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'''株式会社三才ブックス'''(さんさいブックス)は、[[日本]]の[[出版社]]。[[社名]]は「'''[[天地人|天才
[[1980年]]、[[和田洋一 (三才ブックス)|和田洋一]]([[スクウェア・エニックス]]代表取締役社長とは同姓同名の別人)が創業。
和田洋一の死後は、社長がラジオライフ編集長の諏訪英世など社内で転々としたが、和田の夫人である
本社は[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]を転々としたが、[[2009年]][[4月27日]]、[[東京都]][[千代田区]]の現在地に移転。[[ゲームラボ]]休刊に伴い、社員数は43人から28人に減少。フロアも2から1に縮小。
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無線関係は他に、日本で受信できる[[無線局]]・電波の[[周波数]]を網羅したデータ集「[[周波数帳]]」を隔年1回発行する。
書籍では2013年に発売された『[[死ぬまでに行きたい!世界の絶景|死ぬまでに行きたい!世界の絶景]]』が大ヒット([[詩歩]]・著)。この写真集はアマゾン総合1位を獲得し「絶景」ブームの引き金となった。また、2014年の流行語大賞にもノミネートされた。シリーズ累計66万部。
2015年には『[[今日も嫌がらせ弁当]]』Kaori(ttkk)著のエッセイを発売。監督・脚本は塚本連平、主演は篠原涼子で映画化され2019年6月に公開された。
また、[[コンピュータゲーム]]のデータ改造や[[アンダーグラウンド (文化)#インターネット|アンダーグラウンド]]・[[おたく]]的情報を扱った雑誌「[[ゲームラボ]]」、世の中の裏側・裏事情・からくりを扱ったムック「裏モノの本」など、一般には知られていない情報を興味本位で取り上げる雑誌・書籍が多い。とくにゲームラボでは検証が不十分なものを掲載したり、一般ユーザーのホームページや自作ソフトを掲載許可無く取り上げることが多かった{{要出典|date=2011年11月|title=信頼できる情報源無し}}。
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雑誌に編集者が顔をさらして登場するのが特徴で、ゲーラボマンは当時の編集長及川のコスプレ{{要出典|date=2011年11月|title=信頼できる情報源無し}}。
[[2003年]]にはおたく向けの例文と二次元美少女を組み合わせた[[英語|英]]単語参考書「[[もえたん]]」を行、[[学習参考書]]としては異例の累計40万部となる[[ベストセラー]]となり<ref>
[[2006年]]末という[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]発売を控えた時期に、あえて[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]を解説する叢書「Grimoire For Windows XP」をシリーズ化して出版した。また、同書の「Vol.1 システム編」は[http://www.grimxp.com/ グリモアWeb]で書籍内容を[http://www.grimxp.com/s016.htm 完全公開]する。
[[2012年]][[7月17日]]、[[DVD]]の[[コピーガード|コピー防止機能]]を無効化するソフトを販売したなどとして、[[不正競争防止法]]違反の疑いで同社の役員を含む社員4人が逮捕、同社も書類送検された。その後、同社は罰金100万円の略式を受けたとともに、社員4人は不起訴処分となった<ref>
[[2014年]][[1月]]現在、ラジオライフの主な工作類はテクニカルライターの板倉<ref>
==
=== 月(誌 ===▼
# 和田洋一 - 創業者。1999年8月に死去。
*[[ゲームラボ]](バックアップ活用テクニック)▼
# 諏訪英世 - 2002年春まで。編集者出身。
*[[ラジオライフ]]▼
# 和田淳子 - 2002年春から2009年春まで。初代の妻。
# 渡邉剛 - 2009年春から。
# 和田淳子 - 再任。2012年春まで。
# 塩見正孝 - 現社長。
== 歴代所在地 ==
