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{{pp-vandalism|small=yes}}
<!--注意 この項目名は「大阪ドーム」です。命名権取得後の「京セラドーム大阪」に編集・移動しないで下さい。-->
{{混同|サンガスタジアム by KYOCERA|x1=同じく[[京セラ]]が命名権を取得した}}
{{野球場情報ボックス
|スタジアム名称 = 大阪ドーム<br />(京セラドーム大阪)
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近畿地方では敷地などの面積を示す際に慣用単位として「阪神甲子園球場○個分」と言われることが多いが、「'''大阪ドーム○個分'''」という表現を用いることもある。
 
[[横山ノック]]知事の時代に完成し、東京ドームが「ビッグエッグ」の愛称で呼ばれるのに対し、ノック知事の髪型と似ていることから「ビッグノック」と揶揄されることもあった。
 
== 歴史 ==
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== 施設 ==
基本構造は[[横浜スタジアム]]や[[福岡ドーム|福岡 みずほPayPayドーム福岡]]のような[[野球場#アメフト兼用球場(円形兼用球場)|円形球場]]であるが、可動席は外野スタンドと外野フェンスを分割することによって独自の方式を採用している。
[[ファイル:大阪ドーム040924.jpg|600px|thumb|center|三塁側から見たドーム内(2004年9月24日の大阪近鉄バファローズ球団最終公式戦)]]
[[ファイル:Kyocera Dome Osaka.jpg|600px|thumb|center|グラウンドレベルから見たドーム内(2010年9月)]]
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** 最大収容人数:45,000人(アリーナ面を含む)
** プロ野球開催時観戦最大席数:36,220席(2019年より)
* フィールドデータ:野球専用[[人工芝]]([[ミズノ]]社製 MS Craft Baseball Turf<ref>{{Cite news |url=https://www.nikkansports.com/baseball/special/mizuno/mizuno2024-01.html |title=ZOZO、京セラ、バンテリンから世界へ 「台北ドーム」を支えるミズノ人工芝の魅力 |newspaper=[[日刊スポーツ]] |publisher=[[日刊スポーツ新聞社]] |date= |accessdate=2024-02-26 }}</ref>、ミズノ社・[[積水樹脂]]社の共同開発)両翼100 m、中堅122 m、左右中間116m
* スタンド:内外野2層式
* 電光掲示板:4基(広告専用のものを除く)
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** 国際大会の慣習に合わせて、ボールカウンターの表示を『SBO』から『BSO』に変更。バックネット裏下段部分にあったボールカウンターは撤去。
* 2020年
** ビジョン設備を更新し、オープン戦・交流戦・日本シリーズでのセ・リーグ球団との対戦を含むオリックス主催ゲーム時のメインスコアボードでの表示を一新。よりカラフルな表示となった<ref>{{Cite tweet |title=練習中、京セラドームの電光掲示板は、見やすくなった新バージョンの動作チェックが行われてました。ファンの方へのお披露目は、開幕後ですね‥|user=sanspo_orix_bs |number=1234758097022808064 |date=2020-03-03 |accessdate=2020-03-03}}</ref>。今までオリックス主催試合時はオリックスのスタメン発表時を除き、演出時はボールカウンター及びタイムカウンター以外をフル表示していたが、全てのフル画面演出が全画面表示となった。なお、[[阪神タイガース]]・[[読売ジャイアンツ]]・[[福岡ソフトバンクホークス]]主催試合(阪神主催は対オリックス戦も含む)や野球日本代表の国際試合(選手名が英語・ローマ字表記)、社会人日本選手権などのアマチュア野球では従来通りのデザインを継続しているが、数字などのフォントは新表示に準じたものに変更された。
* 2023年
** メインスコアボードの左右にあった広告枠部分にウイングビジョン(左右共通で幅約15メートル、高さ約8.6メートル)を新設し、メインビジョンは3面ビジョンとなりサイズが約2倍に拡大した。なお、ビジョン化された旧広告枠部分は、通常時は従来と同様に縦長の広告を3つ並列して表示する<ref>{{Cite news |url=https://hochi.news/articles/20230403-OHT1T51131.html?page=1 |title=【オリックス】京セラドーム、大型ビジョンに新システム導入 本拠地開幕の4日に選手、観客にお披露目 |newspaper=[[スポーツ報知]] |publisher=[[報知新聞社]] |date=2023-04-03 |accessdate=2023-04-03 }}</ref><ref name="spn230403" /><ref>{{Cite web|和書|url=https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2023041100046-spnaviow |title=京セラドーム大阪のビジョンがパワーアップ! 演出担当者の新たな挑戦に迫る |publisher=sportsnavi |date=2023-04-11 |accessdate=2023-04-11 }}</ref>。
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天井の中央部には「スーパーリング」と呼ばれる[[反響板]]と遮光板を兼ねたものが吊り下げられている。外側の6つのリング状のものと中央の1つの皿状のものからなり、一番外側のものは固定され他の6つのものが上下する仕組みとなっている。内側に向かって下る傾斜がつけられており、全て上に引き上げられた場合はその隙間から自然光を取り入れることができる。この時のグラウンドからの天井高は72mとなる。内側から4枚目のリングに合わせて内側3枚のリングを下げれば光を漏らさない状態となり、この時の天井高は60mである。固定式の外側のリングの高さに全ての高さを揃えれば自然光を取り入れつつ空白感を軽減する展示会モードとなる。外側のリングに合わせて6枚のリングの端をそろえるように下げていくと天井高が36mとなり、[[残響時間]]を減らすことができる。このシステムは音響の面からアーティストに好評であった。
 
