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{{Infobox animanga/Header
| タイトル = BEASTARS
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| 放送局 = [[フジテレビジョン|フジテレビ]]ほか
| 放送開始 = 第1期:2019年10月10日
| 放送終了 = 12月26日<br />第2期:2021年1月7日 - 3月25日<br />FINAL SEASON:2024年
| 話数 = 第1期:全12話<br />第2期:全12話
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| ウィキポータル = [[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:アニメ|アニメ]]
}}
『'''BEASTARS'''』(ビースターズ)は[[板垣巴留]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。『[[週刊少年チャンピオン]]』([[秋田書店]]刊)にて2016年41号から{{R|BEASTARS-AkitashotenMagazine}}2020年45号まで連載された<ref>{{Cite web|和書|date=2020-10-08 |url=https://natalie.mu/comic/news/399603 |title=板垣巴留「BEASTARS」完結!1月より「BEAST COMPLEX」短期集中連載 |work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]] |accessdate=2021-01-08}}</ref>。擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの[[群像劇]]が描かれる{{R|vol1}}。2021年10月時点で累計発行部数は750万部を突破している<ref>{{Twitter status2|itaparu99|1453275241170579457|2021年10月27日|accessdate=2021-11-02}}</ref>
 
2019年10月には[[フジテレビジョン|フジテレビ]]+Ultra[[+Ultra]]」枠にてアニメが放映され、[[Netflix]]での独占配信が開始した。
 
2020年10月時点で累計発行部数は500万部を突破している<ref>{{cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000040601.html|title=ウェブコミック無料配信サイト「マンガクロス」にて、『BEASTARS』21巻発売記念! 48時間限定1〜20巻・全178話全話読み放題キャンペーン開催!10月8日(木)10時開始!|date=2020-10-04|newspaper=PR TIMES|accessdate=2020-11-17}}</ref>。
 
== 作風 ==
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== 評価 ==
2018年、第42回[[講談社漫画賞]]・少年部門受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/281650|title=講談社漫画賞はBEASTARS、透明なゆりかご、傘寿まり子、フラジャイルに決定|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2018-05-10|accessdate=2018-05-10}}</ref>。週刊少年チャンピオン連載の作品として、第1回(1977年)に受賞した『[[ブラック・ジャック]]』、第39回(2015年)に受賞した『[[弱虫ペダル]]』に続いて3作目の受賞作となったほか、[[マンガ大賞#第11回(2018年)|第11回マンガ大賞]]で大賞を受賞し、秋田書店の漫画作品で大賞を受賞した初めての作品となった{{R|MANTAN20180322}}。
 
