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{{基礎情報 会社
|社名=
|英文社名= MONET Technologies Inc.
|ロゴ=
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|SWIFTコード=
|事業内容= オンデマンドモビリティサービス
|代表者= [[宮川潤一|宮川 潤一]](代表取締役社長 兼 CEO)<br>柴尾 嘉秀(代表取締役副社長 兼 COO)
|資本金=
|発行済株式総数=
|売上高 =
|営業利益 =
|経常利益 =
|純利益 =
|純資産 =
|総資産 =
|従業員数= 約70人(2019年2月1日時点)
|支店舗数=
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}}
'''MONET Technologies株式会社'''(モネ・テクノロジーズ、{{Lang-en-short|MONET Technologies Inc.}})は、[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]に本社を置く[[ソフトバンク]]と[[トヨタ自動車]]の合弁会社である。
== 概要 ==▼
2019年6月[[マツダ]]、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[SUBARU]]、[[ダイハツ工業]]、[[いすゞ自動車]]の5社との資本業務提携が発表された。8月までに出資を終え株主構成はソフトバンク(出資金10億500万円、出資比率約35.2%)、トヨタ自動車(出資金9億9500万円、出資比率約34.8% )、日野自動車(出資金2億8560万円、出資比率約10.0% )、本田技研工業(出資金2億8560万円、出資比率約10.0%)、いすゞ自動車(出資金5710万円、出資比率約2.0%)、スズキ(出資金5710万円、出資比率約2.0%)、SUBARU(出資金5710万円、出資比率約2.0%)、ダイハツ工業(出資金5710万円、出資比率約2.0%)、マツダ(出資金5710万円、出資比率約2.0%)となる予定<ref>{{cite web|url= https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1193153.html |title=ソフトバンクとトヨタが設立した「MONET」といすゞ、スズキ、SUBARU、ダイハツ、マツダが資本業務提携 |publisher=ケータイ Watch |date=2019-06-28|accessdate=2019-06-28}}</ref>。自動車大手8社による18年の国内新車販売シェアは77%を占める。各社は車の開発・販売では従来どおり競争を続けながら、MaaSの分野では協調しデータの収集や分析で協力し米IT大手などに対抗していく<ref>{{cite web|url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46618230W9A620C1EA1000/ |title=マツダなど5社、トヨタの移動サービス連合に参画 |publisher=日本経済新聞 |date=2019-06-26|accessdate=2019-06-27}}</ref>。▼
トヨタが構築した「モビリティサービスプラットフォーム(MSPF)」とソフトバンクの「IoTプラットフォーム」を連携させ、オンデマンドモビリティサービス、データ解析サービス、Autono-MaaS事業を扱
▲2019年3月28日、[[本田技研工業]]と[[日野自動車]]と資本・業務提携。これにより株主構成はソフトバンク(出資金:10億500万円、出資比率:40.202%)、トヨタ自動車(出資金:9億9500万円、出資比率:39.802%)、日野自動車(出資金:2億4995万円、出資比率:9.998%)、本田技研工業(出資金:2億4995万円、出資比率:9.998%)となった<ref>{{Cite web|和書|url= https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1176908.html |title=トヨタとソフトバンクのMONET、日野自動車およびホンダと資本・業務提携 |publisher=Car Watch |date=2019-03-28|accessdate=2019-03-29}}</ref>。また、同年6月には、[[マツダ]]、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[SUBARU]]、[[ダイハツ工業]]、[[いすゞ自動車]]の5社との資本業務提携が発表された。8月までに出資を終え、株主構成はソフトバンク
社名「MONET(モネ)」の由来であるが、1997年11月1日から2002年3月まで「MONET(モネ)」という自動車向けオンライン情報提供サービスがトヨタ自動車,[[富士通]]、[[富士通テン]]により共同開発され、トヨタメディアステーションによって提供されていた<ref>{{cite web|url= https://global.toyota/jp/detail/1736724 |title=車向け情報サービス事業の再編について |publisher=トヨタ自動車 |date=2002-01-25|accessdate=2019-03-29}}</ref>。この時の「MONET(モネ)」はMobile Networkの略と紹介されている<ref>{{cite web|url= https://www.denso-ten.com/jp/gihou/jp_pdf/31/31-3.pdf |title=富士通テン技報31号 |publisher=富士通テン |date=1998-05-01|accessdate=2019-03-29}}</ref>。▼
▲社名「MONET(モネ)」の由来であるが、1997年11月1日から2002年3月まで「[[G-BOOK|MONET
▲== 概要 ==
