「13日の金曜日シリーズ」の版間の差分

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! scope="row" |[[13日の金曜日シリーズ#ジェイソンX_13日の金曜日|ジェイソンX 13日の金曜日]]<br />''[[:en:Jason X|Jason X]]''
| align="center" |{{Start date|2002|04|26|}}
| align="center" |{{仮リンク|ジェームズ・アイザック|en|ジェームズ・アイザックJames Isaac}}
| align="center" |{{仮リンク|トッドファーマー|en|Todd Farmer}}
| style="background:lightgrey;" |
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| 製作総指揮 = リサ・バーサミアン
| ナレーター =
| 出演者 = {{仮リンク|ダナ・キンメル|en|Dana Kimmell}}<br />{{仮リンク|ポール・クラッカ|en|<!-- Paul Kratka}} --><br />{{仮リンク|トレイシー・サヴェージ|en|Tracie Savage}}
| 音楽 = [[ハリー・マンフレディーニ]]
| 主題歌 =
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|{{仮リンク|クリス・ヒギンズ|en|Chris (Friday the 13th)}}||[[:en:Dana Kimmell|ダナ・キンメル]]||[[幸田直子]]
|-
|リック||[[:it:Paul Kratka|ポール・クラッカ]]<!-- Paul Kratka -->||[[柴田侊彦]]
|-
|デビー||[[:en:Tracie Savage|トレイシー・サヴェージ]]||[[高島雅羅]]
419行目:
|ジャーヴィス夫人||[[:en:Joan Freeman (actress)|ジョーン・フリーマン]]||[[谷育子]]
|-
|ロブ||{{仮リンク|[[エリック・アンダーソン|en|Erich Anderson}}]]||[[池田秀一]]
|-
|ジミー||[[クリスピン・グローヴァー]]||[[鈴置洋孝]]
437行目:
|テリー||ケイリー・ムーア||[[玉川砂記子]]
|-
|アクセル||{{仮リンク|[[ブルース・マーラー|en|Bruce Mahler}}]]||[[玄田哲章]]
|-
|ロビー||[[:en:Lisa Freeman|リサ・フリーマン]]||[[小宮和枝]]
473行目:
| 製作総指揮 =
| ナレーター =
| 出演者 = {{仮リンク|ジョン・シェパード (俳優)|label=ジョン・シェパード|en|John Shepherd (actor)}}<br />{{仮リンク|メラニー・キンナマン|en|Melanie Kinnaman}}<br />シャヴァー・ロス
| 音楽 = [[ハリー・マンフレディーニ]]
| 主題歌 =
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!役名||俳優||日本語吹替
|-
|トミー||[[:en:John Shepherd{{仮リンク|ジョン・シェパード (actor俳優)|label=ジョン・シェパード]]|en|John Shepherd (actor)}}||[[塩沢兼人]]
|-
|トミー(少年)||[[コリー・フェルドマン]]||[[浪川大輔]]
510行目:
|レジー||{{仮リンク|シャヴァー・ロス|en|Shavar Ross}}||[[堀絢子]]
|-
|マット||{{仮リンク|リチャード・ヤング (俳優)|label=リチャード・ヤング|en|Richard Young (actor)}}||[[小川真司]]
|-
|ジョージ||[[:en:Vernon Washington|ヴァーノン・ワシントン]]||[[峰恵研]]
532行目:
|ジェイク||ジェリー・パヴロン||[[三ツ矢雄二]]
|-
|ディモン||{{仮リンク[[ミゲル・A・ヌネス・ジュニア|ミゲル・A・ナネッツ・Jr.|en|Miguel A. Núñez Jr.}}]]||[[堀秀行]]
|-
|アニタ||ジェア・フィールズ||[[小宮和枝]]
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|エイドリアン||{{仮リンク|クリスティ・アンガス|en|Kristi Angus}}||[[斎藤恵理]]
|-
|ファット・ルー||{{仮リンク|ボイド・バンクス|en|ボイド・バンクスBoyd Banks}}||
|-
|コンドー||スティーヴ・ルチェスク||rowspan="2"|[[伊井篤史]]
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また、『[[モータルコンバット#Mortal Kombat X|モータルコンバットX]]』のDLCキャラクターとしてジェイソンが登場した。
 
2024年5月29日、[[ワーナー・ブラザース]]の人気キャラクターが[[クロスオーバー]]する対戦アクションゲーム『[[:en:MultiVersus|MultiVersus]](マルチバーサス)』にプレイアブルキャラクターとしてジェイソンが参加。
 
