まり、全ての蛇を現実世界に出させなくすることでその計画を破綻させようとする。そして高校1年の夏に屋上から投身自殺し、「カゲロウデイズ」と接触し、相手に思いを伝える「目をかける」能力を得たが、実はアヤノの自殺こそが「目が冴える蛇」の本当の目的であった。アニメ編では「カゲロウデイズ」に入り込む直前に自分を見て笑う「目が冴える蛇」ことケンジロウの姿を見て、自分の行動が陰謀の一部に過ぎなかったことに気付くも、既に現実世界に帰れなくなってしまった。しかし後に全ての記憶を取り戻したシンタローによって現実世界に戻り、その目論見を阻止する。
:好きなキャラクターは『[[花京院典明|花京院◯明]]』<ref>{{Cite book|和書|title=カゲロウデイズ 公式ビジュアルファンブック|date=4月2013-04-30|year=2013|publisher=メディアファクトリー|page=11}}</ref>。イメージカラーは[[茜色]]。
 
=== 関連人物 ===
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: 楽曲:ロスタイムメモリー
: 能力:目に焼き付ける
: アヤノと瓜二つの少女。口調が明らかに違うこと、マフラーをつけてない、シンタローと話す内容から本人ではないことがうかがえる。
: 名前が判明したのはアニメ11話からで、それ以前は×××とつけられていた。
: その正体はマリーが生み出した「目に焼き付ける」能力を司る蛇。遠い昔のループした世界でシンタローとマリーが「この悲劇を忘れない」と誓い、マリーによってシンタローに宿らされた。シンタローにその自覚は無いが、それ以降の世界ではシンタローは目に焼き付ける蛇を既に体内に宿して生まれているため、生まれながらにして目に焼き付ける能力者となっており、今まで繰り返されてきた膨大な世界の記憶を全て記憶している。
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| 目をかける || アヤノ || 他人に感情や思いを伝えることができる、一種のテレパシー。また、自分だけではなく、他人の感情や思いを伝えることも可能。<br />(アニメ版では、シンタローの目に焼き付けるで得た記憶をマリーに伝えることに成功する。)シオンが誕生した時に、アザミが抱いた家族への愛情から生まれた。
|-
| 目が冴える || ケンジロウ<br />ヒヨリ<br/>ヒビヤ(漫画版)|| 取り憑いた能力者の願いを叶える。自我を持ち、アザミにカゲロウデイズの創造をそそのかした張本人で、他のどの能力よりも創世に深く関わっている。<br />願いがなければ自我を維持できず、かといって願いを叶えようとしなければ存在意義に反するため、<br />ケンジロウの願いを利用しその願いを永遠のものとするため終わらない悲劇を引き起こしている。アニメでは最終的にヒヨリの能力になった。<br/>漫画版ではヒビヤとヒヨリの能力が逆になっている
<br/>漫画版ではヒビヤとヒヨリの能力が逆になっている。
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| 目を合体(あわ)せる || マリー<br />アザミ || 「10の蛇」を統括するメデューサ本来の能力。現在はマリーが受け継いでおり、蘇ったマリーはこの蛇以外の能力は適合しなかった。<br />アザミはこの能力を失ったため、「死にかけている二人を引き込め」という指示を止められなくなってしまった。
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; 楽曲ルート
: アルバム『メカクシティデイズ』と『メカクシティレコーズ』、シングル「チルドレンレコード」に収録されている全26曲から構成されるルート。
: <!--{{要出典範囲|「人造エネミー」を第1話とし、「アウターサイエンス」を最終話としている|date=2014年3月}}。-->「サマータイムレコード」がエンディングテーマ<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nicovideo.jp/watch/sm21737751|title=【IA】サマータイムレコード【オリジナルMV】|work=ニコニコ動画|date=2013年9月2日-09-02|accessdate=2014年3月-03-17}}</ref>。<!--{{要出典範囲|ただし、音楽編最終章として別に「マリーの架空世界」もある|date=2014年2月}}。-->
; 小説ルート
: じん執筆の小説によって構成されるルート。各章には楽曲のタイトルが付けられているが、一部楽曲とは異なる点が存在する。
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| Misc =
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「サマータイムレコード」「アウターサイエンス」「夜咄ディセイブ」「ロスタイムメモリー」「夕景イエスタデイ」「アヤノの幸福理論」「少年ブレイヴ」「オツキミリサイタル」「マリーの架空世界」に加え、「チルドレンレコード(Re Ver.)」「群青レイン(Re Ver.)」他2曲を収録した全13曲を収録<ref>{{Cite web|和書|url=http://ia-project.tumblr.com/post/46408711752/iii-the-children|title=じんセカンド・アルバム「メカクシティレコーズ」&小説「カゲロウデイズⅢ - the children reason-」の発売決定しました!!|publisher=IA PROJECT|date=2013年3月-03-27|accessdate=2013年3月-03-30}}</ref>。また[[アレンジャー]]としてNhato、[[中西亮輔]]、[[ANANT-GARDE EYES]]を迎えている{{R|メカクシティレコーズインタビュー}}。このアルバムでオリコン週間1位を獲得した。
 
