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{{Infobox 漫画家
| 名前 = 安彦 良和
|ふりがな = やすひこ よしかず
| 画像 = Yasuhiko Yoshikazu "The World of Gundam" at Opening Ceremony of the 28th Tokyo International Film Festival (22442053681) (cropped).jpg
| 画像サイズ = 180px
| 脚注 = [[2015年]]、[[第28回東京国際映画祭]]にて([[2015年]])
| 本名 =
| 生年 = {{生年月日と年齢|1947|12|9}}<ref>{{Cite book|和書|author=おしぐちたかし |year=2003 |title=漫画魂(スピリット) おしぐちたかしインタビュー集 |publisher=[[白夜書房]] |isbn=978-4-8936-7911-6}}</ref>
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| 活動期間 = [[1970年]] -
| ジャンル =
| 代表作 = {{ubl|'''アニメ'''|『[[機動戦士ガンダム]]』([[キャラクターデザインおよび]]・[[作画監督]] ほか<br>など|'''漫画'''|『[[ナムジ]]』|『[[王道の狗]]』|『[[虹色のトロツキー]]』|『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』 ほかなど}}
| 受賞 =
| 受賞 = 第19回[[日本漫画家協会賞]]優秀賞(『ナムジ』)<br>第4回[[文化庁メディア芸術祭]]マンガ部門優秀賞受賞(『王道の狗』)<br>第43回[[星雲賞]]コミック部門(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』)
* 第19回[[日本漫画家協会賞]]優秀賞(『ナムジ』)
* 第4回[[文化庁メディア芸術祭]]マンガ部門優秀賞受賞(『王道の狗』)
* 第43回[[星雲賞]]コミック部門(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』)
| サイン =
| 公式サイト =
}}
'''安彦 良和'''(やすひこ よしかず、[[1947年]][[12月9日]] - )は、[[日本]]の[[漫画家]]、[[アニメーター]]、[[キャラクターデザイナー]]、[[アニメ監督]]、[[イラストレーター]]、[[小説家]]。[[北海道]][[紋別郡]][[遠軽町]]出身。[[埼玉県]][[所沢市]]在住
[[北海道]][[紋別郡]][[遠軽町]]出身。[[埼玉県]][[所沢市]]在住。
 
[[遠軽高校]]、[[弘前大学]]を経て、1970年[[虫プロ]]養成所に入りアニメーターとなる。虫プロ倒産後はフリーとなり『[[宇宙戦艦ヤマト]]』『[[勇者ライディーン]]』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』『[[無敵超人ザンボット3]]』など数多くのアニメ作品に携わる。その中でもキャラクターデザインおよび作画監督を務めたアニメ『[[機動戦士ガンダム]]』は、その後放映された劇場版とも併せ[[社会現象]]ともいえるブームを巻き起こし、2022年の時点でも根強い人気を誇る<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20220715-JVK4UKFVNNJ33AJ3ECA2N2YCQI/|title=「ガンダム」展きょう開幕 安彦良和さん作品 福岡|publisher=産経ニュース|date=2022-07-15|accessdate=2022-07-16}}</ref>。
 
1990年以降、アニメ製作現場を離れて専業漫画家となり、『[[ナムジ]]』『[[虹色のトロツキー]]』『[[王道の狗]]』など主に歴史ものを描いて第19回[[日本漫画家協会賞]]優秀賞(『ナムジ』)、第4回[[文化庁メディア芸術祭]]マンガ部門優秀賞(『王道の狗』)などを受賞した。
 
2001年から2011年まで漫画雑誌『[[ガンダムエース]]』で連載した『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』は、累計発行部数1,000万部を超えるヒット作となり<ref>{{Cite web |和書|url=http://www.gundam-the-origin.net/world/ |title=機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式サイト WORLD 作品紹介 |publisher=[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]] |accessdate=2014-10-10}}</ref>、同作のアニメ化作品『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN#アニメ|機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル]]』(2015年2月公開)では総監督を務め、約25年ぶりにアニメの現場に復帰した<ref name="asahi20150228">{{Cite news |title=シャアとセイラの生い立ち、アニメ化 安彦良和総監督 |newspaper=[[朝日新聞]]デジタル |date=2015-02-28 |url=http://www.asahi.com/articles/ASH2P5JQBH2PUCVL00H.html |accessdate=2015-03-24}}</ref>。
 
