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| native_name = حزب الله
| native_name_lang = ar
| war=[[レバノン内戦]]・[[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]]・[[シリア内戦]]・[[2023年パレスチナ・イスラエル戦争]]・[[2023年イスラエルとヒズボラの紛争]]
| image=Funeral of Mohsen Hojaji in Tehran 09.jpg
| active= [[1982年]] - 現在
| caption=旗
| ideology= [[レバノン]]での[[イスラム共和制]]の樹立<br/>[[イスラム国家主義]]<br/>[[汎イスラム主義]]<br/>[[ホメイニズム]]<br/>[[宗派主義]]<br/>[[反帝国主義]]<br/>[[反西洋主義]]<br/>[[反ユダヤ主義]]<br/>[[反シオニズム]]<br/>[[アラブ民族主義]]<br/>反[[LGBT]]
| war=[[レバノン内戦]]・[[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]]・[[シリア内戦]]
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| ideology= [[レバノン]]での[[イスラム共和制]]の樹立
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| leaders= {{仮リンク|スビ・アル・トゥファイリ|en|Subhi al-Tufayli}}(1989年〜1991年)<br/>{{仮リンク|アッバス・アル・ムサウィ|en|Abbas al-Musawi}}(1991年〜1992年){{KIA}}<br/>[[ハサン・ナスルッラーフ]](1992年〜2024年){{KIA}}
| leaders= [[ハサン・ナスルッラーフ]]
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| allies=<nowiki>{{Plainlist|1=</nowiki>
* {{LBN}}(親シリア派反米派)
* {{IRN}}
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* {{PSE}}
*{{Hamas}}
* {{RUSRUS2}}
* {{CHNPRC}}
* {{PRKDPRK}}
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* {{KSA}}
* {{UAE}}
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* [[File:Flag_of_Jihad.svg|25px]] [[アルカイダ]]
* [[File:Flag of Turkistan Islamic Party.svg|25px]] [[東トルキスタンイスラム運動]]
* {{ISIL}}
}}
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|政治的思想・立場 = [[イスラム共和制]]<br />[[イスラム教]][[シーア派]]<br />[[反シオニズム]]
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|ウェブサイト = httphttps://www.moqawama.org/ www.moqawama.org
|シンボル =
|国際組織 =
|その他 =
}}
'''ヒズボラ'''({{lang-ar|حزب الله}}, [[翻字]]: {{transl|ar|DIN|Ḥizb Allāh}}、別称Lebanese, Hizballah文語アラビア語簡略発音:ヒズブッラーForeign Relations Department〈FRD〉口語発音:ヒズボッラーExternal Security Organization〈ESO〉ヒズビッラー)は、1982年に結成された[[レバノン]]の[[シーア派]][[イスラム主義]]の政治組織、武装組織。
 
[[イラン]]と[[シリア]]の政治支援を受け、その軍事部門はアラブ・イスラム世界の大半で抵抗運動の組織と見なされている。[[日本]]<ref name="psiahizballah">{{Cite web|和書|date= |url=https://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ME_N-africa/hizballah.html |title=ヒズボラ - 国際テロリズム要覧 |publisher=[[公安調査庁]] |accessdate=2014-11-4 }}</ref>、[[欧州連合]]、[[アメリカ合衆国|米国]]、[[オランダ]]<ref>Norman, Lawrence and Gordon Fairclough. "Pressure Mounts for EU to Put Hezbollah on Terror List." Wall Street Journal. 7 September 2012. 3 November 2012.</ref><ref>Kreiger, Hilary Leila and Benjamin Weinthal. "US official urges EU to name Hezbollah 'terrorists.' Jerusalem Post. 26 October 2012. 3 November 2012.</ref><ref>"Dutch FM urges EU to place Hezbollah on terror group list." JTA. 6 September 2012. 3 November 2012.</ref><ref>Muriel Asseraf, Prospects for Adding Hezbollah to the EU Terrorist List, September 2007</ref>、[[バーレーン]]<ref>Spangler, Timothy (March 25, 2011). "Bahrain complains over Hezbollah comments on protests". Jerusalem Post. Retrieved November 22, 2011.</ref><ref>"Bahrain arrests bombing suspects and blames Hezbollah". Reuters. November 6, 2012.</ref>、[[エジプト]]<ref>EGYPT: Cairo calls Hezbollah terrorist organization. LA Times, April 13, 2009</ref>、[[イギリス|英国]]、[[オーストラリア|豪州]]、[[カナダ]]、[[イスラエル]]は、ヒズボラの全体または一部をテロ組織に指定している<ref>Goldirova, Renata (September 17, 2008). "MEPs call on EU states to list Hezbollah as terrorist group". EUobserver. Retrieved August 6, 2009.</ref><ref> "Hezbollah, the Party of Terror. Why should be included in the EU terrorist list", Friends of Israel Initiative, October 5, 2012</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2203D_S3A720C1FF2000/ 「EU、ヒズボラ軍事部門をテロ組織指定 シリア包囲網強める 」]『[[日本経済新聞]]』2013/7/22</ref>。
 