このほか、2018年には第21回[[文化庁メディア芸術祭マンガ部門]]新人賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/273868|title=メディア芸術祭マンガ部門の大賞は池辺葵「ねぇ、ママ」アニメ部門は2作が大賞に|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2018-03-16|accessdate=2018-03-18}}</ref><ref>{{cite newspaper|url=https://mainichi.jp/articles/20180316/dyo/00m/200/019000c|title=文化庁メディア芸術祭 マンガ部門大賞に池辺葵の「ねぇ、ママ」 “母”を描いた短編集|date=2018-03-16|newspaper=[[毎日新聞]]|accessdate=2018-03-22}}</ref>、第22回[[手塚治虫文化賞]]新生賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/279582|title=「ゴールデンカムイ」が手塚治虫文化賞のマンガ大賞に!新生賞は板垣巴留|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2018-04-25|accessdate=2018-04-25}}</ref>。
 
== あらすじ ==
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=== 主要人物 ===
; レゴシ(Legoshi)
: 声 - [[小林親弘]]<ref name="oricon190708">{{Cite news|publisher=oricon ME|newspaper=[[ORICON NEWS]]|url=https://www.oricon.co.jp/news/2139509/full/|title=アニメ『BEASTARS』キャスト情報解禁 レゴシ役を小林親弘、ハル役を千本木彩花|date=2019-07-08|accessdate=2019-07-08}}</ref>
: 種族 - [[オオカミ|ハイイロオオカミ]]
: 本作の主人公。性別はオス。物語開始時はチェリートン学園の高等部2年生で演劇部の美術チームに所属し、照明係を担当していた。
: 4月9日生まれの17歳。牡羊座で血液型はO。身長185センチメートルの体重71キログラム{{Refnest|group=注Efn2|劇中の時間経過に合わせて成長を遂げており、6巻の時点での身長は187センチメートル、体重は77キログラムとなっている<ref>『BEASTARS』単行本6巻、198頁。</ref>。}}。毛色は灰色。好きなものは昆虫と天気予報{{R|vol1|page1=204}}。
: 大柄な体格や高い戦闘能力に見合わず、弱者や秩序を重んじる繊細で心優しい性格だが、肉食獣ひいてはオオカミとして誕生したことへの強い[[劣等感]]から「無害な存在でありたい」と望んでおり、普段は非常に寡黙かつ不器用で目立つことを嫌っているため、他者とのコミュニケーションが得意ではない。このため、幼馴染であるジャックや701号室のルームメイトなど一部の友人・知人を除いて、周囲からは近寄りがたい変わった動物だと思われている。
: ハルとの出会いをきっかけに様々な経験を経て抑え込んでいた自分を少しずつ出すようになっていくが、ハルへの感情が恋なのか肉食獣としての本能(食欲)なのか懊悩している。リズが食殺犯だと知って以降は何食わぬ顔で学園生活を送るリズへの怒りを抑えられなくなることもあったが、自身もハルへの感情で悩んでいたため「自分もリズと同じようになっていたかもしれない」という思いから、大晦日に決闘で自身の思いをぶつけて決着を付けることにしている。
82 ⟶ 80行目:
: ジャック以外には表沙汰にはしていないが、純血種でないハイイロオオカミとコモドオオトカゲのクォーターであり、実の祖父であるゴーシャに似ているとされている。しかし、母親・レアノが自殺してからは長らくゴーシャとは直接会っておらず、退学後、ジャックに居場所を教えられたゴーシャが訪ねてきたことにより再会を果たしている。その際には、以前からゴーシャに対して平然と種族差別が行われるような社会のあり方へ違和感や疑問を抱いていたことを打ち明けている。
: 名前の由来は俳優の[[ベラ・ルゴシ]]から{{R|vol1|page1=204}}。
; ルイ(Louis)