[[日本漫画家協会]]会員。[[日本SF作家クラブ]]会員だったが<ref>日本SF作家クラブ編『SF入門』(早川書房、2001年、巻末名簿)</ref>2023年5月時点では退会している。
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== 経歴 ==
===生い立ち===
[[1947年]]、[[北海道]][[オホーツク総合振興局|オホーツク管内]][[遠軽町]]東社名淵(ひがししゃなふち、現在の若松)に、姉三人、兄二人(ただし長男は生後間もなく亡くなった)、妹一人の三男として生まれる<ref name="北海道新聞20120306">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 2 |newspaper=[[北海道新聞]] |edition=夕刊 |date=2012-03-06}}</ref>。曽祖父は[[福島県]][[伊達郡]][[半田村 (福島県)|半田]](現・[[桑折町]]半田の半田銀山で絵図面描きをしていたといい、1891年に祖父が[[屯田兵]]として遠軽町に移り住み、開拓を始めた。それまで「あびこ」と名乗っていた姓の読みを「やすひこ」に変更する<ref>{{Cite news|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20241111/k00/00m/040/076000c|title=ガンダムの安彦良和さん、新作短編構想 ルーツの福島の銀山が舞台|newspaper=[[毎日新聞]]|date=2024-11-11|accessdate=2024-11-20}}</ref>。安彦の父は東社名淵の[[ニホンハッカ|ハッカ]]作りの代表格で、1938年から1942年までは町会議員もつとめており<ref>{{Cite web |和書|url=http://itokhotsk.iobb.net/ganbo/tyousi/gyousei/data3.htm |title=遠軽町史 第二次町会(昭和13年6月30日選挙)定数24人 |publisher=がんぼネットワークス |accessdate=2014-09-22}}</ref>、自身いわく「普通の、裕福でも悲惨でもない農家」であったという<ref name="北海道新聞20120306" />。
 
幼いころから3歳年上の兄が買っていた学年誌を読むなどして漫画に興味を持ち、小学校3年生のころには[[鈴木光明]]の『織田信長』に惹かれ「川中島の合戦」のシーンを自己流でノートに鉛筆書きしていた<ref name="北海道新聞20120307">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 3 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-07}}</ref>。漫画はもっぱら友人から借りて読むことが多く小学校5・6年のころには[[横山光輝]]の『[[鉄人28号]]』が好きで、ノートの余ったページなどに誰に見せるでもなく漫画を描いていた。安彦の父はそれを「ポンチ絵」と呼んで人に見せるなど無邪気に喜んでいたが、母は「そんなしょうもないことしてるんなら家の手伝いをしろ」と嫌がっていた<ref name="北海道新聞20120307" />。またこの頃見たアニメ映画『[[白蛇伝 (1958年の映画)|白蛇伝]]』が安彦が初めて見たアニメ映画であった。
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=== アニメーター時代 ===
1970年、新聞広告をみて[[虫プロダクション#株式会社虫プロダクション(旧虫プロ)|旧虫プロダクション]]虫プロ養成所の2期生として入社。養成所教官の沼本清海から「[[高橋信也]]に女の描き方を習え」と言われ、まだ動画マンであったにも拘らず『[[さすらいの太陽]]』で作画設定に抜擢される<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mushi-pro.co.jp/2010/09/%E3%81%95%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD/|title=さすらいの太陽|accessdate=2019-03-09|publisher=虫プロダクション株式会社}}</ref>。その後、先輩アニメーターの[[進藤満尾]]、同じく新人だった[[川尻善昭]]との3人チームで『[[ムーミン (アニメ)|新ムーミン]]』に原画マンとして参加。オープニング冒頭のムーミンが逆立ちするカットが初の原画仕事となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://otocoto.jp/interview/furukawa-yasuhiko-03/|title=戦友・富野由悠季と安彦良和、そして古川登志夫の駆け抜けた“ガンダム前夜”70年代アニメ史 レジェンドクリエイターインタビュー安彦良和×古川登志夫[安彦良和 THE ORIGIN編]|date=2017-03-19|accessdate=2019-03-09|publisher=otoCoto}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.b-ch.com/contents/feat_creators_selection/backnumber/v16/|title=クリエイターズ・セレクションVol.16 監督:川尻善昭 インタビュー|date=2014-11-25|accessdate=2019-03-09|publisher=バンダイチャンネル}}</ref><ref>{{Cite book|和書|author=スタジオ雄 |year=2008 |title=PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス) 2 川尻善昭|publisher=[[キネマ旬報社]] |isbn=978-4-8737-6304-0}}</ref><ref name="北海道新聞20120313">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 8 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-13}}</ref>。
 
[[1973年]]虫プロの倒産後はフリーとなって、[[オフィス・アカデミー]]や[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]の前身の[[創映社]]に活動の場を移す。オフィスアカデミーでは、『[[宇宙戦艦ヤマト]]』の絵コンテ、創映社(日本サンライズ)では『[[ゼロテスター]]』([[1973年]] - [[1974年]])、『[[勇者ライディーン]]』、『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』などのSF、ロボット作品、『[[ろぼっ子ビートン]]』『[[わんぱく大昔クムクム]]』といったギャグ、ファンタジー作品などに携わる。
 