== 名称 ==
アラビア語で「'''神の党'''」「'''アッラーの党'''」を意味する複合名で、<span lang="ar" dir="rtl">حِزْب</span>(ḥizb, ヒズブ, 「集団、徒党;政党」の意)とイスラームなどのセム系三大宗教の唯一神のアラビア語名称 <span lang="ar" dir="rtl">الله</span>(Allāh, 実際の発音:ʾallāh, アッラー)の2語から成る。
 
[[アラビア語]]の発音では文語発音休止形がヒズブッラーフ、文語簡略発音が'''ヒズブッラー'''、口語アラビア語(方言)発音がヒズッラーや'''ヒズボッラー'''となっており、日本で多用されているヒズボラは後者の口語発音が元になっている。また[[ペルシア語]]風発音に基づいたヘズボッラーとのカタカナ表記も見られる。
 
[[日本]]の報道機関では「ヒズボラ」と表記される事が一般的である。
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[[1980年代]]以降、レバノン国内外にある欧米やイスラエルの関連施設への攻撃を相次ぎ起こした(後述の「軍事行動」参照)。[[1983年]]には首都ベイルートで4月に米[[大使館]]、10月に米仏[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]兵舎を[[自爆テロ|自爆攻撃]]し、米仏軍を撤退に追い込んだ。
 
翌[[1984年]]には[[中央情報局]](CIA)支局長[[:en:William_Francis_Buckley]]を誘拐し、9月に[[:en:1984_US_embassy_bombing_in_Beirut|米大使館へ再度の自爆攻撃]]を行った。CIA支局長の誘拐計画について、[[イスラエル参謀本部諜報局]](アマン)はヒズボラに潜入させた[[スパイ]]を通じて察知し警告した。{{要出典範囲|だが当時の[[中東]]では過激派でもあってもアメリカや[[ソビエト連邦]]の機関への攻撃はタブー視しており、アメリカは深刻に受け止めなかったという<ref>{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20170819/ddm/007/030/120000c|title=【イスラエル・エンドレスウォー】第3章インテリジェンス最前線(3)ルール変えたヒズボラ 禁じ手のCIA標的|work=|publisher=『[[毎日新聞]]』朝刊|date=2017年8月19日}}{{リンク切れ|date=2024年10月}}</ref>|date=2024年10月}}
 
1992年以来、ヒズボラは[[ハサン・ナスルッラーフ]](日本の報道機関ではナスララまたはナスラッラーと表記されることが多い)が率いている。
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一説には2006年侵攻劇はレバノンにおけるヒズボラの政治的地位確保のための行動とも言われる。レバノン国軍に勝る軍事力を持ち、レバノン政府から施設運営費を得ていくために必要だったとされるが、その動機などは追及されていない。なお、ヒズボラ自身は、2006年の対イスラエル戦について「歴史的勝利」と主張している<ref>{{Cite news
|url=https://web.archive.org/web/20130525094419/http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2098579/800390
|title=<イスラエル軍進攻>ヒズボラ「勝利宣言」、イスラエル国内では政権非難 - レバノン
|work=AFPBB NEWS
|date=2006-08-15
|accessdate=20122013-1005-0325}}</ref>。
 