: 声 - [[小野友樹]]<ref name="natalie0806">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/342725|title=アニメ「BEASTARS」ルイは小野友樹、ジュノは種﨑敦美、ゴウヒンは大塚明夫|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2019-08-06|accessdate=2019-08-06}}</ref>、[[田村睦心]](幼少期)
: 種族 - [[アカシカ]]
: チェリートン学園の高等部3年生。性別はオス。演劇部の花形役者で、役者チームのリーダーを務める学園のカリスマ的存在。
89 ⟶ 87行目:
: ホーンズ財閥の御曹司で、普段は気位高く振る舞い、失敗を重ねる者や未熟な考えの持ち主には辛辣な言動を崩さない。稽古中に負った[[捻挫]]の痛みを我慢してまで舞台上での演技を続けるなど、自分自身にも妥協や甘えを許さないストイックで直向きな姿勢を持ち合わせている反面、やや頑固で自分の弱みを見せてしまうことを恐れている。
: 元々は裏市で肉食獣用の生き餌として飼育されていた個体で、右足の裏には生き餌として育てられた証として数字の入れ墨が彫られており、5歳のときにホーンズ財閥の跡取りとしてオグマに引き取られたという過去を持つ。この出自から自らが捕食される側(草食獣)であることに強いコンプレックスを持っており、大型肉食獣として振る舞おうとしないレゴシに一目置いていると同時に、苛立ちも感じている。
: 裏市で活動する犯罪組織・シシ組にハルが誘拐された騒動を機に一時期学園を長らく休学し{{Refnest|group=注Efn2|当初は退学するつもりだったが、オグマに言いくるめられて退学届を休学届に書き直している。}}、シシ組のボスとして勢力拡大の原動力となるものの、再会したレゴシに大晦日で行うリズとの決闘を見届けるように懇願されたことなどを機に、少しずつレゴシの情に絆され、足を洗う決意をする。
: シシ組からの脱会後、レゴシとリズの決闘を見届けに向かうも、決闘で苦戦していたレゴシに入れ墨ごと右足を食べるよう強要。レゴシの勝利に寄与する傍ら、自らの過去とも決別を果たす。それにより、食殺犯を見つけたのがレゴシであることを公表できなくなったため、自身が表向きの功労者にされる。リズが逮捕された後、入院を経て復学した。それ以降、右足に義足を付けている。レゴシの退学に伴い、ジュノとは「休学中は裏市にいた」という秘密を学内で唯一共有することになる。卒業式の日にジュノのファーストキスを受けてその気持ちを察するが、異種族恋愛の厄介さを理解しているため突き放す態度をとるものの、内心は動揺していた。
: 卒業後は、大学に進学するも、御曹司であることや義足のことで他人にからかわれることが増えたほか、時折足の断面から感じる激痛に悩まされるようになる。
: 当初はビースターを目指していたが、食殺犯を見つけた表向きの功労者として青獣ビースターの候補に選ばれた際には「作り話の上で青獣ビースターを名乗る気はない」として固辞した。
: 休学中から卒業後に至るまでたびたび学校外で自分と関わるレゴシを疎ましがる発言も多いが、レゴシが骨肉麻薬の売人を捕えた際に負傷したと知った際は菓子折りを持参して見舞うなど、それなりに気にかけている。
; ハル(Haru)
: 声 - [[千本木彩花]]{{R|oricon190708}}
: 種族 - [[ネザーランド・ドワーフ|ドワーフ種のウサギ]]
102 ⟶ 100行目:
: ルイとは恋仲であり、異種族であるため結ばれないということを寂しく感じている。また、レゴシのことは当初「不思議な子」「(種族の違いから)相容れない存在」と見ていたが、付き合いを重ねていくうちに惹かれ始めていき、食殺の危機から救われたことでさらに距離が縮まった。しかしその後レゴシが退学することになり、彼が警察にリズの逮捕に至る真相を内密にするように言われていたため、事情を知らないまま別れることになった。その後ジャックにレゴシの居場所を教えられて一度は訪ねようとしたが、一緒にいたセブンの姿を見て誤解し、その時は会わずに去った。
: 卒業後は大学に進学する。同級生の異種族カップルに訪れた悲劇を目の当たりにしてレゴシへの思いを断ち切ろうとするが、そのタイミングでその日がレゴシの18歳の誕生日であることを思い出し、それを祝うため再会。その際にセブンに対する誤解も解け、レゴシから真相を聞かされる。そしてレゴシに裏市を案内させ、彼を受け入れる自身の覚悟が本気であることを示す。