根っからのアニメ好きというわけではなかった安彦は、学生運動時代の友人から「アニメやってどうすんの? 世の中変えられるの?」と言われ、「ただの絵描きじゃなく(中略)責任領域を広げてやりがいを拡大しないと合わせる顔がなかった」とアニメの仕事に罪悪感のようなものも覚えていた<ref name="北海道新聞20120313" />。だが1974年に『ヤマト』の仕事を手掛けるようになってからは[[西崎義展]]プロデューサーの影響もあり「いい大人が本気でやってもよい仕事なんだ」と感じるようになったという<ref name="北海道新聞20120314">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 9 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-14}}</ref>。『わんぱく大昔クムクム』では自ら企画書を出し、脚本、演出、作画にも関わった。この主人公クムクムは、1973年に生まれた安彦の長男がモデルとなっている<ref name="北海道新聞20120314" />。
なお次男は現在安彦のアシスタントを務めている<ref>https://www.tokyo-np.co.jp/article/89894</ref>。
 
創映社が[[サンライズ (アニメ制作会社)|日本サンライズ]]になり制作された『[[無敵超人ザンボット3]]』ではキャラクターデザインを担当。1978年の「さらば宇宙戦艦ヤマト」をもってヤマトとは「それこそさらばだ」と思っていた安彦であったが、西崎プロデューサーの強い慰留にあい後のテレビシリーズなどにも参加した<ref name="北海道新聞20120315">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 10 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-15}}</ref>。だが1979年に『機動戦士ガンダム』が始まった際についに電話で大げんかして『ヤマト』と袂を分かつ<ref name="北海道新聞20120315" />。
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1979年4月から放映された『[[機動戦士ガンダム]]』ではキャラクターデザインおよび作画監督を務めた。だがテレビシリーズ制作中に病気([[胸膜炎|肋膜]])で5か月ほど入院したため、全43話中最後の10話には参加していない<ref name="北海道新聞20120315" />。その後、映画化された際に、この10話を含めた修正を行ったという。
 
1983年、劇場用アニメ『[[クラッシャージョウ]]』で初監督をつとめる。原作の[[高千穂遙]]は安彦の友人でもあり断れる雰囲気ではなかったが、後に本人としては「必ずしもやりたくなかった」「[[スペースオペラ]]って面白さがいまいち分からなかった」と語っている<ref name="北海道新聞20120316">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 11 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-16}}</ref>。原作・監督をつとめた1984年の『[[巨神ゴーグ]]』は商業的に振るわず、「アニメ屋としての気持ちが切れた」<ref name="北海道新聞20120316" />。
 
[[1979年]]に『[[リュウ (雑誌)|リュウ]]』誌([[徳間書店]])に『[[アリオン (漫画)|アリオン]]』を発表し漫画家デビュー。1986年には劇場用アニメ『アリオン』を自ら監督。数年間アニメと漫画の二足のわらじをはいていたが、1989年に『[[ヴイナス戦記]]』を監督した以降は専業漫画家になる。
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2001年6月、アニメーター時代に主要スタッフとして関わった作品『機動戦士ガンダム』をコミカライズした『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』の連載をガンダム専門の月刊誌『[[ガンダムエース]]』にてスタートさせる。連載は2001年6月号から2011年8月号まで約10年間におよんだ。執筆動機について、アニメのガンダムがヒットし一部ファンや自称評論家が「ニュータイプが世界を変えるのがガンダムのテーマ」と発言しているのを耳にし、これは学生運動時代に聞いた「革命的な党をつくったら革命ができる」といった観念を弄ぶような言葉と同じもので非常に危ない、「最初につくって裏表知る人間が知らん顔しちゃいけない」「当時、どんな考えでガンダムが作られたか自分は知っている。それを描けるのは僕だけだ」としてこの仕事を引き受けたという<ref name="北海道新聞20120317">{{Cite news|和書|title=私のなかの歴史 オホーツクから「ガンダム」へ 12 |newspaper=北海道新聞 |edition=夕刊 |date=2012-03-17}}</ref>。
 
2006年、[[神戸芸術工科大学]]メディア表現学科教授に就任<ref>{{Cite web |和書|url=http://www.kobe-du.ac.jp/faculty_member/yasuhiko-y/ |title=客員教授 |publisher=[[神戸芸術工科大学]] |accessdate=2014-09-12}}</ref>。2015年3月まで教員を勤めた<ref>{{Cite web |和書|date=2015-11-17 |url=https://www.kobe-du.ac.jp/2015/11/50484/ |title=第20回アニメーション神戸 授賞式 |publisher=神戸芸術工科大学 |accessdate=2020-08-12}}</ref>。
 
