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トレント・レズナー (Creative Officer)
|pricing=個人 ¥1,080/月<br />個人 ¥10,800/年<br />ファミリー ¥1,680/月<br />学生 ¥580/月
|platform=[[macOSiOS]], [[iOSiPadOS]], [[iPadOSmacOS]], [[tvOS]], [[watchOS]], [[visionOS]], [[CarPlay]], [[HomePod]], [[Microsoft Windows|Windows]], [[Android (オペレーティングシステム)|Android]], [[Android Auto]], [[ChromeOS]], [[Amazon Echo]], [[PlayStation 5]], [[Xbox]], [[Sonos]], [[テスラ (会社)|Tesla]], [[World Wide Web|Web]]
|availability=167の国と地域
|website={{URL|https://music.apple.com/jp/}}
|updated={{Start date and age|2022|9|29}}
}}
'''Apple Music'''(アップル ミュージック)は、[[Apple]]によって開発・運営されている[[音楽配信#定額制音楽配信|音楽ストリーミングサービス]]。契約者数は2019年6月時点で6000万人、楽曲数は2022年10月時点で1億曲を突破している。主なサービスとして、音楽のストリーミングや音声配信サービスのポッドキャストラジオ機能がある。
 
ここでは2023年3月28日に提供を開始した「'''Apple Music Classical'''」についても併せて述べる<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=Apple Music Classicalが登場 |url=https://www.apple.com/jp/newsroom/2023/03/apple-music-classical-is-here/ |website=Apple Newsroom (日本) |access-date=2023-03-29 |date=2023-03-28}}</ref>。
 
== 概要 ==
2015年6月8日に発表され、6月30日に開始された。新規加入者には、サービスの[[サブスクリプション|月額利用]]が必要になる前に、1か月間の無料トライアル期間が設けられている<ref>https://www.apple.com/jp/apple-music/ Apple Music</ref>。
 
Apple Musicを利用するには、[[ミュージック (アプリケーション)|ミュージック]][[iTunes]]アプリケーションソフトウェア|アプリ]]や[[ウェブブラウザ|ブラウザ]]および[[Apple IDAccount]]が必要であり、[[iPhone]]、[[Mac (コンピュータ)|Mac]]等「ライブラリを同期」(設定<ref group="注">[[iTunes]] for [[Microsoft Windows|Windows]]や旧バージョンのアプリでは「[[iCloud]]ミュージックライブラリ」) 設定。なおApple Musicはデータの[[バックアップ]]サービスではない。</ref>をオンにする必要がある。[[ストリーミング]]で再生する聴くことも[[ダウンロード]]してオフラインで聴くことも可能である。iTunesでApple Musicの曲をダウンロードした場合は、iTunesフォルダ内のApple Musicフォルダに保存される。ただし曲は[[デジタル著作権管理|DRM]]保護されているためおり、サービス解約後は聴くことが出来再生できない。
 
本サービスを開始した2015年頃は、ストリーミングサービスの選択肢が少なかったこともあり、開始当初から人気のサービスではあった。2010年代末期に入ると、競合する[[Spotify]]の台頭に加えて、[[Amazon Music|Amazon Music HD]]や[[Moramora#mora qualitas|mora qualitas]]等の高音質ストリーミングサービスの登場により、Apple Musicも高音質化の対応に迫られ、2021年6月よりApple Musicの[[ドルビーアトモス]]による空間オーディオおよびカタログ全体が[[Apple Lossless]]による[[可逆圧縮|ロスレス]]オーディオに対応。同時に価格据え置きによるサービス刷新となった。
 
2022年10月24日、Appleはアーティストに支払うライセンス費用の上昇等を理由として、本サービスの月額料金を引き上げることを発表した。アメリカではこれまでの個人プラン月額料金(9.99ドル)と比べて10%増の10.99ドル、日本でもこれまでの個人プラン月額料金(980円)と比べて10%増の1,080円にそれぞれ引き上げた。ファミリープランも同様に月額料金が引き上げられたが、学生プラン月額料金の引き上げ行わず、そのまま据え置きとなった。この価格改定は日本時間の同月25日までに実施された<ref>{{Cite web|和書|title=Appleがサブスク一斉値上げ Apple TV+、日本は1.5倍の月900円 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2502X0V21C22A0000000/ |website=日本経済新聞 |date=2022-10-25 |access-date=2022-10-26}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=「アップルミュージック」サブスク値上げ1080円に 学生プランは据え置き |url=https://www.fnn.jp/articles/-/435540 |website=FNNプライムオンライン |access-date=2022-10-26 |date=2022-10-25 |author=フジテレビ}}</ref>。
 