* CD
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| Next album =
}}
2017年12月に公開された「失想ワアド」から始め、アルバムリード曲「アディショナルメモリー」など新曲7曲を含む全9曲を収録<ref>{{Cite web|和書|url=https://realsound.jp/2018/10/post-261783.html|title=じん、新アルバム『メカクシティリロード』詳細&店舗別オリジナル特典公開|publisher=Real Sound|date=2018-10-10|accessdate=2018-10-29}}</ref>。
 
* CD
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== チャットストーリー ==
2018年3月9日から[[pixiv]] chatstoryにて公式スピンオフ作品として『メカクシティトーカーズ』というチャットストーリーが連載<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.pixivision.net/ja/a/3366|title=あの「カゲロウプロジェクト」の公式スピンオフストーリーがpixiv chatstory限定で無料で読める!|publisher=pixivision|accessdate=2018-03-23}}</ref>。監修:じん、著者:EDWORD RECORDS、イラスト:あさひまち<ref>{{Twitter status2|edrc_official|972109916990193672|2018年3月9日|accessdate=2018年4月-04-20}}</ref>。連載された分と、大量の書き下ろしを加え、[[KADOKAWA]]の[[KADOKAWAの漫画レーベル#その他|KITORA]]レーベルにて書籍化された。構成協力:樋口はるき。第1巻の初版には「じん作曲/如月モモ作詞」の新曲がCDとして付属した。
{| class="wikitable" style="font-size:small"
!巻数
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=== 第2作 ===
『'''メカクシティリロード'''』のタイトルで、第2期が予定されている。第1作の『メカクシティアクターズ』の続編とはされていない。2016年8月に制作が発表されたが、20232024年8月現在も一切続報が無い状態である。
 
== 映画 ==
1,552 ⟶ 1,551行目:
{{Reflist|2|refs=
<ref name="ボカロplus vol.5">{{Cite book|和書|year=2012|title=ボカロplus vol.5|pages=30-43|publisher=[[徳間書店]]|isbn= 978-4-19-720350-5}}</ref>
<ref name="ascii">{{Cite news|url=httphttps://ascii.jp/elem/000/000/693/693213/|title=平成生まれ、ボカロPの小説家「カゲロウデイズ」で衝撃デビュー|newspaper=ASCII.jp|publisher=[[アスキー・メディアワークス]]|date=2012-06-09|accessdate=2012-07-05}}</ref>
<ref name="VOCALOIDをたのしもう8">{{Cite book|和書|year=2012|title= VOCALOIDをたのしもう Vol.8|pages=22-23|publisher=ヤマハミュージックメディア|ISBN= 978-4-636-88553-8}}</ref>
<ref name="カゲロウプロジェクトプレスリリース">{{Cite news|date=2012-03-30|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000001227.html|title=「カゲロウデイズ」等、じん(自然の敵P)楽曲発メディア展開プロジェクト始動!|publisher=PR TIMES|accessdate=2012-07-05}}</ref>
1,559 ⟶ 1,558行目:
<ref name="チルドレンレコードインタビュー">{{Cite news|date=2012-08-17| page = 5|url=https://natalie.mu/music/pp/jin/page/5|title=じん(自然の敵P)「チルドレンレコード」インタビュー|publisher=ナタリー|accessdate=2012-08-28}}</ref>
<ref name="メカクシティレコーズインタビュー">{{Cite news|date=2012-05-29| page = 2|https://natalie.mu/music/pp/jin02/page/2|title=じん(自然の敵P)「メカクシティレコーズ」インタビュー|publisher=ナタリー|accessdate=2013-06-12}}</ref>
<ref name="cast">{{Cite web|url=http://www.mekakucityactors.com/staffcast/index.html|title=STAFF CAST|work=「メカクシティアクターズ」公式サイト|accessdate=2014年3月-03-17}}</ref>
<ref name="mylist">{{Cite web|和書|url=https://www.nicovideo.jp/user/15872264/mylist/30497131|title=〜カゲロウプロジェクト〜|author=じん|work=ニコニコ動画 マイリスト|accessdate=2014年3月-03-29}}</ref>
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