2012年3月、[[北海道新聞]]夕刊において、自らの半生について語った「私のなかの歴史」を連載<ref>『[[北海道新聞]]』2012年3月5日付夕刊</ref>。また、2013年11月11日から12月28日まで[[中日新聞]]・[[東京新聞]]夕刊などで連載されている自身の半生やエピソードを綴るコラム「この道」を執筆した。
 
2014年5月、[[OVA]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の総監督を務めることが発表された。アニメ制作に携わるのは約25年ぶりである<ref name="asahi20150228" />。
 
2018年に始まった「乾と巽 -ザバイカル戦記-」を最後の連載作品としている<ref>https://afternoon.kodansha.co.jp/c/inuitotatsumi/</ref>。
 
2019年12月14日、安彦が住む所沢市と、ガンダム関連の書籍を出版する[[KADOKAWA]]が主催する「第5回ところざわ文化創造会議」([[ところざわサクラタウン|COOL JAPAN FOREST構想]]の一環として開始した会議)にて、講演を行う。
 
2022年に公開された[[機動戦士ガンダム_ククルス・ドアンの島]]を最後のアニメ作品としている<ref>https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220602-gundam-yasuhiko-intv</ref>。
 
== 作風 ==
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* [[劇画]]が嫌いで、劇画調の『[[科学忍者隊ガッチャマン]]』や『[[ゼロテスター]]』は苦手であった<ref>『動画王』vol.7 キネマ旬報社、1998年 pp. 162-183</ref>。また[[手塚治虫]]の画風も駄目だと考えており、自身の画風は[[永井豪]]の画風が近いと述べている。
* S字型に腰を前方突出させた立ち姿を描き、その独特の色気のある立ち姿は、ファンから「やすひ腰」「安彦立ち」(主に「[[大河原邦男|ガワラ立ち]]」、「[[カトキハジメ|カトキ立ち]]」との対比で呼ばれる)と親しまれているが、本人曰く「虫プロ在籍時代に習った」とのこと。
 
== 評価 ==
=== 幾原邦彦 ===
アニメーション監督で音楽プロデューサーの[[幾原邦彦]]は、『[[アリオン]]』や『[[ヴィナス戦記]]』を例に挙げた上で、男性が主役の場合、いつも傍にいる幼なじみの女性と結ばれるストーリー展開が多く、[[マザコン]]の極致であるとして、「よく考えると、非常に気持ち悪い話ですよね」と語り、年上で食わせ者の女性に、年下の男性が惹かれるパターンの心理描写を全く理解していないのではないかと推察している<ref>『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P80</ref>。
 
== 受賞歴 ==
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* 2015年 第20回[[アニメーション神戸|アニメーション神戸賞]]特別賞を受賞。
* 2021年 [[第44回日本アカデミー賞]]協会特別賞を受賞<ref>[https://www.japan-academy-prize.jp/prizes/44.html 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!]、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月17日閲覧。</ref>。
* 2022年 [[文化庁]]映画賞<ref>[https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93766301_01.pdf 【報道資料】令和4年度文化庁映画賞(文化記録映画部門・映画功労部門)を決定しました]</ref>
* [[2022年]] TVテレビ番組『[[浦沢直樹の漫勉|浦沢直樹の漫勉neo]]neo 〜安彦良和〜』により第25回[[文化庁メディア芸術祭]]エンターテインメント部門大賞受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://j-mediaarts.jp/award/single/naoki-urasawa-presents-manben-neo-yoshikazu-yasuhiko/ |title=浦沢直樹の漫勉neo 〜安彦良和〜 |website=文化庁メディア芸術祭 |accessdate=2023-09-28}}</ref>。
* 2024年 第7回[[井上靖]]記念文化賞特別賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/329/348/380/inouey_kinen_d/fil/7th_pressrelease.pdf |title=第7回井上靖記念文化賞の受賞者について |publisher=[[旭川市]] |format=PDF |date=2024-03-22 |accessdate=2024-03-23}}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/990849/ |title=第7回井上靖記念文化賞に石内都さん 特別賞に安彦良和さん |website=北海道新聞デジタル |publisher=[[北海道新聞]] |date=2024-03-22 |accessdate=2024-03-23 |url-access=subscription}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/566170|title=安彦良和、第7回井上靖記念文化賞の特別賞を受賞 5月に旭川市で講演会も|website=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2024-03-22|accessdate=2024-03-23}}</ref>
 