; ジュノ(Juno)
: 声 - [[種﨑敦美]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - ハイイロオオカミ
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: 自他ともに認める美貌の持ち主であり、当初はその恵まれたルックスのせいで一部の生徒から妬まれがちだったが、明朗活発な言動や周囲への気配りを忘れない振る舞いによって少しずつ信頼と人気を得ていく。その一方では、「日の当たる場所でないと肉食獣は輝けない」という価値観を持っており、普段の言動もこうした思想や自身に対する絶対的な自信に由来している。このため、ルイからはその本心を見透かされ、「自信過剰で自分は全てを手に入れられると思い込んでいる強欲な女」と指摘されている。
: 入部時より、同種族ということもあってレゴシを認知して以来強烈な恋愛感情を抱いており、またそれを周囲に隠そうとしていない。また、市内で発生したオオカミによる食殺事件を背景に学園の生徒たちからいじめを受けていたところをレゴシに救われたことがきっかけでさらに好意を強め、「草食獣と肉食獣は距離を置くべき」という思想的立場もあってレゴシと同族種のカップルになることをしきりに望むようになる。隕石祭の出し物では失踪したルイの代わりに主役を務めた際には、肉食獣の強さ・正しさをアピールすると同時にレゴシに告白するも、レゴシの鈍感さもあってはぐらかされてしまった。ルイが裏市にいることを知って以降は徐々にルイに惹かれていき、卒業式の日にファーストキスを捧げる。ルイには突き放した態度をとられるが諦められず、「異種族恋愛の大先輩」としてレゴシに助言を仰いでいる。
; ゴウヒン(Gohin)
: 声 - [[大塚明夫]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ジャイアントパンダ]]
: 裏市で活動する心療内科医で、食殺を犯した肉食獣の捕獲、カウンセリング、治療を行っている。性別はオスで年齢は39歳。既婚者だがには逃げられている。
: 強面で粗野な振る舞いが目立つが、面倒見の良い性格。顔面にある複数の傷跡は、治療中の患者から何度も暴行を受けたことによるものである。そういった経験から患者の暴力に負けないよう笹を食べ鍛錬に励んだ結果、筋骨隆々の肉体を手に入れた。
: レゴシからは慕われており、修行を申し出てきたレゴシを鍛え上げ、肉食獣の捕獲サポートができるまでに育てた。
118 ⟶ 116行目:
=== 演劇部 ===
チェリートン学園のクラブ。毎年、中等部から10匹から20匹ほどが顧問からのスカウトという形で新たに入部する{{R|vol2|page1=61}}。これは演劇部が持つ「生き様を見せる」という裏テーマを徹底するためであり、スカウトされる動物たちは何らかの事情を抱えたものだけとなっている{{R|vol2|page1=65}}。部内では演出係が頂点であり、部長の下に台本担当、音響チーム、役者チーム、ダンスチーム、美術チームと分けられている{{R|vol2|page1=61}}。
; サヌ(Sanu)
: 声 - [[落合福嗣]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ペリカン属|ペリカン]]
125 ⟶ 123行目:
==== 役者チーム ====
ルイがリーダーを務めるチーム。
; ビル(Bill)
: 声 - [[虎島貴明]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[トラ|ベンガルトラ]]
131 ⟶ 129行目:
: そのため、正反対の考えを持つレゴシとは度々衝突しているが、退学して一人暮らしを始めたレゴシをアオバたちと共に訪ねるなど、それなりに友好的な一面もある。また、草食獣である部の仲間については大切に考えており、特にエルスに対しては、頻繁に話しかけたり、シシ組襲撃の際は真っ先に安否を確認するなど、気にかけている。
: リズが逮捕された後、復学したルイによって次期部長に任命される。
; テム(Tem)
: 声 - [[大塚剛央]]<ref>{{Twitter status2|TakeoooOtsuka|1176480564473319424|4=大塚剛央@TakeoooOtsuka、2019年9月24日のツイート|accessdate=2019-10-05}}</ref>
: 種族 - [[アルパカ]]