しかし、このシステムの制御装置の電子部品が製造中止となり<ref>[https://news.yahoo.co.jp/bylineexpert/soichiromatsutaniarticles/20150710-00047396d9258f06fb35422dcd0dc15375cd79d9e4fdf3d4 スタジアムの建設費はどのくらい?――予算2520億円の新国立競技場はいかに高いか] Yahoo!ニュース(松谷創一郎)2015年7月10日。</ref>、万が一故障した場合修理に多大な時間と費用が掛かることになること、天井が低い位置で停止した場合には野球開催に、高い位置で停止した場合は昼間のコンサート開催に支障が出るために、2004年8月頃から高さ60mの位置で固定してこのシステムは使用していない。ただし、中央のものにはスピーカーが備えられていることもあり、現在も補修・取替えのために地表面まで降ろすことがある。
 
中央部からバックスクリーン方向にかけては「グリッドトラス」と呼称される鉄骨を吊り下げることができる。下面にはフックがつけられており、[[ウインチ]]などを介して照明やスピーカーなど用の[[バトン]]を吊り下げることができる。ただし、規模が小さい、他のドームには同等のシステムが無いなどの理由で単発コンサートでの利用が多い。未使用時はバックスクリーンの上部辺りの天井に収納されており、取り付け位置を変更する際はグラウンドを転がす。そのため方向固定式のタイヤがつけられている。フックはスーパーリングにも設けられているが現在では固定されたために使用できない。
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* 第85回[[ライオンズクラブ]]国際大会(2002年)
* [[ハロー!プロジェクトスポーツフェスティバル|2002年ハロー!プロジェクト大運動会]](2002年11月3日)
* [[阪神なんば線|阪神西大阪線]]延伸事業([[西九条駅]] - [[大阪難波駅|近鉄難波駅]])起工式(2003年10月7日)<ref group="注">同区間は1967年に一度着工したが、沿線の反対運動やオイルショックの影響でわずか1ヶ月で中止となった。その後1990年代に入って計画が再浮上し、事業の内容を再検討した上で改めて着工している。なお、延伸区間のルートは当球場が完成したことに伴い、九条駅 - 桜川駅のルートが変更されている。</ref>
* [[ハロー!プロジェクトスポーツフェスティバル|ハロー!プロジェクト スポーツフェスティバル2003]](2003年11月16日)
* [[タケモトピアノ]]Presents [[3000人の吹奏楽]](2003年 - 2023年)[[阪急西宮スタジアム]]開催から引き継ぎ2代目の開催地
* ハウスバーモントカレースペシャル [[キンダーフェスティバル]](2003年 - 2011年)阪急西宮球場開催から引き継ぎ
* 第95回[[国際ロータリー]]年次大会(2004年)
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* [[GLAY]]<ref group="注">2005年にも開催予定であったが、[[#周辺地域の振動問題]]によりドーム側から使用許可が下りなかった。代替施設として[[大阪国際見本市会場|インテックス大阪]]で5公演を開催した。</ref>{{small|(1999年、2001年)}}
* [[サザンオールスターズ]]{{small|(1999年、2005年、2015年、2019年)}}
* [[KinKi Kids]]{{small|(1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2017年、2018年、{{Color|red|2019年、2020年、2022年、2023年}}、2024年)}}
* [[DREAMS COME TRUE]]{{small|(1999年、2007年、2011年<ref group="注">台風の影響により中止となった[[長居陸上競技場|長居スタジアム]]公演の振替公演として開催。</ref>、2015年、2019年、2023年)}}
* [[ジャニーズJr.]]{{small|(2000年)}}
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* [[GENERATIONS from EXILE TRIBE]]{{small|(2018年、2019年)}}