== 作品リスト ==
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|徳間書店・少年キャプテンコミックス/全3巻/1986年1月-1987年6月発行 ほか
|徳間書店『[[月刊少年キャプテン]]』 1985年2月号-1987年4月号
|『アリオン』映画化の際、取材旅行先でトルコを訪れたことで生まれた作品。この旅行は安彦自身初の海外旅行でもあった{{sfn|ユリイカ|2007|p=196}}。文春デジタル漫画館から全2巻で[[電子書籍]]化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692062400000000000Q</ref>
|-
|[[ヴイナス戦記]]
|[[学研ホールディングス|学習研究社]]・ノーラコミックス/全4巻/1987年9月-1990年5月発行 ほか
|学習研究社『[[月刊コミックNORA]]』1986年9月号-1990年4月号
|1989年劇場アニメとして公開。
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|[[学習研究社]]・ノーラコミックスデラックス/全3巻/1993年10月-1995年6月発行
|学習研究社『月刊コミックNORA』1992年9月号-1995年4月号
|[[源義経]]の忘れ形見・星若丸が、十三安東氏などの協力を得て親の仇である[[鎌倉幕府]]を打倒しようとする物語。文春デジタル漫画館から電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692098500000000000J</ref>
|-
|[[三河物語]] マンガ日本の古典 23
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|[[NHK出版]]・ソフトカバー/全3巻/1995年10月-1996年7月発行。新版/全1巻/2002年3月
|描き下ろし(原作[[大谷暢順]])
|初のオールカラーの描き下ろし作。文春デジタル漫画館から電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692057900000000000I</ref>
|-
|イエス JESUS
|NHK出版・ソフトカバー/全2巻/1997年4月-1997年9月発行。新版/全1巻/2003年3月
|描き下ろし
|オールカラーの描き下ろし。文春デジタル漫画館から電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692057800000000000F</ref>。
|-
|マラヤ MARAYA
|[[メディアワークス]]・DengekiComics EX/全4巻/1998年5月-2000年10月発行。新版・チクマ秀版社/全1巻/2005年11月
|メディアワークス『電撃 Adventures』VOL.18-27、『電撃 hp』VOL.5-7
|オールカラー第三作目。SFファンタジー作。文春デジタル漫画館から電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692117300000000000E</ref>
|-
|[[我が名はネロ]]
|文藝春秋・ビンゴコミックス/全2巻/1998年11月-1999年9月発行 ほか
|[[文藝春秋]]『[[月刊コミックビンゴ]]』1998年3月号-1999年5月号。第13話-15話描き下ろし
|[[ローマ皇帝]][[ネロ]]の即位から死までを描いた作品。掲載誌廃刊のため、第13話以降は単行本描き下ろし。文春デジタル漫画館から電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1609004000000000000A</ref>
|-
|[[王道の狗]]
189 ⟶ 202行目:
|[[韃靼タイフーン]]
|メディアファクトリー・MFコミックスフラッパーシリーズ/全4巻/2001年1月-2002年5月発行 ほか
|メディアファクトリー『[[コミックフラッパー]]』2000年3月号-2002年5月号
|近未来の[[函館市|函館]]を舞台にした冒険活劇。
|-
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|NHK出版・NHKスペシャル文明の道 COMIC Version/全1巻/2003年7月発行、完全版2008年3月
|描き下ろし
|[[NHKスペシャル]]『[[文明の道]]』のコミカライズ作品。2018年11月、文春デジタル漫画館で電子書籍化<ref>https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692058000000000000H</ref>
|-
|[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
|[[角川書店]]・角川コミックエース/全24巻/2002年6月-2011年11月、2015年2月発行<br />角川書店・愛蔵版/全12巻/2005年5月-2014年8月発行
|角川書店『[[ガンダムエース]]』創刊号(2001年6月号)-2011年8月号