: 高等部2年生。性別はオス。レゴシとは仲が良く、また同じ演劇部に所属するアンゴラ[[ヒツジ]]のエルスに片思いをしていた。演劇部の舞台『アドラー』に「水の精 オディー」役に抜擢されるも、何者かに食殺されてしまう。悪意なしに見たままの事を口にする性格で心根が優しいが、その性格が裏目に出たことで食殺されてしまう。
; ピナ(Pina)
: 声 - [[梶裕貴]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/397660|title=アニメ「BEASTARS」第2期に梶裕貴が出演、容姿端麗なプレイボーイ・ピナを演じる|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2020-09-24|accessdate=2020-09-24}}</ref>
: 種族 - ドール[[ビッグホーン]]
: 高等部1年生の新入部員。自分のルックスに絶大な自信を持ち、女遊びを趣味としている。人を食ったような性格をしており、入部早々肉食獣を侮辱する発言をして部内の肉食獣から反感を買ってしまっている。リズと対峙したレゴシを助けるために食殺事件へと首を突っ込み、自らを危険に晒しながらも巧みにリズを牽制するという大胆さも持っている。レゴシに対しては好意的な態度を見せているが、感情を抑えられなくなったレゴシの突発的な行動をフォローせざるを得なくなることもあり、その点には呆れ気味。
: 大晦日の決闘では、レゴシのやる気を引き出そうとするリズに殺されたかと思われたが、実際は拘束されて傷を付けられただけだった{{Refnest|group=注Efn2|リズはピナを食殺したかのような発言をしていたが、レゴシには匂いですぐにそれが嘘だと見抜かれた。}}。自力で脱出した後、警察に通報してリズを逮捕させるが、その時レゴシも食肉を犯していたことまでは知らず、結果的にレゴシも逮捕させることになってしまった。
: その後は他の部員たちにも内緒でリズとの面会を続けており、レゴシがメロンとの決着をつけるころにはリズを友達と呼んでいる。
; アオバ(Aoba)
: 声 - [[兼政郁人]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ハクトウワシ]]
: 高等部2年生。同学年で同じ肉食獣ということで、レゴシやビル、タオとよくつるんでいるが、ビルが裏市で肉を購入しようとした際はレゴシと共に思い止まって引き下がるなど、肉食獣のメンバーでは比較的良識を持ち合わせている。
: また、長く付き合っている彼女がおり、ハルに対するレゴシの感情を「信仰」に近いものと評し、その恋愛観が他人とズレていることを指摘している。
; エレン(Ellen)
: 声 - [[大内茜]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[シマウマ]]
: 高等部2年生。演劇部の舞台『アドラー』では、ヒロインの「エレン」役に抜擢されるなど、普段は可憐な役柄を演じているが、素の顔は勝ち気で物怖じしない性格であり、テムが殺害された際には、ビルと激しい口論を交わしている。
; タオ(Tao)
: 声 - [[小林直人 (声優)|小林直人]]
: 種族 - [[ヒョウ|クロヒョウ]]
: 高等部の2年生。新歓祭の舞台では主役アドラーを襲う敵役を演じていた。ストレッチ中に勢い余ってキビの腕をもいでしまうという事故を起こして停学処分を受け、意気消沈していたが、最終的には和解している。
; ゾーイ(Zoe)
: 声 - [[室元気]]<ref>[https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1570051766 TVアニメ『BEASTARS』レゴシ役・小林親弘さんインタビュー | アニメイトタイムズ]</ref>
: 種族 - [[ヤギ|オヤギ]]
: 中等部に所属するオスのヤギ{{R|vol1|page1=102}}。死亡したテムの代役として「水の精 オディー」役に抜擢されるも台詞を全く覚えていなかったため、ルイから厳しい稽古を突き付けられることとなり、レゴシとハルが出会うきっかけを作る。
 
==== ダンスチーム ====
; シイラ(Sheila)
: 声 - [[原優子]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[チーター]]