2006年8月11日の[[国際連合安全保障理事会決議1701]]で、国連安保理は、イスラエルがレバノンから撤退すること、その撤退した地域に(ヒズボラではなく)レバノン政府軍と国連軍[[UNIFIL]]が駐留すること、武装集団(ヒズボラなど)の武装解除をすることを要求している。しかし、ヒズボラは武装解除していない。また、安保理は過去にも、2004年9月2日の国際連合安全保障理事会決議1559や、2006年5月17日の国際連合安全保障理事会決議1680で、レバノンの民兵組織の解散と武装解除、レバノン政府がレバノン全土を統治する(ヒズボラにレバノン南部を統治させない)ことを要求している。
 
2018年、イスラエルは、ヒズボラがレバノンからイスラエル領内に向けて地下トンネルを掘っており、その破壊作戦を実施すると発表した<ref>[https://www.asahi.com/articles/DA3S13798315.html 「ヒズボラが建設 トンネル破壊へ イスラエル、作戦開始」]『[[朝日新聞]]』2018年12月5日(国際面)2019年4月19日閲覧。</ref>。同年9月27日の[[国連総会]]において、[[ベンヤミン・ネタニヤフ|ネタニヤフ]]・イスラエル首相は、イランの指揮下で、ヒズボラは低精度のミサイルを命中精度10m以内の高精度のミサイルに作り変える転換工場を、ベイルート国際空港の周辺3箇所に設けていると、衛星写真のパネルを提示して説明し、「ヒズボラに告ぐ。イスラエルはおまえたちが何を、何処でやっているのか、全て知っている。イスラエルはおまえたちの好きなようにはさせない。」と名指しで非難する演説を行っている
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ヒズボラはイランから軍事訓練、武器、財政支援を受け、シリアからは政治支援を受けている。2000年にイスラエル軍が南レバノンの駐留を終結させたことを受けてヒズボラの軍事力は顕著に増大した<ref>"UN: Hezbollah has increased military strength since 2006 war." Haaretz. October 25, 2007. May 25, 2011.</ref><ref>Frykberg, Mel (August 29, 2008). "Mideast Powers, Proxies and Paymasters Bluster and Rearm". Middle East Times. Retrieved May 31, 2011. "And if there is one thing that ideologically and diametrically opposed Hezbollah and Israel agree on, it is Hezbollah's growing military strength."</ref>。
 
20082000年6月、国連安保理がイスラエル軍のレバノン領からの完全撤退を認定したにもかかわらず<ref>{{Cite "Security council endorses secretary-general's conclusion on Israeli withdrawal from Lebanon as of 16 June". United Nations Security Council. June 18, 2000. Retrieved September 29, 2006.</ref>、同年8月、レバノン新内閣はヒズボラが軍事組織として存続することを認め、ヒズボラが「占領地域を解放または奪還する」権利を保証する政治宣言を全会一致で了承した。web
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| url = https://press.un.org/en/2000/20000618.sc6878.doc.html
| title = SECURITY COUNCIL ENDORSES SECRETARY-GENERAL"S CONCLUSION ON ISR"LI WITHDRAWAL FROM LEBANON AS OF 16 JUNE
| date = 2000年6月18日
| website = UN Meetings Coverage and Press Releases
| publisher =
| format =
| doi =
| accessdate = 2024-10-01
}}</ref>、2008年8月、レバノン新内閣は、{{要検証範囲|ヒズボラが軍事組織として存続することを認め|date=2024年10月}}、「レバノンの人々、軍隊、レジスタンスが、イスラエルが占領した[[:en:Shebaa_Farms|シバア農場]]、Kafar Shuba Hills、Ghajar村のレバノン人地区を解放し、あらゆる合法かつ可能な手段を用いて国を防衛する権利」を認めた<ref>{{Cite web
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| url = https://web.archive.org/web/20110604235832/http://www.dailystar.com.lb/News/Politics/Aug/06/Berri-summons-Parliament-to-vote-on-policy-statement.ashx#axzz1OM4HZZLD
| title = Paragraph 24 recognizes "the right of Lebanon's people, army, and resistance to liberate the Israeli-occupied Shebaa Farms, Kafar Shuba Hills, and the Lebanese section of Ghajar village, and defend the country using all legal and possible means."
| date = 2008-08-06
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| publisher = The Daily Star
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| accessdate = 2024-10-01
}}</ref>。国連安保理が[[:en:Blue_Line_(withdrawal_line)|イスラエルに撤退を求めた範囲]](実質的にレバノン領土と認めた範囲)には、シバア農場は含まれていない。レバノンはこれらの地域を、シリア領の一部(をイスラエルが占領している状態)ではなく、レバノン領だと主張している<ref>{{Cite web
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| url = https://www.aljazeera.com/news/2023/7/13/why-is-there-a-disputed-border-between-lebanon-and-israel
| title = Why is there a disputed border between Lebanon and Israel?
| date = 2023年7月13日
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| publisher = アルジャジーラ
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}}</ref>。
 