|安彦によるアニメ『機動戦士ガンダム』の漫画版。設定・デザインに一部アニメ版との差異があり「シャア・セイラ編」など漫画版独自のストーリーも加えられた。第43回星雲賞(コミック部門)受賞。<br>2015年2月には番外編をまとめた24巻特別編も刊行された<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321410000165/ |title= 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24)特別編 |publisher=[[角川書店]] |accessdate=2015-03-25}}</ref>。原典アニメ版の前日譚に当たる部分が安彦自身の監督によりアニメ化された
|-
|[[麗島夢譚]](うるわしじま ゆめものがたり)
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|[[天の血脈]]
|講談社・アフタヌーンKC/全8巻/2012年8月-2016年10月 ほか
|講談社『[[月刊アフタヌーン]]』2012年3月号-2016年11月号
|明治末期の日本・アジアを舞台にした作品。『虹色のトロツキー』『王道の狗』と共に近代史3部作とも称される<ref>{{Cite web |和書|url=httphttps://konomanga.jp/guide/27419-2 |title=『天の血脈』第5巻 安彦良和 【日刊マンガガイド】 |work=このマンガがすごい! WEB |publisher=[[宝島社]] |accessdate=2019-03-12}}</ref>。第20回[[文化庁メディア芸術祭マンガ部門]]審査委員会推薦作品<ref>{{Cite web |和書|url=http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2017/manga/works/20mj_ten_no_ketsumyaku/ |title=第20回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品 |publisher=[[文化庁]] |accessdate=2019-03-12}}</ref>。
|-
|[[ヤマトタケル (安彦良和の漫画)|ヤマトタケル]]
|角川書店・カドカワコミックス・エース/全6巻/2013年2月-2018年10月 ほか
|角川書店『[[サムライエース]]』VOL.1-10(休刊)、ComicWalker 2014年8月20日配信号-2018年6月20日配信号<ref>{{Cite web|和書|url=https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01000040010000_68/|title=ヤマトタケル 無料漫画詳細|publisher=無料コミック ComicWalker|date=2018-06-20|accessdate=2018-09-25}}</ref>
|『ナムジ』『神武』『蚤の王』に続く日本古代史物。[[ヤマトタケル]]を主人公として、その生涯を描く。
|-
|乾と巽 -ザバイカル戦記-
|講談社・アフタヌーンKC/既刊9全11巻/2019年4月-2024年7月
|講談社『月刊アフタヌーン』2018年11月号-2024年7月号<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/574745|title=安彦良和「乾と巽」アフタヌーンで完結|publisher=コミック・ナタリー|date=2024-05-24|accessdate=2024-05-27}}</ref>
|[[シベリア出兵]]を題材とした作品<ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20180924/dyo/00m/200/012000c|title=安彦良和 70歳の“最後の新連載”「乾と巽」が「アフタヌーン」でスタート|publisher=[[毎日新聞]]|date=2018-09-25|accessdate=2018-09-25}}</ref>。
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|}
248 ⟶ 261行目:
* 『原点 THE ORIGIN 戦争を描く、人間を描く』[[岩波書店]]、2017年。聞き手:[[斉藤光政]]
* 『革命とサブカル 「あの時代」と「いま」をつなぐ議論の旅』言視舎、2018年
* [[杉田俊介]]『安彦良和の戦争と平和-ガンダム、マンガ、日本』[[中公新書]]ラクレ]]、2019年。インタビュー討論
* 『安彦良和マイ・バック・ページズ』[[太田出版]]、2020年。聞き手:石井誠
* 『安彦良和マイ・バック・ページズ 『[[機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島]]』編』太田出版、2023年2月。聞き手:石井誠
* 『安彦良和の歴史画報 著者が語る歴史マンガガイド』[[玄光社]]、2023年11月。ビジュアルガイド
 