=== 配信形式 ===
配信形式は、サービス開始当初からiTunes Plus ([[AAC]] 256kbps)を採用し、[[iTunes Store]]で配信されている曲の大半が聴くことが出来できる。2019年以降はApple Digital Masterの楽曲が配信開始。2021年6月以降はApple Losslessおよびドルビーアトモスによる空間オーディオが追加された。iPhoneでの[[移動体通信ネットワーク|モバイル通信]]ストリーミング時には、低データ使用量の 高効率 ([[HE-AAC]])も選択可能
 
Apple Musicでは、楽曲ごとにサポートされている配信形式が異なっており、アルバムページ等に以下の4種類のうちのいずれかで表記されている。
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:Apple Lossless形式、16ビット/44.1kHz以上、最大24ビット/48kHz。任意でiTunes Plusの選択可。ラジオとミュージックビデオは非対応。
*'''ハイレゾロスレス'''
:Apple Lossless形式、16または24ビット/88.2kHz以上、最大24ビット/192kHz。任意でロスレスおよびiTunes Plusの選択可。ラジオとミュージックビデオは非対応。
*'''Dolby Atmos'''
:空間オーディオ(ドルビーアトモス)対応機種が必要。非対応楽曲ではドルビーサラウンドによる再生、非対応機種ではロスレスおよびiTunes Plusでの再生となり、いずれも任意で選択可。
 
また、2019年以降に配信されている一部のアルバム楽曲では'''Apple Digital Master'''のロゴが表示されている。これについては、[https://www.apple.com/jp/apple-music/apple-digital-masters/ Apple Digital Masters ](旧 Mastered for iTunes) 認証されたマスタリングスタジオによってマスタリングされた楽曲であり、同じ配信形式と比べて高音質であることを謳っている。
 
Apple Losslessでの配信品質は16ビット/44.1kHz ([[CD-DA|CD]]品質)から、最大24ビット/48kHzまで。一部の高音質楽曲はApple Losslessがサポートしている最大24ビット/192kHzまでとなる。48kHzを超える品質の楽曲再生については、元々Macは[[サウンドカード]]が[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ]]に対応しているためおり問題なく再生出来できるが、iPhone等ではそのままの品質では再生出来できないため、対応の[[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]][[デジタル-アナログ変換回路|-DAC]]が別途必要となる。
 
空間オーディオの再生については、オーディオシステムやヘッドホン等がドルビーアトモスに対応している必要がある(非対応ヘッドホンでもドルビーアトモス設定を「常にオン」にすることで再生可能)。ドルビーアトモス非対応機種では、iTunes PlusまたはApple Losslessでの再生に限定される。
 
=== 利用料金 ===
[[日本]]では月額で、個人1,080円 (年額10,800円)、ファミリー1,680円、学生580円のApple Musicプランがあり聴き放題である。初回の場合、1か月無料で利用できる<ref>{{Cite web|和書|title=アップルのサブスク値上げ。Apple Musicは月額1,080円に |url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1450196.html | |access-date=2022-12-27 |language=ja-JP}}</ref>([[Au (携帯電話)|au]]では、6か月無料のサービスがある<ref>[https://www.au.com/entertainment/apple-music/ Apple Music|エンタメ|au]</ref>。また、対象のApple製品、[[ビーツ・エレクトロニクス|Beats]]製品を購入すると3か月無料でApple Musicを利用できる。ただし、最初にデバイスをアクティベートしてから90日が申込期限である<ref>{{Cite web|和書 |title=Apple Musicの3か月無料特典 |url=https://offers.applemusic.apple/ja-jp/new-device-offer |website=offers.applemusic.apple |access-date=2024-08-09}}</ref>。
 
