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|駅名 = 秋田貨物駅*
|画像 = Akita Freight Terminal main office.jpg
|pxl =
|画像説明= 総合事務所(2023年3月)
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=
|よみがな= あきたかもつ
|ローマ字= Akita Kamotsu
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[[File:AkitaFreightStation.jpg|thumb|旧事務所があった当時(2008年)]]
* [[1944年]]([[昭和]]19年)[[3月31日]]:'''八幡田[[信号場]]'''(はちまんでんしんごうじょう)として開設{{R|停車場}}。
* [[1960年]](昭和35年)[[8月1日]]:'''秋田操車場'''開設([[操車場 (鉄道)|操車場]]に昇格){{R|停車場}}。駅中心が
* [[1964年]](昭和39年)[[10月1日]]:車扱貨物の取扱いを開始して貨物駅に昇格、'''秋田操駅'''(あきたそうえき)となる{{R|停車場}}。
* [[1965年]](昭和40年)10月1日:コンテナ貨物の取扱いを開始{{R|停車場}}。
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* [[1993年]](平成5年)[[6月21日]]:現在地に移転、開業式挙行<ref>『秋田貨物駅 あす開業式』平成5年6月20日読売新聞朝刊22面秋田読売</ref>。着発線荷役方式(E&S方式)を導入<ref name=JRR1994>{{Cite book|和書 |date=1994-07-01 |title=JR気動車客車編成表 '94年版 |chapter=JR年表 |page=191 |publisher=ジェー・アール・アール |ISBN=4-88283-115-5}}</ref>。移転前の駅住所は秋田市外旭川水口170。
* [[1994年]](平成6年)12月:秋田貨物駅と秋田機関区(乗務員基地・貨車検修基地)等を統合し、秋田総合鉄道部を設置<ref name="rp680">『[[鉄道ピクトリアル]]』2000年1月号(No.680)p.36</ref>。
* [[1995年]](平成7年)1月19日:[[阪神・淡路大震災]]で休止していた関西方面の貨物列車が、2日ぶりに運行を再開<ref>{{Cite news|和書 |title=県内にも影響じわり JR貨物 大阪以西はストップ|newspaper=秋田魁新報 |publisher=秋田魁新報社|date=1995-1-20|edition=朝刊、2版|page=1}}</ref>。
* [[2022年]]([[令和]]4年)
** [[8月3日]]:大雨による災害の影響により、奥羽本線[[東能代駅]] - [[大館駅]]間が不通になる。
** [[8月5日]]:秋田貨物駅-大館駅間と仙台貨物ターミナル駅-秋田貨物駅間のトラック代行輸送を開始<ref name="LOGISTICS TODAY20221018">{{Cite web|和書|url=https://www.logi-today.com/513676|title=JR奥羽線の運休2か月、物流守ったトラック代行|accessdate=2024-2-19|date=2022-10-18|publisher=LOGISTICS TODAY}}</ref>。
** [[8月23日]]:[[秋田港]] - [[石狩湾新港]]間の船舶代行輸送を開始<ref>{{Cite web|和書|url=https://trafficnews.jp/post/121618|title=JR貨物「船舶代行」秋田~石狩で開始 寸断の「日本海ルート」補完図る|accessdate=2024-2-19|date=2022-8-25|publisher=乗りものニュース}}</ref>。
** [[9月15日]]:この日をもって船舶代行輸送を終了<ref name="norimono20220917">{{Cite web|和書|url=https://trafficnews.jp/post/121980|title=貨物列車・日本海ルート「船舶代行」終了 秋田~青森はトラック輸送に切り替え|accessdate=2024-2-19|date=2022-9-17|publisher=乗りものニュース}}</ref>。
** [[9月21日]]:秋田貨物駅-東青森駅間でのトラック代行輸送を開始<ref name="norimono20220917"/>。
** [[10月6日]]:この日をもって秋田貨物駅 - 大館駅間・東青森駅間・仙台貨物ターミナル駅間のトラック代行輸送を終了<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.logi-today.com/511746|title=奥羽線は7日早朝に運転再開、JR貨物|短報|accessdate=2024-2-19|date=2022-10-5|publisher=LOGISTICS TODAY}}</ref>。
** [[10月7日]]:秋田貨物駅 - 大館駅間の運転を再開<ref name="LOGISTICS TODAY20221018"/>。
* [[2023年]](令和5年)