=== アニメーション作品 ===
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* [[ヴイナス戦記]] 原作・'''監督'''・脚本・キャラクターデザイン・絵コンテ・原画(ノンクレジット)
* [[機動戦士ガンダム THE ORIGIN#アニメ|機動戦士ガンダム THE ORIGIN]] 原作・'''総監督'''・キャラクターデザイン・絵コンテ・原画
* [[機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島]] '''監督'''<ref name="yt20211221" /><ref>{{Cite web |和書|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2112/21/news092.html |title=映画「ククルス・ドアンの島」22年初夏公開 「機動戦士ガンダム」の名エピソードを安彦良和監督が映画化 |website=ITmedia NEWS |publisher=ITmedia |date=2021-12-21 |accessdate=2021-12-21}}</ref>・キャラクターデザイン<ref name="yt20211221">{{Cite video |url=https://www.youtube.com/watch?v=Zj5nfqmt8qU&t=28s |title=『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』超特報映像 |publisher=ガンダムチャンネル |time=28s |medium=YouTube配信 |date=2021-12-21 |accessdate=2021-12-21}}</ref>・原画
 
==== デザイン ====
268 ⟶ 282行目:
* [[無敵超人ザンボット3]] キャラクターデザイン
* [[テラホークス|テラホーク ー地球奪還指令ー(企画のみ)]] キャラクターデザイン・メカニックデザイン
* [[ガンダムシリーズ]]
** [[機動戦士ガンダム]] アニメーションディレクター・キャラクターデザイン・作画監督
** [[機動戦士Ζガンダム]] キャラクターデザイン
** [[機動戦士ガンダムF91ΖΖ]] キャラクターデザイン協力
** [[機動戦士ガンダムUCF91]] オリジナルキャラクターデザイン
** [[GUNDAM EVOLVE]](EVOLVE../9) キャラクターデザイン
** [[機動戦士ガンダムUC]] オリジナルキャラクターデザイン
* [[白い牙 ホワイトファング物語]] キャラクターデザイン
* [[機動戦士Ζガンダム]] キャラクターデザイン
* [[機動戦士ガンダムF91]] キャラクターデザイン
* [[地球SOS それいけコロリン]] キャラクターデザイン
* [[新海底軍艦]] キャラクターデザイン
* [[GUNDAM EVOLVE]](EVOLVE../9) キャラクターデザイン
* [[機動戦士ガンダムUC]] オリジナルキャラクターデザイン
 
==== 作画・演出スタッフとして参加の作品 ====
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* [[ろぼっ子ビートン]] フィニッシュ担当(作画監督)
* [[ゼロテスター]] 原画・演出
* [[宇宙戦艦ヤマトシリーズ]] 絵コンテ・原画(最終話)
** [[宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち]] 絵コンテ・原画(最終話)
* [[さらば宇宙戦艦ヤマト]] 原案協力(ノン・クレジット){{efn2|[[西崎義展]]プロデューサーのブレインとして、白色彗星や新造戦艦等のアイディアを提出している。これらは会議の席上では西崎義展名義で発表された<ref name="松本零士">『松本零士・初期SF作品集 限定版BOX』、インタビューより</ref>。}}。・絵コンテ・原画(ノン・クレジット){{efn2|[[西崎義展]]プロデューサーの指名で巨大戦艦出現からヤマト特攻までの一連の原画を担当。作画監督には「一切修正を加えるな」との厳命が下された<ref>「アニメ大好き!~ヤマトからガンダムへ~」での氷川竜介(中谷達也名義)の解説による</ref>。}}。
** [[さらば宇宙戦艦ヤマト2]] シリーズ構成原案協力(ノン・クレジット){{efn2|[[西崎義展]]プロデューサーの依頼によっブレインとして、脚本陣とともにテレビ用白色彗星や新造戦艦等構成と設定の変更アイディア行ったとの提出している。れらは会議の席上では西崎義展名義で発表された<ref name="松本零士">『松本零士・初期SF作品集 限定版BOX』、インタビューより</ref>。}}。・絵コンテ・原画(ノン・クレジット){{efn2|[[西崎義展]]プロデューサーの指名で巨大戦艦出現からヤマト特攻までの一連の原画を担当。作画監督には「一切修正を加えるな」との厳命が下された<ref>「アニメ大好き!~ヤマトからガンダムへ~」での氷川竜介(中谷達也名義)の解説による</ref>。}}。
** [[宇宙戦艦ヤマト2]] シリーズ構成(ノン・クレジット){{efn2|[[西崎義展]]プロデューサーの依頼によって、脚本陣とともにテレビ用の構成と設定の変更を行ったとのこと<ref name="松本零士" />。}}。・絵コンテ
* [[宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち]] 絵コンテ・原画
** [[宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち]] 絵コンテ・原画
* [[闘将ダイモス]] 絵コンテ
* [[無敵鋼人ダイターン3]] 作画監督・絵コンテ・原画(只野泰彦 名義)
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=== CM ===
* [[サッポロビール]] “第95回箱根駅伝用オリジナルCM”年始特別バージョン(2018年1月2日・3日 日本テレビ系『[[第95回東京箱根間往復大学駅伝競走]]』内にて放送)安彦良和描き下ろし線画アニメーション<ref>{{Cite web |和書|date=2018-12-26 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000163121 |title=安彦良和が描くサッポロビール『箱根駅伝』CM、楽曲はBUMP OF CHICKEN「ロストマン」 |publisher=BARKS |accessdate=2019-12-01}}</ref><ref>{{Cite web |和書|date=2018-12-26 |url=https://natalie.mu/comic/news/313896 |title=安彦良和がサッポロビールの箱根駅伝CMで線画を担当、大迫・設楽選手の走り描く |publisher=コミックナタリー |accessdate=2019-12-01}}</ref>
 