# 東京都中央区八丁堀一丁目13番2号(三和ビル) - 1983年1月まで。
# 東京都中央区八丁堀三丁目23番8号(ニュー石橋ビル)
# 東京都中央区八丁堀三丁目22番9号(石橋ビル) - 1995年12月まで。ニュー石橋ビルの向かい。{{Refnest|group="注"|地下鉄[[八丁堀駅]]のそばにあり、[[地下鉄サリン事件]]の時はいち早く異変を察知し取材に動いた。}}
# 東京都中央区京橋三丁目14番6号(斎藤ビル) - 1996年1月から2009年4月まで。{{Refnest|group="注"|隣に[[東京消防庁第一消防方面本部|東京消防庁京橋消防署]]、首都高速道路を挟んで[[警視庁高速道路交通警察隊]]がある。}}
# 東京都千代田区神田須田町二丁目6番地5(OS'85ビル) - 現在の場所。[[秋葉原]][[電気街]]から近い。
== 雑誌 ==
▲* [[ゲームラボ]](バックアップ活用テクニック)
▲* [[ラジオライフ]]
=== 季刊誌 ===
* ラジオ番組表(春と秋の[[改編期]]に発行)▼
▲*ラジオ番組表(春と秋に発行)
*[[ラジオライフDX]]▼
=== ムック ===
* レベル100になる本▼
* パトカーマニアックス▼
▲*レベル100になる本
* [[おもしろ無線受信ガイド]]▼
▲*パトカーマニアックス
* 電話マニア▼
▲*[[おもしろ無線受信ガイド]]
* [[周波数帳]]▼
▲*電話マニア
* [[図解アリエナイ理科ノ教科書]]▼
▲*[[周波数帳]]
* 航空無線のすべて▼
▲*[[図解アリエナイ理科ノ教科書]]
* GEKIDAS@激裏情報Vol.1-5
▲*航空無線のすべて
* ラジオマニア▼
* BCLライフ▼
▲*ラジオマニア
▲*BCLライフ
=== かつて発行していた雑誌 ===
* [[ラジオパラダイス]]
▲* [[ラジオライフDX]]
* 今月の寺
* 隔月刊 裏モノの本 - 1998年4月号,6月号,8月号の3号で終了。
* 裏ッ! - 関係者の退社により消滅した「裏モノの本」を復活させたムック。表紙のイラストは[[蛭子能収]]が描いた。
* 銭マガ - 小銭稼ぎ、転売、借金など金銭に関わる情報、体験ルポを掲載。2004年9月号より隔月で刊行。数号出したところで休刊。2011年に「銭マガリターンズ」として復活した。
* B-GEEKS - ゲームラボ増刊として発刊された雑誌。[[ギーク|GEEK]]とは「コンピュータ系のオタク」を意味する英語の俗語。休刊後、ここで執筆していた[[薬理凶室]]はRLに活動の場を移した。
* [[ワンダーJAPAN]] - 日本のユニークな建造物などの写真をメインとした雑誌。2005年12月に季刊として第1号が出る。途中から年2回発刊に変わり、2012年6月の第20号で休刊となった(各号はDVD「ワンダーJAPAN大全集」に収録)。RLにも関連記事があり、こちらは2019年12月号まで続いた。創刊号から編集長は関口勇が担当。関口はフリーランスとなり、2020年にスタンダーズから「[[ワンダーJAPON]]」として復刊させた。
== 主な書籍 ==
* 『ニガヨモギ』[[辛酸なめ子]] (2000年) - 筆者初の単行本は三才からの出版であった。
* 『アホ汁』[[ピョコタン]](2001年) - 後にシリーズ化。「SANSAI COMICS」というレーベルを使用。
* 『洗脳護身術』[[苫米地英人]](2003年) - 苫米地は他にも[[脳科学|脳機能学]]や[[洗脳]]関連の本を三才から複数出している。
* 『封印歌謡大全』[[石橋春海]](2007年) - [[放送禁止]]、発売中止となった歌謡曲158曲を紹介。同年には同著者により、「封印」された歌手へのインタビュー集『蘇る封印歌謡』(CD付き)も刊行された。
* 『図録・王立科学博物館』[[岡田斗司夫]](総監督)(2007年) - [[海洋堂]]の食玩のリーフレットを書籍化したもの。初版特典として[[スペースシャトル]]の模型が付いた。
* 『超解読』シリーズ(2012年~) - アニメ作品などの解説本。『[[魔法少女まどか☆マギカ|まどかマギカ]]』『[[涼宮ハルヒシリーズ|涼宮ハルヒ]]』など。
* 『[[エロマンガノゲンバ]]』[[稀見理都]](2016年) - 成年コミック分野の漫画家へのインタビュー集。[[三峯徹]]も登場。