▲トヨタが構築したモビリティサービスプラットフォーム(MSPF)」とソフトバンクの「IoTプラットフォーム」を連携させオンデマンドモビリティサービス、データ解析サービス、Autono-MaaS事業を扱っている。Autono-MaaSとは、Autonomous Vehicle(自動運転車)とMaaS(Mobility-as-a-Serviceモビリティサービス)を融合させたトヨタによる自動運転車を利用したモビリティサービスを示す造語であり、トヨタのMaaS専用次世代電気自動車「e-Palette(イーパレット)」を使ったAutono-MaaSを2023年以降に計画している<ref name=response20190328>{{Cite web|url= https://response.jp/article/2019/03/28/320682.html |title=MONETが自治体・企業向けに事業プレゼン…トヨタのe-Palletは2023年投入 |publisher=レスポンス |date=2019-03-28|accessdate=2019-03-29}}</ref>。
なお、ソフトバンク
== MONETコンソーシアム ==
2019年3月、[[コカ・コーラ]]、[[サントリー]]、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]、[[フィリップス|フィリップス・ジャパン]]、[[三菱地所]]、[[ヤフー (企業)|ヤフー]]などの10業種88社が参加するMONETコンソーシアムを設立した<ref>{{
<div class="NavFrame" style="width:80%;">
<div class="NavHead">MONETコンソーシアム(2019年5月現在)</div>
<div class="NavContent">
{| class="wikitable"
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| [[KNT-CTホールディングス]] || Mellow || MOBILOTS || [[MS&ADインターリスク総研]] || [[NIPPO]]
|-
| [[
|-
| [[SBSロジコム]] || [[SBプレイヤーズ]] || [[SBペイメントサービス]] || [[SGホールディングス]] || [[スリープログループ|WELLCOM IS]]
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| [[山口フィナンシャルグループ|YMFGZONEプラニング]] || [[あいおいニッセイ同和損害保険]] ||
|-
| [[イード (企業)|イード]] || [[イオンモール]] || [[イオンリテール]] || イノベント || インフォメーション・ディベロプメント
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| [[ヴァル研究所]] || [[ウエルシア薬局]] || [[エイチ・アイ・エス]] || エー・スター・クォンタム ||
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| [[スリープログループ|オー・エイ・エス]] || [[オープンハウスグループ|オープンハウス]] || [[オカムラ]] || [[オムロン|オムロンソーシアルソリューションズ]] || [[オリエンタルコンサルタンツ]]
|-
| オリエンタルコンサルタンツグローバル || [[オリックス (企業)|オリックス・レンテック]] || [[カーメイト]] || [[キリンビバレッジ]] || [[コイト電工]]
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| [[フェデックス|フェデラルエクスプレスジャパン]] || [[フジクラ]] || [[ブルボン]] || ブレインパッド || [[ニトリホールディングス|ホームロジスティクス]]
|-
| [[ロバート・ボッシュ (企業)|ボッシュ]] || [[マクロミル]] || [[みずほ銀行]] || [[三菱UFJ銀行]] || [[三菱UFJニコス]]
|-
| [[三菱UFJリース]] || みんなのタクシー || [[モリタ]] || [[ヤフー (企業)|ヤフー]] || [[ヤマトホールディングス]]
|-
| [[ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス]] || [[ユニ・チャーム]] || [[ユビキタスAIコーポレーション]] || [[レシップ]] || [[旭化成]]
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== 実証実験 ==
2018年度よりMONETのスマホで予約できる相乗り配車プラットフォームの実証実験が始まっている。2019年2月26日から3月22日まで三菱地所と連携し
19年度からはその他の自治体にてオンデマンドバスの実証実験や移動店舗の模索、23年以降には前述の通り自動運転車「e-Palette」を使ったサービスに踏み出す予定<ref>{{
2020年1月、舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービス実証実験を実施。朝潮運河船着場から竹芝小型船ターミナルまで舟運で水上移動し、竹芝からJR浜松町駅へシャトル便を運行し、駅から鉄道にのる通勤用途を想定している。利用者は交通系ICカードを活用した認証を行なう。「船に乗って200円、バスに乗って200円、鉄道に乗って200円では誰も乗ってくれないが、これが200円に10円か20円がのるようなものになってシームレスに利用できるようになれば動線の魅力がでてくる」と紹介されている<ref>{{Cite web|和書|url= https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1228940.html |title=船とクルマで晴海から浜松町駅へ。MONET Technologies、竹芝エリアでMaaSの実証実験 |publisher=トラベル Watch |date=2020-01-14|accessdate=2020-01-15}}</ref>。