: 高等部3年生。誕生日は6月21日。性別はメス。ダンスチームのリーダーで、肩書は振り付け長。14歳のころ、金欠のため「肉食メスクラブ」で女王様のアルバイトをしていたところを演劇部にスカウトされた。
; エルス{{R|vol2|page1=61}}(Els)
: 声 - [[渡部紗弓]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - アンゴラヤギヒツジ
: テムが想いを寄せていたメスのヒツジ。テムが食殺された際は、自分に対するレゴシの言動を訝しみ、彼が事件の犯人ではないかと疑っていたが、彼の真意を知って以降はその内面の優しさを知る数少ない存在となる。
: 明るい性格で演劇部とも真摯に向き合っており、また肉食獣のよき理解者でビルとも仲がよい。ビルが裏市で草食獣の肉を買ったことに気付いていたが、それも含めてビルのことを受け入れている。
172 ⟶ 170行目:
==== 美術チーム ====
レゴシが所属するチーム。仕事内容は細分化されており、照明、衣装、小道具・大道具に分かれる。
; ドーム(Dom)
: 声 - 室元気{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[クジャク]]
: 美術チームのリーダー。女性的な口調で話すが、性別はオス{{Refnest|group=注Efn2|男子の制服を着た姿で描かれている。}}。周囲への気配りが上手く、和を大事にする性格で、不器用で口下手なレゴシのことを気にかけている。
: また、徐々に心を開き成長しているレゴシの近況についてジュノに教えるなど、ジュノの恋を応援している。
; カイ(Kai)
: 声 - [[岡本信彦]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[マングース科|マングース]]
: 美術チームの照明係。性別はオス。生まれた直後に実親から捨てられ、[[ハイエナ]]一家に育てられた過去を持つ。荒々しい口調で話すが、根は実直でコミュニケーション能力に長けている。
: 元は役者チーム所属で、テムの死亡を受けて彼とオーディションで争っていた「水の精 オディー」の役を得るチャンスが訪れたと期待するが、過去に犯した本番中の2度に渡るミスを理由に美術チームへ異動させられる。美術チームに異動した直後はその境遇を嘆いていたが、徐々に裏方の仕事にも楽しみを見出し、チームの動物たちとも友好的な関係になっていく。
; キビ(Kibi)
: 声 - [[井口祐一]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[アリクイ]]
: 美術チームの衣装係のオス。アリシェイクが好物。基本的には穏やかで懐が広く、レゴシとも友好的だが、噂を鵜呑みにしたり、厄介事を嫌ったりするなど、流されやすく臆病な一面も持ち合わせている。
: ハルが性に奔放である噂を耳にしており、園芸部の部室を訪ねた際は本人と関わり合いになることを恐れてレゴシを置き去りにして逃亡し、レゴシが園芸部から戻ってきた際にその悪評について教えている。ストレッチ中にタオに腕を千切られてしまい、一時は恐怖のあまり肉食獣を拒絶するようになるが、手術で神経が繋がったことにより回復に向かっている。タオに悪意がなかったことは理解しており、「いつまでも肉食獣を怖がっていたくない」という思いから、タオが見舞いに来た際には彼の謝罪を受け入れ、和解する。
; リズ(Riz)
; ファッジ
: 声 - 榎木淳弥
: 種族 - [[レッサーパンダ]]
: 美術チームの衣装係。性別はオス。一言多い性格でドームによく窘められている。
; リズ
: 声 - [[白熊寛嗣]]
: 種族 - [[ヒグマ]]
199 ⟶ 193行目:
 
=== チェリートン学園の面々 ===
; ジャック(Jack)
: 声 - [[榎木淳弥]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ラブラドール・レトリバー]]
205 ⟶ 199行目:
: [[オオカミ]]に品種改良を加えて生み出された種族([[イヌ]])ということもあって、闘争心が抑えられているためか、明朗活発で人懐っこく心優しい性格である反面、知能が高く、学園トップクラスの成績を誇る優等生でもある。しかしながら、幼少期はこうした品種改良を経て誕生した出自から「作り物」のイヌという自らの種族に強い劣等感を持っており、改良前である「本物」のオオカミに対して屈折した憧れや嫉妬心を抱いていた。
