「世界まるごと2001年」の版間の差分

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| 放送回数 =
| 放送国 = {{JPN}}
| = [[MBSテレビ|毎日放送]]、[[E&W|イースト]]
| 企画 =
| 製作総指揮 =
| 監修 = [[大橋巨泉]] (スーパーバイザー)
| 構成 = 恒川省三、司 透<br />[[下尾雅美]]、[[高瀬真尚]]
| 演出 = 入野幸雄
| 演出 = [[波多野健 (プロデューサー)|波多野健]]<br/>入野幸雄、洪龍吉
| 原作 =
| 音楽 = [[清水信之]]
| 脚本 =
| プロデューサー = 山田尚(毎日放送)<br />久松定隆(電通)<br/>[[波多野健 (プロデューサー)|波多野健]]([[イースト・エンタテインメント|イースト]])<br />角井英之(イースト)
| 編集 = クロースタジオ
| 出演者 = [[山口美江]]<br />[[石坂浩二]]<br />[[ビートたけし]]<br />[[大橋巨泉]]ほか
*| 司会者 = [[山口美江]]
| 出演者 = [[山口美江]]<br />[[石坂浩二]]<br />[[ビートたけし]]<br />[[大橋巨泉]] (ご意見番)<br /> ほか
| ナレーター = [[小倉智昭]]
| 音声 =
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| 特記事項 =
}}
『'''世界まるごと2001年'''』(せかいまるごとにせんいちねん)は、1990年4月12日から1991年3月28日まで[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列局]]で放送されていた[[クイズ番組]]。[[毎日放送]]と[[イースト・エンタテインメント|イースト]]の共同製作。放送時間は毎週木曜 20:00 - 20:54 ([[日本標準時]])
 
[[MBSテレビ|毎日放送]]と[[イースト・エンタテインメント|イースト]]の共同製作。放送時間は毎週木曜 20:00 - 20:54 ([[日本標準時]])。
 
== 概要 ==
『[[世界まるごとHOWマッチ]]』の後継番組で、『HOWマッチ』の[[特別番組]]版の元の企画として『[[世界まるごとHOWマッチ#HOWマッチスペシャル大橋巨泉のクイズまるごと20世紀~その時カメラは回っていた~|HOWマッチスペシャル 大橋巨泉のクイズまるごと20世紀]]』を派生させた上でレギュラー化したものである。セットも『HOWマッチ』のセットを大型化したようなものを用いていたが、司会者席と解答者席の位置が左右逆となっていた。
 
番組は出演者たちが世界と日本それぞれの[[20世紀]]の出来事を収録したVTR(たいていは白黒の映像。カラー映像の場合もあり)を見て、「ここはどこ?」「これは何?」「これは何をしているか?」などをクイズやトークを交えながら振り返り、さらには[[21世紀]]はどうなるのかを考察しながら紹介するという形式で進行していた。
 
[[山口美江]]が司会を務めたが、女性単独によるクイズ番組の司会は日本でそれまで前例がない。週替わりの男性[[コメンテーター]]1人が山口のパートナーに付くというスタイルで進行していた。前番組司会者で、当番組の企画立案者でもある[[大橋巨泉]]は[[スーパーバイザー]]として番組に携わり、コメンテーターとして不定期に出演したほか、前番組レギュラーだった[[石坂浩二]]・[[ビートたけし]]も続投した。コメンテーターの肩書は、巨泉の提案で「御意見番的なジジィ」ということから、[[大久保忠教|大久保彦左衛門]]から取って「今週の彦左衛門」と改名された。
 
この番組のシンキングタイムBGM及び得点加点の効果音は、後に同じ毎日放送・イースト製作のクイズ番組『[[ダウトをさがせ!]]』に流用された(当番組演出の[[波多野健 (プロデューサー)|波多野健]]と音響効果の有馬克己が、そのまま担当した事で流用した)
 
== 出演者 ==
=== 司会 ===
* [[山口美江]]<ref name="ad-channel199006">{{Cite journal|和書|journal=企業と広告|volume=16|issue=6|publisher=チャネル|date=1990-06-01|pages=49|id={{NDLJP|2853087/27}}}}</ref>
* [[山口美江]]
 