== 組織と兵力 ==
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*精神的指導者:大[[アーヤトッラー]]・[[ムハンマド・フセイン・ファドラッラー|フセイン・ファドラッラー]]。晩年は組織から距離を置いていた。レバノンにおけるシーア派最高権威でもある。2010年7月4日死去。
 
*[[議長]]:[[ハサン・ナスルッラーフ]](現地発音:ハサン・ナスラッラー)2024年9月27日、イスラエルの空爆で死去。
*副議長:ナイーム・カースィム
*政治局会議議長:イブラーヒーム・アミーン・アッ=サイイド
*政治局会議副議長:マフムード・クマーティー
*議会会派「レジスタンスへの忠誠」議員団長:ムハンマド・ラアド
*執行評議会議長:[[ハーシム・サイフッディーン]]
*執行評議会副議長:ムハンマド・ヤーギー
*政治顧問:フセイン・アル=ハリール
163 ⟶ 199行目:
その他 ムハンマド・フナイシュ 前水資源・エネルギー相
 
[[日本]]の[[公安調査庁]]は、平時の戦闘員は最大4万5000人で、そのうち2万1000人が常勤で約70005000人がシリアで活動しているとされる。
非常時には2万5000人程度を動員可能と見ている<ref name="psiahizballah">{{Cite web|和書|date= |url=https://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ME_N-africa/hizballah.html |title=ヒズボラ - 国際テロリズム要覧 |publisher=[[公安調査庁]] |accessdate=2014-11-4 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20231008060044/https://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ME_N-africa/hizballah.html |archivedate=2023-10-08|url-status=dead |url-status-date=2024-09-30}}</ref>。『[[毎日新聞]]』の報道によると、戦闘員は1000人弱(戦時動員で2万人以上)で、対イスラエル攻撃用の[[ミサイル]] / [[ロケット]]を約15万発保有している<ref>{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20170819/ddm/007/030/120000c|title=【イスラエル・エンドレスウォー】第3章インテリジェンス最前線(3)ルール変えたヒズボラ 禁じ手のCIA標的|work=|publisher=『毎日新聞』朝刊|date=2017年8月19日}}</ref>。
 
== 政治・社会活動 ==
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=== 1985年 ===
*6月14日 - [[ローマ]]から[[アテネ]]に向かっていた旅客機をハイジャックし、ベイルートに向かった。イスラエルと南レバノンに収監中の数百人の仲間の釈放を要求。搭乗員8人と乗客145人を17日間にわたって拘束し、乗客1人を殺害した。機体は、[[アルジェリア]]に2度飛んだ後、ベイルートに着陸した。人質は解放され、実行犯は逮捕された。詳しくは[[トランス・ワールド航空847便テロ事件]]を参照
*9月30日 - レバノンでソ連[[外交官]]4名(内2名は[[ソ連国家保安委員会]]職員)を誘拐し、その内1を殺害した<ref>{{cite web | url=http://articles.philly.com/1986-01-15/news/26052630_1_hostage-crisis-soviet-captives-islamic-liberation-organization | title=Hostages? No Problem Soviets Offer 'How-to' Lesson In Kidnapping | date=1986-01-15 | accessdate=2015-11-17}}</ref><ref name="rbth200203"/>。要求は[[シリア軍]]が準備していたレバノン北部での掃討作戦の中止。掃討作戦自体はソ連側がシリアに圧力をかけて中止させたが、ヒズボラは追加の要求を出して人質の解放を拒否した<ref name="rbth200203"/>。最終的には実行犯のうち1人がレバノン軍に射殺され、KGBが[[ルーホッラー・ホメイニー]]の暗殺をほのめかしてフセイン・ファドラッラーを脅迫したため、生存していた人質は全員解放された<ref name="rbth200203">[https://jp.rbth.com/history/83197-kgb-saidai-sakusen KGBの三大作戦] - ロシア・ビヨンド(2020年2月3日)、2024年3月11日閲覧</ref>。
 