* [[矢沢永吉]]{{small|(2018年、2022年)}}
* [[back number]]{{small|(2018年、{{Color|red|2023年}})}}
* [[星野源]]{{small|(2019年)}}
* [[乃木坂46]]<small>(2019年、{{smallColor|(2019red|2024}})</small>
* Nissy(AAA [[西島隆弘]]){{small|(2019年)}}
* [[アイドルマスター シンデレラガールズ]]{{small|(2020年<ref group="注">アニメ・ゲーム関係の歌手や声優が当球場でコンサートを行う初めてのケースとなる。野球場でアニメ・ゲーム関係の歌手や声優がコンサートを実施する場合、[[水樹奈々]]が初めて開催し、その後に他のアーティストが続くことが通例となっていたが、当球場はそれが当てはまらないケースとなる(水樹は関西地区では2016年に[[阪神甲子園球場]]でコンサートを開催している)</ref>)}}
* [[すとぷり]]{{small|(2022年)}}
* [[虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会]]{{small|(2022年)}}
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* [[Sexy Zone]]{{small|(2022年)}}
* [[SixTONES]]{{small|(2023年)}}
* [[Snow Man]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[JO1]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[King Gnu]]{{small|(2024年)}}
* [[INI]]<small>({{Color|red|2024年}})</small>
 
=== 国外アーティスト ===
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* [[ガンズ・アンド・ローゼズ]]{{small|(2009年、2017年)}}
* [[AC/DC]]{{small|(2010年)}}
* [[スーパージュニア|SUPER JUNIOR]]{{small|(2011年、2013年、2014年)}}
* [[東方神起]]{{small|(2012年、2013年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年)}}
* [[BIGBANG]]{{small|(2012年、2013年、2014年、2015年、2017年、2019年)}}
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* [[BLACKPINK]]{{small|(2018年、2020年)}}
* [[TWICE (韓国の音楽グループ)|TWICE]]{{small|(2019年)}}
* [[エド・シーラン]]{{small|(2019年、2024年)}}
* [[キッス|KISS]]{{small|(2019年)}}
* [[NCT (音楽グループ)|NCT 127]]{{small|(2022年)}}
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* [[ブルーノ・マーズ]]{{small|(2022年)}}
* [[マルーン5]]{{small|(2022年)}}
* [[Stray Kids]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[ENHYPEN]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[TREASURE (音楽グループ)|TREASURE]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[BLACKPINK]]{{small|({{Color|red|2023(2023}})}}
* [[クイーン+アダム・ランバート]] {{small|(2020年, {{Color|red|2024年}})}}
 