=== コメンテーター(今週の彦左衛門) ===
週替わり。おおむね20世紀の出来事に詳しい人物をコメンテーターに招いていた。
* [[大橋巨泉]]<ref name="ad-channel199006"/> - 番組スーパーバイザー
* [[青島幸男]]
* [[筑紫哲也]]<ref name="ad-channel199006"/>
* [[田原総一朗]]<ref name="ad-channel199006"/>
* [[江森陽弘]]
* [[藤本義一 (作家)|藤本義一]]
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=== レギュラー解答者 ===
2人1組の4枠制によるチーム対抗戦。1枠は[[石坂浩二]]<ref name="ad-channel199006"/>チーム、2枠は[[ビートたけし]]<ref name="ad-channel199006"/>チームで、3枠と4枠はゲスト席に割り振られていた。
 
石坂とペアを組むゲストは必ず女性[[タレント]]。たけしとペアを組むゲストは殆どが男性で、[[松尾雄治]]、[[田中義剛]]、[[高田文夫]]、[[芹澤信雄]]らたけしと親交がある男性著名人が多く、女性と組む場合には[[加賀まりこ]]がペアになっていた。
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== ルール・賞品 ==
;オープニングクイズ
:各チームに1問ずつ出題。当初は選択肢無しで口頭で答える形式だったが、後に三択も◯✕問題や正解を3つない4つの選肢から選ぶ問題になった。正解すると10点を獲得。また、ペアで正解すると20点を獲得できた
;通常問題
:3問出題され、フリップに書いて答える。10は1が2正解10点から20点が1問。惜しい答えの場合には5半分の得点を与えることもあった
;逆転クイズ
:正面にある4×4のテレビモニターに、問題のジャンルと各ジャンルの10点・30点・50点パネルが出される。この表示は、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の『[[クイズグランプリ]]』に似ている。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center;"
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|}
 
点数の少ないチームからジャンルと点数を選び、問題のVTRが流された後、人物名か地名を答える。この逆転クイズに限り、後期には解答者が答えを言った後、山口が「(解答者が言った人物名か地名)どうでしょう?」とコールして正誤判定され、正解時にはチャイムが鳴り、不正解ならブザーが鳴った(初期にはなかった)。
 
視聴者へのプレゼントクイズもこの逆転クイズの問題の中から出題され、大抵は10点の問題が選ばれるが、巨泉の一声で30点の問題にしたこともある。[[小野ヤスシ]]や[[中尾ミエ]]などがゲスト解答者として出演した際にはそのプレゼントクイズの正解がゲスト出演した本人だったり、[[林家正蔵 (9代目)|林家こぶ平]]がゲスト出演していた際には父親の[[林家三平 (初代)|林家三平]]がプレゼントクイズの正解だったことがあり、山口が正解のヒントになることを会話の中で言っていたこともある。
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稀にその日のゲスト解答者などに合わせたジャンルが設定され、レギュラーの石坂、たけし、司会の山口美江に因んで「こうじ」「たけし」「山口」というジャンルが登場したこともある。「こうじ」の10点の問題が視聴者へのプレゼントクイズとして選ばれたが、石坂ではなく[[鶴田浩二]](つるたこうじ)が正解になるVTRだった。ちなみに「たけし」の10点はビートたけし、「山口」の10点は山口美江ではなく[[山口百恵]]だった。
 
問題が全て終了した時点で得点の一番高いチームがトップ賞となる。
第1問から逆転クイズ前まで全問正解して50点を取り、なおかつ逆転クイズも50点の問題を選んで正解すると100点となって世界一周旅行を獲得でき。『HOWマッチ』と同様に、スタジオが暗くなって、達成した解答者にスポットライトが当たる演出があった。世界一周旅行は、石坂浩二チームと[[安部譲二]]・[[小牧ユカ]]チームとビートたけしチームが獲得している。後期にはルールが若干変わり、全問正解の賞品は変わらず世界一周旅行だったが、それ以下でも点数によってさまざまな賞品が出るようになった(100点/80点以上/60点以上/40点以上/39点以下の5段階)。
 
『HOWマッチ』とは違って難易度が高かったため、逆転クイズの前の得点確認の際、20点から30点でトップということも多く、世界一周旅行も出にくくなっていた。トップ賞は、前期では週替わりの賞品だったが、後期は週替わりの海外旅行だった。視聴者プレゼントもその日のトップ賞の海外旅行および海外製品を各1名に用意していた。最終回では、100点が世界一周旅行、80点以上はカナダ旅行、60点以上はオーストラリア旅行、40点以上はハワイ旅行、39点以下は伊東一泊カラオケ付きという、いずれも巨泉に関係する場所だった。
 