=== 1986年 ===
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=== 2023年 ===
*[[10月7日]] - [[ハマス]]による[[ガザ地区]]外への[[テロ|越境攻撃]]行為に呼応し、[[イスラエル]]側に迫撃砲が撃ち込まれた。また、[[エジプト]]政府によると、[[イスラエル国防軍]]がガザに地上侵攻した際はヒズボラが参戦するとイスラエル側に伝達があったと報じた。{{see also|2023年パレスチナ・イスラエル戦争}}
 
=== 2024年 ===
*[[9月17日]] - ヒズボラの戦闘員らが持っていた[[ポケットベル]]が次々と爆発。翌日には[[トランシーバー (無線機)|トランシーバー]]などが相次いで爆発した。これら通信機器の爆発で、ヒズボラの戦闘員および周囲にいた一般市民のうち少なくとも38人が死亡、数千人が負傷した。9月19日、ヒズボラの指導者ハサン・ナスルッラーフは、演説の中で一連の爆発をイスラエルによる犯行と断定、報復を言明した<ref>{{Cite web |url= https://www.cnn.co.jp/world/35224099.html|title=ヒズボラ指導者、イスラエルへの報復を言明 通信危機爆発で |publisher=CNN |date=2024-09-20 |accessdate=2024-09-20}}</ref>。{{ill2|2024年レバノン通信機器爆発事件|en|2024 Lebanon pager explosions}}。
 
*[[9月20日]] - ベイルート南部で、空爆されて軍事部門幹部イブラヒム・アキル司令官が死亡<ref>[https://www.jiji.com/jc/article?k=2024092001181&g=int レバノン首都空爆、ヒズボラ幹部殺害 イスラエル、攻撃継続の構え:時事ドットコム] - 2024年9月22日閲覧。</ref>。
 
*[[9月25日]] - ヒズボラはイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射。一部は[[テルアビブ]]郊外の[[モサド]](イスラエルの[[情報機関]])本部を狙ったことが明らかにされた<ref>{{Cite web |url=https://jp.reuters.com/world/security/62F2OAYSWNIA3LDXDJK6YYOPOQ-2024-09-25/ |title=ヒズボラ、モサド本部狙いロケット弾発射 イスラエルは空爆続行 |publisher=ロイター |date=2024-09-25 |accessdate=2024-09-25}}</ref>。
 
*[[9月27日]] - ヒズボラの本部に向けてイスラエルが空爆。これにより、ヒズボラの最高指導者ハサン・ナスルッラーフ書記長が死亡<ref>{{Cite web |url= https://jp.reuters.com/world/security/MISX6QCTQVPNNC64FAJNPLUNG4-2024-09-28/ |title= イスラエル、空爆でヒズボラ指導者ナスララ師殺害 イランにも打撃 |publisher=ロイター |date=2024-09-28|accessdate=2024-09-29}}</ref>。
 
== ラフィーク・ハリーリー元首相の暗殺の関与 ==
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*[[レバノン侵攻 (2006年)]]
*[[国際連合安全保障理事会決議1701]]
*[[国際連合安全保障理事会決議425]]
*[[:en:Blue_Line_(withdrawal_line)|ブルーライン]]
*[[:en:Dahieh|ベイルートのダヒエ地区]]
*[[:en:Israeli_occupation_of_Southern_Lebanon]]
*[[:en:Litani_River|リタニ川]]
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://web.archive.org/web/20230401195047/https://www.moqawama.org/ ヒズボラ公式サイトのアーカイブ] {{Ar icon}}{{En icon}}{{Fr icon}}{{Es icon}}
* [https://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ME_N-africa/hizballah.html 公安調査庁 - ヒズボラ]
* [https://web.archive.org/web/20100202041844/http://www.almanar.com.lb/NewsSite/News.aspx?language=en Al-Manar - the satellite television station of Hezbollah] {{Ar icon}}{{En icon}}{{Fr icon}}{{Es icon}}
285 ⟶ 335行目:
[[Category:ゲリラ組織]]
[[Category:テロリズム]]
[[Category:反米感情]]