== 音楽イベント ==
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* 2009年12月16日、アメリカのロックバンド[[ガンズ・アンド・ローゼズ]]が公演を行ったが、この日はオープニング・アクトを務めた[[MUCC|ムック]]の演奏終了後、機材トラブルにより開演時間が遅れて午後9時に開演。その後3時間演奏を行い、終演時間が翌17日午前0時1分となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.barks.jp/news/?id=1000056545 |title=ガンズ・アンド・ローゼズ大阪公演、3時間超の熱狂 |publisher=[[BARKS]] |date=2009-12-17 |accessdate=2022-03-17}}</ref>。
* 2010年8月25日、阪神対広島戦で、[[城島健司]]、金本知憲、[[浅井良]]、[[鳥谷敬]]、[[桧山進次郎]]のホームランなどで阪神が22得点を挙げ、球団記録を更新。
* 2014年5月31日、オリックス対巨人戦で、[[金子千尋]]が9回まで4与四球1失策の無安打無得点に抑えていたが、味方の援護がなく、パ・リーグの主催試合では投手が打席に立つというこの年の交流戦特別ルールにより、9回裏一死二塁の金子の打席で代打が送られた。その後延長戦に突入したため、無安打無得点のまま降板し単独でのノーヒットノーラン達成を逃した。9回以上を無安打無得点で降板したのは2006年の[[八木智哉]]以来NPB史上2人目で、代打を送られての降板は同史上初。試合は0対1でオリックスが敗れた<ref>朝日新聞2014年6月1日スポーツ面</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20140601055221/http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/06/01/kiji/K20140601008276290.html 金子 9回無安打、幻ノーヒッター 外野へ飛んだのは1本だけ] スポーツニッポン2014年6月1日配信</ref>。
* 2015年5月3日、オリックス対ソフトバンク戦で、大阪ドームにおけるオリックス主催の公式戦としては史上最多となる3万6154人の観客動員数を記録した。これは野球仕様において定数ギリギリの動員数であった。
* 2017年6月6日、オリックス対阪神戦で、多数の観客が相次いで[[急性アルコール中毒]]の症状を訴え、[[救急車]]で病院へ搬送されたり[[タクシー]]で病院へ向かったりした。同球場では、この年の両チームの対戦においては、[[ビール]]の飲み放題チケットの販売席数を通常の4倍に当たる1,200席としていた<ref>[https://mainichi.jp/articles/20170607/k00/00e/040/248000c 京セラドーム 「大トラ」続出、救急車7台 阪神大勝で?] 毎日新聞 2017年6月7日</ref>。
* 2017年7月9日、この日行われたオリックス対ロッテ戦の試合前にドームの大型ビジョン下部に掲出される広告を交換する工事を行っていたところ、工事現場から長さ2メートルの鉄パイプ1本がスタンドを滑り落ちて外野フィールドへ落下して跳ね返り、そこでストレッチを行っていたオリックスの内野手[[中島宏之]]を直撃する事故が発生。幸い中島は打撲傷で済んだ。事故原因は作業中のミスで、球団は再発防止に努める旨のコメントを出した<ref>[https://web.archive.org/web/20210507230426/https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/168260/ オリ中島負傷 京セラドーム「鉄パイプ落下」の波紋] [[東京スポーツ|東スポWeb]](2017年7月10日)、同日閲覧。</ref>。
* 2017年9月30日、オリックス対ソフトバンク戦で、6回表に先頭打者の[[髙谷裕亮]]が放った打球が投手の[[小林慶祐]]の顔面に直撃、小林は出血を伴いながらその場で倒れこんだ。約10分後に救急車を直接グラウンドに入れるという異例の措置がとられ、小林はそのまま病院へ搬送された<ref>{{Cite news |url=https://www.sanspo.com/article/20170930-74LD2RCEVBL4RDGHDJ5LFK4OH4/ |title=救急車が外野からグラウンドに オリ・小林、打球が右眼瞼部上付近に直撃で救急搬送 |newspaper=[[サンケイスポーツ]] |publisher=[[産業経済新聞社]] |date=2017-09-30 |accessdate=2017-10-01}}</ref>。
* [[2023年の日本シリーズ]]は第7戦まで行われ、阪神が日本一を決めた。同球場での日本一の胴上げはこれが初めてとなる(近鉄は一度も日本一になることがなく球団自体が消滅、合併後のオリックスは2022年に日本一となったが、その際は明治神宮野球場で決めたため、近鉄・オリックスの日本一の胴上げは一度も行われていない)。
 
== その他 ==