=== その他 ===
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== テレビ出演 ==
* 機動戦士ガンダム30周年記念 みんなのガンダム 完全版(2009年4月26日、[[アニマックス]])
* [[めざましテレビ]](2014年11月21日、フジテレビ)<ref>[httphttps://web.archive.org/web/20150205142321/https://datazoo.jp/tv/%E3%82%81%E3%81%96%E3%81%BE%E3%81%97%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93/806541/4 めざましテレビ|2014/11/21(金)放送 | TVでた蔵]</ref>
* [[漫道コバヤシ]](2015年5月19日、フジテレビONE)
* [[ゴロウ・デラックス]](2015年9月3日、TBS)<ref>[https://www.gundam.info/news/video-music/news_video-music_20150903_13810p.html ガンダムインフォHP、TBS系列「ゴロウ・デラックス」に安彦良和氏が出演!本日9月3日深夜0:41より放送!]</ref>
* [[ノージーのひらめき工房]](2018年12月8日{{要出典|date=2021年10月}}・2020年12月12日<ref>{{Cite web |和書|url=https://www.nhk.jp/p/nozy/ts/K15G627MP9/episode/te/P8487M1V19/ |title=「クラフト流 こすりだしの特訓」 - ノージーのひらめき工房 |website=NHK |accessdate=2021-10-04}}</ref>、[[NHK教育テレビジョン|NHK Eテレ]])
* [[こころの時代]]〜宗教・人生〜「わかり合えないをわかりたい」(2019年5月、NHK Eテレ)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/3GYZL4ZG84/|title=選「わかり合えないをわかりたい」 |publisher=NHK|accessdate=2020-07-06}}</ref>
* 『[[浦沢直樹の漫勉|浦沢直樹の漫勉neo]]』(2021年6月9日、NHK Eテレ)
* [[有吉×怪物]](2021年9月29日、日本テレビ)<ref>{{Cite web |和書|url=https://natalie.mu/eiga/news/447105 |title=トム・クルーズをしのぐ俳優、手塚治虫が嫉妬するアニメーター!?“怪物”に迫る特番放送 |website=映画ナタリー |publisher=ナターシャ |date=2021-09-29 |accessdate=2021-10-04}}</ref>
 
== 連載 ==
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* 「不滅の少年ボイス」と称するほど[[田中真弓]]のファンである事を公言している<ref name="『エンタミクス』2015年5月号">エンターブレイン『エンタミクス』2015年5月号、pp. 70-71「安彦良和が『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』を描いた理由」より。</ref>。アニメの仕事から離れた為、一緒に仕事をする事はないと思っていたが、『THE ORIGIN』で声を頂いた事に喜んでいる<ref name="『エンタミクス』2015年5月号" />。
* [[湖川友謙]]とは同郷、出身高校も同じ(湖川が2学年下)であるが、アニメ業界に入るまでお互いに面識がなかったという。
* 終戦にともなっておこなわれた一億総懺悔のなかにはそこまで反省しなくてもいい問題がいっぱいあるので国家の安定とともに復元の動きが出るのはあたりまえだとしつつも、方向をまちがってしまうと『日本は侵略なんかしていない』とか『植民地支配は悪だというけど、日本はいいことだってしたではないか』ともどりすぎてしまう。安倍晋三首相のやっていることも、もどっちゃいけない方向だと思うと著書の『原点 THE ORIGIN 戦争を描く、人間を描く』で述べている<ref>https://lite-ra.com/2017/05/post-3158_3.html</ref>。
 
== 弟子 ==
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== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|date=2007-08-01 |title=[[ユリイカ (雑誌)|ユリイカ 詩と批評]] 特集=安彦良和『アリオン』から『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』まで |publisher=2007年9月号・[[青土社]] |isbn=978-4-7917-0167-4 |ref={{sfnref|ユリイカ|2007}} }}
* {{Cite web |和書|author=石川智也|url=https://www.asahi.com/and_M/20200221/9894662/ |title=人はめぐりあい、過ちを繰り返す 『ガンダム』で描いた正義なき世界 安彦良和のTHE ORIGIN(前編) |website=朝日新聞デジタル&M(アンド・エム) |publisher=[[朝日新聞社]] |date=2020-02-20 |accessdate=2021-08-05 |ref={{sfnref|&M|2020}} }}
 
== 外部リンク ==
* [{{Webarchive |url=https://web.archive.org/web/20110903073755/http://www.add-system.co.jp/yasuhiko/top.html |title=安彦良和原画展]{{リンク切れ|date=2023年1月}}
<!-- * [http://www.animation-nerima.jp/ 練馬アニメーションサイト「ネリマアニメウォーク2 安彦良和先生」インタビュー動画]{{リンク切れ|date=2023年1月}} -->
<!-- * [httphttps://www.youtube.com/watch?v=uTK_m3Te2N8&feature=player_embedded 「安彦良和さんの描画風景」動画]{{リンク切れ|date=2023年1月}} -->
 
* 安彦良和ラボ-オンラインコミュニティ-
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[[Category:神戸芸術工科大学の教員]]
[[Category:弘前大学出身の人物]]
[[Category:北海道遠軽高等学校出身の人物]]
[[Category:北海道出身の人物]]
[[Category:1947年生]]