=== Apple Music Classical ===
2023年3月28日、AppleはApple Musicの[[クラシック音楽]]版となる「Apple Music Classical」アプリのサービス提供を開始した。Apple Musicのプランに含まれており追加の契約や料金は不要。サービス開始時点では一部の国と地域([[日本]]・[[中華人民共和国|中国]]・[[ロシア]]・[[大韓民国|韓国]]・[[台湾]]・[[トルコ]])を除く[[App Store]]でダウンロード可能となり、日本でも2024年1月24日から利用可能となった。また、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]にも対応しており、アプリも2023年5月31日に公開された<ref name=":0" /><ref>{{Cite web|和書|title=アップルのクラシック音楽専用アプリ公開。日本でも順次利用可能に |url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1489144.html |website=AV Watch |date=2023-03-29 |access-date=2023-03-29 |author=山崎健太郎}}</ref><ref>{{Cite web |title=Apple Music Classical is now available on Android |url=https://techcrunch.com/2023/05/30/apple-music-classical-is-now-available-on-android/ |website=TechCrunch |date=2023-05-31 |access-date=2023-06-27 |first=Aisha |last=Malik}}</ref><ref>{{Cite web |title=アップル、クラシック専門アプリ「Apple Music Classical」を1/24から国内展開 |url=https://www.phileweb.com/news/audio/202401/09/24974.html |website=PHILE WEB |access-date=2024-01-11 |date=2024-01-09 |author=成藤正宣}}</ref>。[[IOS 15|iOS]]/[[IPadOS 15|iPadOS 15.4]]以降、[[Androidのバージョン履歴#Android 9 Pie|Android 9]]以降を搭載の機種に対応する。
 
==ミュージックおよびiTunes アプリの機能 ==
iOS、macOS等の[[ミュージック (アプリケーション)|ミュージック]]や[[iTunes]]アプリ内のApple Musicは以下の項目や機能がある。
===ホーム===
Apple Musicのエキスパートが作ったプレイリストをチェックしたり、好みに合いそうなアルバムや友達が聴いている音楽を発見したりできる。 アルバムによっては、最も人気のある曲の左横に • の印が表示される。[[IOS 17|iOS 17.3.1]]以前では「今すぐ聴く」、[[IOS 13|iOS 13.7]]以前では「For You」の名称であった。
===見つける===
好みに合ったおすすめの音楽、[[ミュージック・ビデオ|ミュージックビデオ]]、プレイリストを見つけることができる。
===ラジオ===
Apple Music 1(旧Beats 1)、Apple Music Hits、Apple Music Countryの3つのチャンネルを聴くことができる。ラジオ番組、最新の音楽、独占インタビューを聴くことができる。24時間放送されている。
 
===ライブラリ ホーム ===
:Apple Musicのエキスパートが作った[[プレイリスト]]をチェックしたり、好みに合いそうなアルバムや友達が聴いている音楽を発見したりできる。 アルバムによっては、最も人気のある曲の左横に • の印が表示される。[[IOSiOS 17|iOS 17.3.1]]以前では「今すぐ聴く」、[[IOSiOS 13|iOS 13.7]]以前では「For You」の名称であった。
自分のミュージックライブラリ([[iTunes Store]]から購入した曲や同期した曲)が表示される。
 
=== 見つける ===
:好みに合ったおすすめの音楽、[[ミュージック・ビデオ|ミュージックビデオ]]、プレイリストを見つけることができる。[[iOS 9|iOS 9.3.6]]以前では「New」の名称であった
 
=== ラジオ ===
:Apple Musicのラジオ番組、最新の音楽、独占インタビューを視聴することができる。日本でも『[[落合健太郎#ラジオ番組|J-Pop Now Radio]]』や『[[みの (YouTuber)#ラジオ|Tokyo Highway Radio]]』等のオリジナルコンテンツが配信されている。24時間放送されているApple Music 1(旧 Beats 1)、Apple Music Hits、Apple Music Countryの3つのチャンネルはApple Musicの登録なしでも聴くことができる。
 
=== ライブラリ ===
:自分のミュージックライブラリ([[iTunes Store]]から購入した曲や同期した曲、プレイリスト)が表示される。
 
=== 検索 ===
:アーティスト名や曲名の他、歌詞からも検索することが可能。ジャンルやカテゴリの一覧から見つけることもできる。
 
=== アーティストページ ===
:アーティストのページでは「同じタイプのアーティスト」という項目がありアーティストのジャンル等をAIが判定しそれに近いタイプのアーティストをまとめている。主に毎週火曜日に並び順等が変更されている。また「必聴アルバム」や「アーティストについて」の解説を読むこともできる。
 