▲19年度からはその他の自治体にてオンデマンドバスの実証実験や移動店舗の模索、23年以降には前述の通り自動運転車「e-Palette」を使ったサービスに踏み出す予定<ref>{{cite web|url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43062740Y9A320C1EA2000/ |title=「MaaS」加速へ90社連携 トヨタ・ホンダ異例の握手 |publisher=日本経済新聞 |date=2019-03-29|accessdate=2019-03-29}}</ref>。
== MONET Biz(モネビズ) ==
運転手付きの社用車を複数の法人企業でシェアする法人向けサービス。利用者はスマートフォンアプリを使ってオンデマンドでオフィスや駅への移動が可能になるとされている。提供に向けた実証実験を8月1日より開始予定<ref>{{
== ヘルスモビリティ ==
[[トヨタ・ハイエース]]([[ウェルキャブ]]仕様)をベースにフィリップス・ジャパンとモネで共同開発した車両。車両には車いす用リフトやベッド、血糖値測定器、心電図モニター、血圧測定器、パルスオキシメータ、AED、テレビ電話が搭載されており、運転手と看護師が乗って患者宅まで訪問し、テレビ電話による問診や看護師が病院内の医師の指示に従い検査や診療を行う遠隔医療を想定している。医師不足に悩む地域での活用が期待されている。
2019年12月から2021年3月まで、長野県伊那市の病院が近くにない山間地域でオンライン診療の実証実験が行われる予定<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.asahi.com/articles/ASMCV56XRMCVULFA01Z.html |title=車で訪問、病院とつなぎ治療 トヨタなどが遠隔医療実験 |publisher=朝日新聞 |date=2019-11-26|accessdate=2019-11-26}}</ref>。この実証実験によりヘルスモビリティで対応する患者の人数、地元開業医の連携方法、地域中核となる病院との連携方法といった事業モデルを確立していく。2021年4月以降はオンライン医療の高度化や地域全体のシステムへの発展なども予定している。車両増備の際は訪問経路の道幅や搭載する医療機器などによって車種を変えていくことも視野に入れている<ref>{{Cite web|和書|url= https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1220923.html |title=フィリップス、医療×Maasを実現する「ヘルスケアモビリティ」公開。12月から運用開始 |publisher=Car Watch |date=2019-11-27|accessdate=2019-11-27}}</ref>。
▲ソフトバンクとヤフーと先進モビリティ(東大発ベンチャー)による合弁会社であり、日野自動車「[[日野・リエッセ|リエッセ]]」「[[日野・ポンチョ|ポンチョ]]」を自動運転車に改造した車両や仏ナビヤ社の「アルマ」を用いた実証実験を行っている。MONET Technologiesの宮川潤一CEOは「[[SBドライブ]]の英知はすべてモネに集約する方向感にある」とコメントしており<ref>{{cite web|url= https://jp.reuters.com/article/monet-hino-honnda-idJPKCN1R9060 |title=モネに日野・ホンダが参加、社長「さらに声かける」 |publisher=reuters |date=2019-03-28|accessdate=2019-07-27}}</ref>MONET Technologiesの事業にSBドライブが協力する可能性をほのめかしている<ref>{{cite web|url= https://www.automesseweb.jp/2019/07/27/189464/3 |title=ハンドルのない自動運転バスは不安なく乗れる? SBドライブ試乗会で聞いてみた |publisher=Auto Messe Web |date=2019-07-27|accessdate=2019-07-27}}</ref>。
== 沿革 ==
*[[2018年
*[[2019年]](平成31年/[[令和]]元年)
*
**2月18日 - 国内17自治体と連携。
*
*
*
**3月25日 - 福山市服部学区で乗合タクシー実証実験開始。
*
*
**6月28日 - マツダ、スズキ、スバル、ダイハツ、いすゞと資本業務提携。
*
**11月26日 - [[福島県]][[いわき市]]で行われる小型電動車の運行実験に参画。2020年春まで実施。車両はシンクトゥギャザー「イーコムエイトツー」<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52455670R21C19A1000000/ |title=ソフトバンクなど、小型電動車の運行実験 福島県で |publisher=日本経済新聞|date=2019-11-21|accessdate=2019-11-24}}</ref>。
**11月26日 - フィリップスと共同開発した「ヘルスケアモビリティ」を発表<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.sankei.com/article/20191126-6DJEBNILSVM25P26XLJ36URNXU/ |title=ソフトバンク系企業、遠隔診療車両を開発 来月試験運行 |publisher=産経新聞 |date=2019-11-26|accessdate=2019-11-26}}</ref>。
*[[2020年]](令和2年)1月14日 - 舟運を活用した通勤者向けマルチモーダルサービスの実証実験を実施。17日まで。竹芝小型船ターミナルからJR[[浜松町駅]]までの区間で、車両はトヨタ・ハイエースを使用する。
== 出典 ==
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