上のジャンルでは「政治 芸能 スポーツ スペシャル」という例になっているが、「政治経済」や「大統領」、「音楽」、「芸術」、「自然科学」、「場所」、「文学」など、ジャンルは週替わりとなり、後期なら「大中小」、「一二三」、「東西南北」、「春夏秋冬」、「上下」、「松竹梅」、「千」、「動物」、「植物」、「そっくりさん」、「リゾート」などもあった。これは、例として「大中小」なら映像を見て名前に「大中小」いずれかの漢字が含まれる著名人([[吉永小百合]]などの解答例があった)、「動物」や「植物」なら名前に動物か植物を意味する漢字が含まれる著名人([[鰐淵晴子]]などの解答例があった)が誰かを当てるものだった。
 
番組後期の特別ルールとして、巨泉のアイデアで、3チーム目まで不正答し4チーム目不正解してもトップ賞が確定する場合、4チーム目は世界一周旅行獲得をかけて「プッシュ」を宣言することができた。かつて「世界まるごとHOWマッチ」でも末期に採用していたルールで、「プッシュ」を宣言した場合、残った50点のジャンルの中から司会者とコメンテーターが選んだ問題に答え、正解すれば世界一周旅行獲得、不正解なら0点となってしまう。石坂がプッシュ成功、たけしがプッシュ失敗したことがある(たけしは後にプッシュ成功したこともある)
 
== スタッフ ==
*スーパーバイザー:[[大橋巨泉]]
*構成:恒川省三、司透、[[下尾雅美]][[高瀬真尚]]
*音楽:[[清水信之]]
*ブレーン:森川英太朗、[[井上頌一]]、佐藤一彦
*ナレーター:[[小倉智昭]]、[[島津冴子]]
*声の出演:[[石丸博也]]、[[真柴摩利]] ほか
*アシスタント:牧絵美子、椎名亜希子
*技術:水越行夫
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*音声:藤井勝彦
*照明:原田正([[ティ・エル・シー|ティエルシー]])
*音響効果:有馬克己(東京サウンド企画 現 [[スカイウォーカー]]
*美術デザイン:金子俊彦([[アックス (会社)|アックス]])
*美術制作:丸山覚(アックス)
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*タイムキーパー:伊藤裕子
*アシスタントプロデューサー:山本三四郎
*ディレクター:善本真也、三浦真司、上西浩之、越真一、川瀬敏郎、柴田久仁夫、[[中山高嘉]] ほか
*演出:[[波多野健 (プロデューサー)|波多野健]](イースト)、入野幸雄、洪龍吉
*プロデューサー:山田尚(MBS)、久松定隆(電通)、角井英之(イースト)
*制作協力:[[東通]]、クロースタジオ
*製作:[[E&W|イースト]][[毎日放送]]
 
== ネット局 ==
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<!--放送対象地域外の県は加えない事。ネット局の系列についてもネット終了時点での系列にする事-->
※系列は放送当時のもの。
{| class="wikitable" style="textfont-alignsize:centersmall"
!放送対象地域
!放送局
142 ⟶ 143行目:
|-
|[[広域放送|近畿広域圏]]
|[[MBSテレビ|毎日放送]]
|rowspan="6"|[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]
|'''製作局'''
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|[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]
|遅れネット
|1990年4月16日より月曜 22:00 - 22:54にて放送<ref>『北國新聞』1990年4月16日付朝刊、テレビ欄。</ref>。
|
|-
|[[岡山県・香川県の放送|岡山県<br />香川県]]
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== 備考 ==
1991年1月17日放送予定分は、急遽[[湾岸戦争]]関連の報道に差し替えられたために休止になった。
 
|== = =
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
{{前後番組
| 放送局 = [[MBSテレビ|毎日放送]]製作・[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]
| 放送枠 = 木曜20:00枠
| 番組名 = 世界まるごと2001年<br />(1990年4月12日 - 1991年3月28日)
287 ⟶ 292行目:
| 次番組 = [[敏感!エコノクエスト]]<br />(1991年4月11日 - 1991年9月19日)
}}
{{Navboxes
|list=
{{大橋巨泉}}
{{ビートたけし}}
{{石坂浩二}}
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}}
{{DEFAULTSORT:せかいまることにせんいちねん}}
[[Category:1990年のテレビ番組 (日本)]]