** 3月:[[DOWAエコシステム]]の[[JR貨物U36A形コンテナ|貨物コンテナ]]を使用して、日本製紙秋田工場が生産した段ボール原紙を、当駅から[[越谷貨物ターミナル駅]]まで結ぶコンテナラウンド輸送を開始<ref>{{Cite news|和書|author = 佐藤優将|title= DOWAエコシステム空コンテナ活用 段ボール原紙、首都圏へ 日本製紙秋田工場製 輸送効率よく、複線化|newspaper=秋田魁新報|publisher=秋田魁新報社|date=2023-2-16|page=4}}</ref>。
** [[9月13日]]:鉄道貨物協会東北支部と仙台地方通運業連盟の共催により、当駅にて鉄道コンテナ見学会を開催<ref name="sakigake20230914">{{Cite news|和書|author = 大谷好恵|title= 2024年問題への対策 鉄道輸送の利点説明 秋田貨物駅で見学会|newspaper=秋田魁新報|publisher=秋田魁新報社|date=2023-9-14|page=4}}</ref>。県内の運送業者など9社から18人が参加<ref name="sakigake20230914"/>。
** [[11月5日]]:当駅を経由する米専用貨物列車「[[全農号]]」が運行を開始<ref>{{Cite news|和書|title= コメ専用貨物列車「全農号」運行開始 八戸から本県経由、大阪へ|newspaper=秋田魁新報|publisher=秋田魁新報社|date=2023-11-7|page=5}}</ref>。
* [[2024年]](令和6年)4月1日:構内にコンテナと一般トラックの積替ステーションを開設<ref>日本貨物鉄道株式会社 2024年3月29日付ニュースリリース『[https://www.jrfreight.co.jp/info/2024/files/20240329_02.pdf 八戸貨物駅・秋田貨物駅 「積替ステーション」の開設について](東北支社)』(2024年4月2日閲覧)</ref>。
== 駅構造 ==
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E&S 対応の南側には[[停車場#側線|側線]]があり、その南側に屋根付きの貨物ホームが置かれている。ホーム北側に接する荷役線の長さは128メートル。この屋根付ホームの南東に隣接して1面のコンテナホームが設置されており、長さが200メートルの荷役線がホーム北側に接している。構内の土崎駅寄り(北西側)には[[停車場#側線|仕分線]]が並ぶ。E&S に対応していないコンテナホームと屋根付きの貨物ホームに接する2本の荷役線は、この仕分線群から分岐する。
駅舎(総合事務所)は、コンテナホームの東端近くで、2面のコンテナホームに挟まれた場所にあり、秋田総合鉄道部の事務室・乗務員基地及び秋田営業所等が入居する。隣接する場所に貨車の検修庫・検修線が設置されている。
2024年3月のダイヤ改正まで、本線・着発線や一部の側線を除き、多くの線路は[[鉄道の電化|電化]]されて
かつては駅の秋田駅寄りに車両基地・乗務員基地として秋田機関区<ref name="RJ 200 63">{{Cite journal |和書|date=1987-07-01 |author=鳥取彰(元国鉄本社運転局計画課)|title=国鉄 車両基地のあゆみ |journal=鉄道ジャーナル昭和58年10月号 特集●輸送の中枢-車両基地 |volume=17 |issue=10号(通巻200号)|page=63 |publisher=鉄道ジャーナル社}}</ref><ref name="RJ 200 66">{{Cite journal |和書|date=1987-07-01 |title=国鉄の車両基地一覧 |journal=鉄道ジャーナル昭和58年10月号 特集●輸送の中枢-車両基地 |volume=17 |issue=10号(通巻200号)|page=66 |publisher=鉄道ジャーナル社}}</ref><ref name="RF 310">{{Cite journal|和書|author=編集部 |date=1987-02-01 |title=変化をつかめ!61-11 改正機関車運用のポイント Part I EL 秋田機関区 |journal=鉄道ファン1987年2月号 特集:国鉄機関車 |volume=27|issue=2号(通巻310号) |pages=45 - 46 |publisher=交友社}}</ref>{{refnest|name="秋田機関区"|group="注釈"|秋田機関区は、秋田駅構内にあったが、1971年8月の奥羽本線秋田 - 青森間交流電化および1972年8月の羽越本線新津 - 秋田間電化(交流電化区間は村上 - 秋田間)に対応する交流機関車基地化のために、秋田操駅(現・秋田貨物駅)の秋田駅寄り([[泉外旭川駅]]から南東の部分)の一帯を整備して、そこに秋田機関区機関車部門が移転(移転の正確な時期は不明)、同時にELとDLがそこに移転した<ref name="RJ 200 63" /><ref name="RF 310" />。}}があった。国鉄分割民営化に伴い、現業機関は旅客・貨物の業務別に分離することとなり、1987年3月1日付で、秋田機関区は機関車車両基地部門・旅客関係乗務員部門を分離の上、秋田貨車区を統合し、同年4月1日付で[[日本貨物鉄道]](JR貨物)の所属となった<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』1987年5月号(No.246)pp.34-35</ref><ref>『鉄道ジャーナル』1988年2月号(No.256)p.33</ref>。1994年(平成6年)12月には、秋田機関区と秋田貨物駅等の機能を統合し、秋田総合鉄道部が設置された<ref name="rp680"/>。