「ニューポート級戦車揚陸艦」の版間の差分
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|艦名=[[郡 (アメリカ合衆国)|アメリカ合衆国の郡]]
|就役期間=[[1969年]] - [[2002年]]
|計画数=27隻
|建造数=20隻
|前級=[[デ・ソト・カウンティ級戦車揚陸艦|デ・ソト・カウンティ級]]
|次級=なし
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|機関=[[CODAD|マルチプル・ディーゼル]]方式
|主機 =[[ディーゼルエンジン]]×6基
|推進 =
*[[サイドスラスター|バウスラスター]] |機関出力=16,000 bhp
|速力=最大22ノット / 持続20ノット
|航続距離=14,250[[海里]] (14kt巡航時)
|乗員=*個艦乗員: 士官12名+曹士174名
*揚陸部隊: 将校20名+曹士411名 |搭載量=最大で貨物2,000トン
|兵装=
*[[Mk 38 25 mm 機関砲|Mk.38 25mm単装機銃]]<br/> *[[ファランクス (火器)|Mk.15 20mm]][[CIWS]]<br/> *[[ブローニングM2重機関銃|12.7mm機銃]]×2~4挺 |レーダー=
*LN-66 航法用 |その他=
}}
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上記の経緯より、本級の揚搭装置は従来のLSTとは全く異なり、艦首に突き出した固定デリック・アームと、普段は上甲板上に格納されている道板を用いたものとなっている。この道板はアルミ合金製で重量75トン、長さ34メートル、非使用時は艦首甲板両舷の溝に入れ込むかたちで格納されている。ビーチングすると、まず艦首突端の扉を左右に開いたのち、艦首前端のピボットによって道板を浮き上がらせる。グリースによって道板を滑らせつつ、上甲板下のウインチを用いて繰り出していき、デリック・アームによって支持することで、岸と連絡するのである。車両甲板前端には上甲板と連絡するランプが設けられており、車両甲板に搭載された車両はここを通じていったん上甲板に上がったのち、道板を通じて岸に降りていく。なお、道板だけでは長さが不足する場合も多く、この場合には後部舷側に搭載されていた4基の[[ポンツーン]]を道板の先に接続することで延長していた<ref name="Mechanisms"/>。
車両甲板には1,765 [[平方メートル|m<sup>2</sup>]]の搭載余面を確保しており、前後端に[[転車台]]を設けている。また艦尾側にも下端ヒンジ式のランプを設けており、必要であれば[[水陸両用車]]を発進させることも出来る。[[AAV7]][[装甲兵員輸送車]]であれば23両、[[M48パットン|M48
上部構造物直後の両舷には、[[タルボット・カウンティ級戦車揚陸艦|タルボット・カウンティ級]]以降踏襲されてきた[[上陸用舟艇]]2隻搭載のウェリン式ダビットが1基ずつ設置されており、標準的には[[LCPL|人員揚陸艇(LCPL)]]1隻と[[LCVP|車両人員揚陸艇(LCVP)]]3隻が搭載されていた。また米LSTとしては初めて艦尾甲板に[[
<gallery widths="180px" heights="150px">
</gallery>
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[[1965年]]・[[1966年]]・[[1967年]]度計画で計20隻が建造された。[[1971年]]度計画で更に7隻の建造が検討されたが、これは実現しなかった。その後、[[1994年]]より退役を開始し、[[2002年]]までにアメリカ海軍での運用を終了した。退役艦の多くは海外に売却されて再就役している<ref name="His"/>。
特に[[オーストラリア]]に供与された艦は、[[カニンブラ級揚陸輸送艦|カニンブラ級]]として大改修が行なわれた。前甲板ではアーム及び道板が撤去され、ここにLCM-8型揚陸艇2隻を搭載するとともに、その揚降用として艦橋直前に70トン級クレーンが1基設置された。また後甲板は[[
{|class="sortable wikitable" style="font-size:smaller"
|+ 同型艦一覧
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|[[マニトワック (戦車揚陸艦)|マニトワック]]<br/>USS ''Manitowac''
|rowspan="2"|1970年||rowspan="3"|1993年
|rowspan="2"|{{navy|
|LST232||中和<br/>ROCS ''Chung Ho''
|-
109 ⟶ 116行目:
|[[タスカルーサ (戦車揚陸艦)|タスカルーサ]]<br/>USS ''Tuscaloosa''
|1993年
|colspan="3"|
|-
|LST-1188
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|[[ボールダー (戦車揚陸艦)|ボールダー]]<br/>USS ''Boulder''
|1994年
|colspan="3"|
|-
|LST-1191
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== 登場作品 ==
=== 映画 ===
; 『[[エアポート'77/バミューダからの脱出]]』
: 「カユーガ」が登場。[[ボーイング747]]が沈没した[[バミューダトライアングル|バミューダ海域]]の近くを航行していたことから現場海域に急行し、到着後は救出作戦の[[旗艦]]を務める。
: 撮影には、アメリカ海軍の全面協力で実物が使用されている。
; 『[[原子力潜水艦浮上せず]]』
: 架空艦「ナッソー」役で「カユーガ」が登場。架空の[[原子力潜水艦]]「ネプチューン」が沈没した際、近く
: 撮影には、アメリカ海軍の全面協力
; 『[[ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場]]』
: 「サムナー」が登場。終盤の「[[グレナダ侵攻]]」にて、上陸作戦に参加し多数の[[AAV7]]を艦尾側ランプから発進させる。
: 撮影には、アメリカ海軍の全面協力で実物が使用されている。
; 『[[レイズ・ザ・タイタニック]]』
: 「スケネクタディ」が登場。極秘で行われる「[[タイタニック (客船)|タイタニック号]]」[[海洋サルベージ|引き揚げ]]作戦に参加しており、旗艦である[[クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦]]「[[デンバー (ドック型輸送揚陸艦)|デンバー]]」の支援を行う。
: 撮影には、アメリカ海軍の全面協力で実物が使用されているほか、一部のシーンでは[[ミニチュア撮影|ミニチュア]]も使われている。
== 参考文献 ==
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* {{Commonscat-inline|Newport_class tank_landing_ships}}
* [http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/%c3%e6%cf%c2%b5%e9%c0%ef%bc%d6%cd%c8%ce%a6%b4%cf%a1%ca%a5%cb%a5%e5%a1%bc%a5%dd%a1%bc%a5%c8%b5%e9%a1%cb 日本周辺国の軍事兵器 中和級戦車揚陸艦(ニューポート級)]
* [
{{ニューポート級戦車揚陸艦}}
{{アメリカ海軍の揚陸艦}}
{{中華民国海軍の艦艇}}
{{デフォルトソート:にゆぽときゆうせんしやようりくかん}}
[[Category:アメリカ合衆国の揚陸艦|+
[[Category:ニューポート級戦車揚陸艦|*]]
[[Category:戦車揚陸艦]]
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