* 『アリエナイ理科式世界征服マニュアル』亜留間次郎(2017年) - 著者が三才から出した初の単行本(2冊目は以下の『アリエナイ医科学事典』)
* 『いまさらですがソ連邦』[[速水螺旋人]]、津久田重吾(2018年) - [[共産趣味]]的なイラストコラム集。[[広江礼威]]や[[ジェーニャ (声優)|ジェーニャ]]も登場。
== 主なWebメディア ==
* [https://www.sansaibooks.co.jp/tag/0001/ ラジオライフ.com] - 月刊誌『ラジオライフ』のWebメディア版。本誌記事の一部が読める。
* [https://mitok.info/ mitok[ミトク]] - 業務スーパーやコストコ、コンビニなどのPB商品を中心にした食レポ系メディア。コンテンツをムック化した『コストコ ベストバイ』がある。
* [https://sansaibooks.stores.jp/ 三才ブックスオンラインショップ] - 三才ブックスが運営するECサイト。オリジナルDVDなども販売する。
== 有害図書指定問題 ==
* 2022年2月、[[鳥取県庁]]は、三才が発行した『アリエナイ医学事典』、『アリエナイ工作事典』、『裏グッズカタログ2022』の3冊を[[有害図書]]に指定した。適用範囲は[[鳥取県]]内のみならず、[[インターネット]]での販売も含まれていた。これを受け、[[Amazon.co.jp]]は3冊を販売停止とした。これに対し三才側は、有害指定や販売停止の理由が不明確だとして、鳥取県とAmazonに抗議を行った<ref>{{Cite web|和書|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2208/27/news087.html|title=「公権力による“暴力” そのものでは」 鳥取県の有害図書指定でAmazonが販売停止、出版元が抗議|accessdate=2023-01-27 |author=ねとらぼ}}</ref>。
== 関連人物 ==
* 伊藤英俊 - [[自由国民社]]で『[[ランラジオ]]』誌の編集をしていた。三才ブックスに移り、RLの初代編集長となった。三才の広告部門が独立し、'''株式会社ラジオハウス'''を設立した際には、代表取締役となった。1987年には八王子市の無線販売店・[[パックスラジオ]]の支援により、マガジンランドを設立し、RLと同じ分野の雑誌『[[アクションバンド電波]]』を創刊した。その後、2代目の編集長となった。
* 尾形誠規 - 1984年4月に入社し「今月の寺」の担当となる。「ラジオパラダイス」を経て、ムック担当に移り、1990年に出した「裏モノの本」がヒット、その後「裏○○の本」シリーズを多数刊行した。中核となる「裏モノの本」は年に1回の発行であったが、1998年に隔月刊化させた。この頃、経営側との対立が起き、編集部員や営業担当とともに退社。鉄人社を設立し、新たに月刊「[[裏モノJAPAN]]」を発行、編集長を10年に渡り務めた。その後、鉄人社の代表取締役となった。また、自分でも[[袴田事件]]に関する本を執筆している。フリーライターの[[北尾トロ]]や[[下関マグロ]]にはムック初期の頃から執筆の場を与えた。
* 諏訪英世 - 元々ムック編集部にいたが、1996年12月号から副編集長としてRL編集部へ移る。1997年2月号にはRL編集長に就任。1998年にはムック関係者が退社してしまう。1999年夏に創業社長が急逝すると2代目の社長となる。三才から消えていた「裏モノ」を、新たに「裏ッ!」として復活させた。RL2020年6月号の歴代編集長座談会には登場していない。1996年初の体重は108kg。「好きなAV女優は[[美里真理]]」と東京ペディションで公言した。
== 脚注
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
{{Reflist}}
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* [http://www.sansaibooks.co.jp/ 三才ブックス online]
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* {{Twitter|radiolife1980}}
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