機関車車両基地の部門は、1987年3月1日付で秋田運転所秋田支所となり<ref name="DJ 405 70">{{Cite journal|和書|author=結解学 |date=2017-12-15 |title=シリーズ車両基地 Vol.47 JR東日本 秋田車両センター |journal=鉄道ダイヤ情報2018年1月号 DJ2018 1 No.405[特集]ビュフェ&食堂車 今昔 |volume=47|issue=1号(通巻429号)|page=70 |publisher=交通新聞社}}</ref><ref name="RJ 248 83">{{Cite journal |和書|date=1987-07-01 |title=JR東日本の車両基地 |journal=鉄道ジャーナル昭和62年7月号 特集●未来へ羽ばたくJR・東日本旅客鉄道〈第一部〉 |volume=21 |issue=8号(通巻248号)|page=83 |publisher=鉄道ジャーナル社}}</ref><ref name="RJ 288 48-49">{{Cite journal |和書|date=1990-10-01 |author=小榑宏明 |title=JRの車両基地 車両基地の概況と車両検修体制 JR東日本 |journal=鉄道ジャーナル 1990年7月号 特集●JRの車両基地'90 |volume=24 |issue=10号(通巻288号)|pages=48 - 49 |publisher=鉄道ジャーナル社}}</ref>、4月1日付で[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[東日本旅客鉄道仙台支社|東北地域本社秋田支店]](現・[[東日本旅客鉄道秋田支社|秋田支社]])の所属となった。1991年5月1日に同支所は南秋田運転所に統合されたが、機関車の配置区として名称だけが残り、1993年12月1日に機関車配置も同運転所に統合された<ref name="DJ 405 70" /><ref name="JRR 2021DC&PC 223">{{Cite book|和書 |editor=太田浩道 |others=発行人 横山裕司 |date=2021-06-17 |title=JR気動車客車編成表 2021 |chapter=JR現業機関一覧表 東日本旅客鉄道 秋田支社 |page=223 |series=ジェー・アール・アール編 |publisher=交通新聞社 |ISBN=978-4-330-02921-4}}</ref><ref group="注釈">南秋田運転所統合後は、秋田車両センター→秋田総合車両センター南秋田センターへと名称が変更された。</ref>後も、敷地には機関庫および事務所が残っていたが、後にそれらは撤去された。その後、JR秋田泉太陽電池発電所が運用され、土崎側は[[泉外旭川駅]]として変わっている。なお、このエリアの東端には変電設備と、本線から独立し架線が張られた訓練用の線路、[[ジェイアールバス東北仙台支店|JRバス東北仙台支店]][[ジェイアールバス東北秋田支店|秋田乗務員宿泊所]]が、いずれも1993年に移設された下り本線の旧線跡に建っている。
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当駅は、[[日本のコンテナ輸送#鉄道コンテナ|コンテナ貨物]]と臨時[[車扱貨物]]の取扱駅である。
コンテナ貨物は、JR規格の12 [[フィート|ft]]・20 ft・30 ftコンテナと、[[ISO 668|ISO規格]]の20 ft[[海上コンテナ]](総重量は24トンまで)を取り扱っている。主な取扱品は、発送貨物では[[米]]や[[建築材料]]、[[ビール瓶]]、[[金属]]など<ref name="tdj203">『[[鉄道ダイヤ情報]]』2001年3月号(No.203)p.24</ref>。[[秋田臨海鉄道]]の廃止後は、[[日本製紙]]秋田工場の紙の出荷
なお、[[産業廃棄物|産業廃棄物・特別管理産業廃棄物]]の取扱許可を得ており、これらが入ったコンテナの取扱いも可能である。
== 貨物列車・トラック便 ==
; [[高速貨物列車]]
: [[日本海縦貫線]]
; [[専用貨物列車]]
: 臨時列車が数本設定されているのみである。[[2007年]][[3月18日]]のダイヤ改正まで、
; [[貨物自動車|トラック便]]
: [[
== 駅周辺 ==
* 泉ハイタウン - 当駅の規模縮小により生じた遊休地に開発された住宅街区<ref group="注釈">構内を横断していた地下道(市道)が現在の鉄道敷地のほか住宅街区の下も往時のまま通過しており、橋上の旧路盤の一部は車道に転用されている。</ref>。▼
* [[秋田県道126号秋田操車場線]]<ref group="注釈">当駅へのトラック出入りのため建設された短距離県道で、全線片側2車線となっている。かつては終点が秋田操車場出入口に直結していたが、貨物駅区域縮小・住宅地化により解消し、現在は秋田市道につながっている。</ref>▼
▲* 泉ハイタウン - 当駅の規模縮小により生じた遊休地に開発された住宅街区<ref group="注釈">構内を横断していた地下道(市道)が現在の鉄道敷地のほか住宅街区の下も往時のまま通過しており、橋上の旧路盤の一部は車道に転用されている。</ref>
** [[タカヤナギ]]・グランマート泉店([[スーパーマーケット]])
** 秋田菅野郵便局
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* [[ベルコ (冠婚葬祭)|ベルコ]]シティホール秋田(葬儀場)
* [[秋田市立泉中学校]]
▲* [[秋田県道126号秋田操車場線]]<ref group="注釈">当駅へのトラック出入りのため建設された短距離県道で、全線片側2車線となっている。かつては終点が秋田操車場出入口に直結していたが、貨物駅区域縮小・住宅地化により解消し、現在は秋田市道につながっている。</ref>
* [[秋田中央交通]]「秋田貨物駅入口」停留所
== 隣の駅 ==
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
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