=== 歌詞 ===
:[[iOS 10]]では歌詞の表示に対応した。[[iOS 13]]からは曲に合わせて歌詞をタイムリーに自動表示することもできる。
 
=== Apple Music Sing ===
:歌詞を表示して、曲のボーカルの音量を調して、音楽に合わせて歌うことができる[[カラオケ]]の様な機能。ドルビーアトモスと同時に使用はできない。[[IOSiOS 16|iOS]]/[[iPadOS 16|iPadOS]]/[[tvOS#tvOS 16|tvOS 16.2]]と[[Apple A13|A13]]以降を搭載の対応機種で利用可能。[[Apple TV#Apple TV 4K(第3世代)|Apple TV 4K]]ではiPhoneのカメラを連係して、歌っている自分の姿を歌詞やエフェクトと一緒に画面に映す機能もある。
 
=== Apple Music ConnectConnect(廃止) ===
:[[iTunes Ping]]と似た音楽SNS。利用者が少なく2019年5月24日にすべてのサービスを終了した。
 
== プラン ==
以下のプランがある。また[[Apple One]]のプランにもApple Musicが含まれている。
*個人プラン
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*ファミリープラン
:: 最大6人の家族が、それぞれのデバイスでApple Musicに好きなだけアクセスして楽しむことができる。
*学生プラン
:: 個人プランと同等のサービスと[[Apple TV+]](追加料金なしの特典)が学生向けの割引価格で提供される。
*Voiceプラン(廃止)
:: Apple製デバイス上において、[[Siri]]に呼びかけることによってのみ聴きたい音楽や場面に合ったプレイリストを楽しめるプラン。音楽の聴き流しをしたいというニーズに特化した安価なプランであり、個人プランの機能限定版の位置付けである。2023年11月にプランの提供を終了した。
 
== 必要条件 ==
一部デバイスはハイレゾロスレスあるいは[[ドルビーアトモス]]に非対応。対応曲でのみドルビーアトモス信号が出力される。PS5版、Xbox版はゲームのプレイ中にも音楽を再生したままにすることが可能。
*[[IOSiOS 8|iOS 8.4]]以降を搭載した[[iPhone 4S]]以降、[[iPad 2]]以降、[[iPod touch (第5世代)]]以降 - [[ミュージック (アプリケーション)|ミュージック]]
*[[tvOS]]を搭載した[[Apple TV#第4世代|Apple TV HD]]、[[Apple TV#Apple TV 4K(第1世代)|Apple TV 4K]]以降 - ミュージック
*[[watchOS]]を搭載した[[Apple Watch]] - ミュージック
*[[visionOS]]を搭載した[[Apple Vision Pro]] - ミュージック
*[[OS X Yosemite|OS X 10.10.4]]〜[[MacOSmacOS Mojave|macOS 10.14.6]]を搭載した[[Mac (コンピュータ)|Mac]]、[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]以降を搭載した[[Microsoft Windows|Windows]] - [[iTunes]] 12.2以降
*[[macOS Catalina|macOS 10.15]]以降を搭載したMac - ミュージック、[[Microsoft Windows 10|Windows 10]]以降を搭載したWindows - [[ミュージック (アプリケーション)|Apple Music]]
*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean|Android 4.3]]以降(一部デバイスは非対応)- Apple Music
*[[PlayStation 5]](PS3、4は非対応)以降 - Apple Music
*[[Xbox One]]以降の全Xboxシリーズ - Apple Music
*[[テスラ (会社)|Tesla]](対応車)- Apple Music
 
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{reflist}}
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*[[Billboard Japan Streaming Songs]] - Apple Music含めた日本国内のストリーミングチャート
*[[ストリーミング]]
*[[iTunes Store]]
*[[ミュージック (アプリケーション)]] - Apple製以外のデバイス向けには「Apple Music」の名称で提供されている
*[[LINEAmazon MUSICMusic]]
*[[AWA (音楽配信)|AWA]]
*[[LINE MUSIC]]
*[[Spotify]]
*[[YouTube Music]]
*[[Amazon Music]]
 
== 外部リンク ==
*[https://www.apple.com/jp/apple-music/ Apple Music - Apple(日本)]
*[https://music.apple.com/jp/browsenew/ Apple Music Webプレイヤー] 対応機種ではアプリが開く、その他の場合Webプレイヤーのページが開く
*{{Twitter|AppleMusicJapan|Apple Music Japan}}
{{Apple software}}