== 評価 ==
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=== 影響 ===
2006年12月、IGNの映画シリーズベスト25{{efn2|2006年12月の時点で、3本以上の作品を内包しており、商業面ないしは芸術面での評価が高く、かつポップカルチャーにおいて何らかの影響を与えている映画のシリーズが対象であり、審査はIGNの[[編集長]]と副編集長、そしてエンターテインメント部門の[[主筆]]の3名が行う。}}に『13日の金曜日』シリーズが7位にランクインした。ランクインの理由について、審査員3名は「スラッシャー映画のはしりは「[[ハロウィンシリーズ]]」シリーズだが、『13日の金曜日』は1980年代の映画シリーズの中では最も影響力の大きいシリーズの一つであり、11本の映画、ノベライズ、コミカライズそして様々な収集価値の高いグッズの生産が、伝説的なシリーズである証明となっている」という見解を示した<ref name="IGN ranking">{{citeCite web|url=http://uk.movies.ign.com/articles/751/751471p1.html|title=IGN:Top 25 Movie Franchises of All Time: #7|publisher=IGN|date=2006-12-18|accessdate=2017-07-08|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160113045133/http://www.ign.com/articles/2006/12/18/top-25-movie-franchises-of-all-time-7|archivedate=2016-01-13|deadlinkdateurl-status=dead|url-status-date=2017年9月-09}}</ref>。ABCオンラインの芸術・芸能記者のゲイリー・ケンブルは、『13日の金曜日』シリーズの人気がポップカルチャー全体においても高いことについて触れている。ケンブルは、ジェイソンが第3作で初めて被ったホッケーマスクがポップカルチャーにおいて最も広く認識されているジェイソンのイメージであると述べている。
{| class="toccolours" style="float: right; margin-left: 1em; margin-right: 2em; font-size: 85%; background:#c6dbf7; color:black; width:35em; max-width: 40%;" cellspacing="5"
| style="text-align: left;" |見ている人はみんなアメリカフクロウやハイエナのような声を出しました。映画の中で、別の少女が自分の部屋へ行き服を脱ぎだした時、映画館の中で座って見ていた5人の男たちは「おっぱいくれ!」と繰り返し叫び始めました。<br />( "Everybody in the audience imitated hoot‑owls and hyenas. Another girl [in the film] went to her room and started to undress. Five guys sitting together [in the theater] started a chant: 'We want boobs!'")
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|}
 
ケンブルはFridaythe13thfilms.comというウェブサイトの共同設立者であるブレンナ・オブライエンとの会話の中で、なぜ二次創作映画を制作したり、ジェイソンの容姿を模したゴムスーツを作ったり、さらには自らの身体にジェイソンの絵や''Friday the 13th'' の文字を彫り込むほど、シリーズのファン層が熱狂的になったのかについて語り合った<ref name="ABC">{{cite news | url=https://www.abc.net.au/news/arts/articulate/200601/s1546063.htm?nw=0 | title=Movie Minutiae: the Friday the 13th series (1980-?) | publisher=[[Australian Broadcasting Corporation|ABC]] | date=2006-01-13 | accessdate=2007-05-21 | author=Gary Kemble | archiveurl=https://web.archive.org/web/20100311030052/http://www.abc.net.au/news/arts/articulate/200601/s1546063.htm | archivedate=March 11, 2010}}</ref>。''American Culture''の編集者S.T.カーニックは、 ''[[National Review]]''に寄せた記事の中で、「『13日の金曜日』という映画は[[スプラッター映画|スラッシャー映画]]というジャンルの醸成にかかわっており、批評家がなぜこのシリーズが大きな影響を持っているのかを残念に思うところがないのと同じ理由である」と述べている。カーニックは、「『13日の金曜日』の制作者は『[[ハロウィン (1978年の映画)|ハロウィン]]』のように頭の切れる映画を作ろうとしたのではなく、『ハロウィン』のスタイルを体系化し、他の映画製作者が真似しやすいように『ハロウィン』に必要不可欠な要素を要約した。」と述べた。カーニックは記事の中で、「『13日の金曜日』は、キャラクターのバックストーリーをあえて観客に与えないようにすることにより、観客がキャラクターの死に気付いても奇妙なまでに心を動かされないという状況を作り出し、ホラー映画というジャンルを変えてしまった」と述べている。実際のところ『13日の金曜日』は殺人鬼の経歴と動機に焦点が当てられており、直接関係する者への復讐だけでなく、無関係の者まで殺そうとするという点についてカーニックは、『エルム街の悪夢』『チャイルド・プレイ』『スクリーム』『[[ラストサマー]]』および『ハロウィン』の続編群にも通ずるとしており、「これらの映画のストーリーは犯罪率の増加や社会的混乱の深刻化の恐怖にふれており、観客は心配事から離され、笑い飛ばすことにより暴力の恐怖を克服できる方法を与えられる形となる」と述べている<ref name="Karnick">{{citeCite web|author=S. T. Karnick|title=Babes in the Woods: A franchise of fear.|url=http://article.nationalreview.com/?q=YWFkNjI2ZGZlZjJjMTc3NWU0YWQ2ZWI1NzkzNzI3MjE=|publisher=''[[National Review]]''|date=2009-02-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090215031818/http://article.nationalreview.com/?q=YWFkNjI2ZGZlZjJjMTc3NWU0YWQ2ZWI1NzkzNzI3MjE%3D|accessdate=2017-07-08|archivedate=2009-02-15|deadlinkdateurl-status=dead|url-status-date=2017年9月-09}}</ref>。カーニックは、現代の批評家たちが、なぜこの作品が観客を魅了したかということを理解できなかったがゆえに、この作品に「(観客が暴力に慣れてしまうという点において)『無責任』で、(性に対して奔放な10代の若者が殺されるという点において)『禁欲的な』な作品」というレッテルを貼ってしまったと考えている。カーニックはジョン・カーペンターの言葉を引用し、「10代の若者たちは、性的な行為に対する罰としてすぐに殺されてしまうのではなく、単純に殺人鬼の存在を気にしすぎているがためにすぐに殺されてしまう」と拡大解釈している。[[ロジャー・イーバート]]が「『13日の金曜日 PART2』が上映されたとき、犠牲者に対してかわいそうだと思う観客が一人もおらず、人が死ぬシーンで盛り上がる」と書いたことを引き合いにだし、カーニックはイーバートらの批評が『13日の金曜日』を観た人が情もなく人を殺したくなると思わせているとし、批評家たちがいかに『13日の金曜日』を誤解しているかについて述べた。カーニックは、『13日の金曜日』シリーズは禁欲的な作品ではなく、観客が登場人物に対して関心や同情を抱かない作品であると締めくくった<ref name="Karnick" />。
 
== 関連項目 ==