: こうした経緯もあって、幼少期はレゴシとしばしば衝突していたが、後にお互い良き理解者となり、周囲から誤解されがちなレゴシを心配している。
; ミズチ(Mizuchi)
: 声 - [[山村響]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - {{仮リンク|ハーレクイン (ウサギ)|en|Harlequin rabbit|label=ハーレクイン種のウサギ}}
: 自らを絶滅危惧種と自負する高等部の少女。左右対称に白と黒で縞がはっきり別れているのが特徴。取り巻きである[[モモンガ]]の女子生徒(声 - [[小澤亜李]])と[[黒猫]]の女子生徒(声 - [[本渡楓]])を常に引き連れている。
: 同種族の男子(声 - 榎木淳弥)と恋人関係にあったが、その恋人がハルとも関係を持ったことがきっかけで破局し、「絶滅危惧種のカップルを壊された」ことでプライドを傷付けられた嫉妬と逆恨みから、取り巻きの女子生徒と共に、ハルに苛烈ないじめを繰り返している。
; レゴム(Legom)
: 声 - [[あんどうさくら]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - [[ニワトリ|メンドリ]]
216 ⟶ 210行目:
: アルバイトとして水曜日のみ学校の売店に自分が産んだ無精卵を卸しており、レゴシが「水曜日のタマゴサンドイッチは特に美味しい」と褒めているのを聞いたことがきっかけで真剣に体調管理を行い、産む卵に責任と矜持を持つようになる。なお、レゴシ自身は褒めていたタマゴサンドイッチがレゴムの卵で作られていることに終始気づかないままだった。
: 2018年に行われた[[マンガ大賞#第11回(2018年)|第11回マンガ大賞]]の授賞式では、作者の板垣はレゴムの被り物を着用して登壇した{{R|大賞}}。
; ゴン(Gon)
: 声 - [[佐々健太]]
: 種族 - [[アムールトラ|シベリアトラ]]
222 ⟶ 216行目:
: 選ばれた者に重圧を強いることになるビースター制度には消極的だが、評議会でチェリートン学園が5年間ビースターを輩出していないことを指摘され、「食殺事件の犯人を見つけた者を次のビースターにする」という約束をさせられてしまう。しかし、該当者となったレゴシはその際に食肉を犯したためその功績を公表できず、表向きの該当者にされたルイも固辞したため、またしてもビースターの輩出は叶わなかった。
: 『BEAST COMPLEX』で発表された「トラとビーバー」は、彼の少年時代を描いたエピソードである。
; ロクメ(Rokume)
: 声 - [[くじら (声優)|くじら]]
: 種族 - [[ガラガラヘビ]]
229 ⟶ 223行目:
=== シシ組 ===
裏市を仕切る犯罪集団。構成員はすべて[[ライオン]]で、メンバーは35頭だったが、メロンがボスになって以降は徐々に数を減らし、ルイと再会した時にはボスとイブキを除く8頭のみになっている。食殺をビジネスとしており、殺した草食動物を見せしめとしてアジトの前に吊るしている。表社会だけでなく裏市でも恐れられる存在。レゴシとはたびたび顔を合わせる因縁の相手だが、メロンを倒すという目的のために手を組むことになる。
; イブキ(Ibuki)
: 声 - [[楠大典]]
: 種族 - マサイライオン
: シシ組の実質No.2で年齢は35歳。縁なしの眼鏡を掛け、冷静な風格。シシ組のイメージ向上のためにルイをシシ組のボスに据えることを提案する。元は表社会の貧しい家の生まれだったが、12歳のときに裏市の店に売られてしまい、そこから逃げ出して18歳でシシ組に入る。ルイが必死に弱さを隠して強く見せてる裏で衰弱しつつある事を察し、ルイを組に引き込んだことに責任を感じており、境遇が類似していることも相まって、ルイに対して色々と世話を焼いている。必死さゆえになかなか心を開かないルイにどう接していけばいいか分からず困惑しながらも接していく
: もし万が一自分がルイを食殺しそうになったら射殺するようにとフリーに命令しており、ルイの組抜けの意思を聞き、その覚悟を迫るためにルイを襲おうとした結果、フリーに射殺される。ルイはずっとイブキが自分に気を使って献身的に支えていた事に気づき、最後までイブキに心を閉ざした事を強く悔む事へとなって行く。戒名は「獅子眼鏡」。
; フリー(Free)
: 声 - [[木村昴]]{{R|natalie372123}}
: 種族 - インドライオン
: 30歳。右目に三本線の傷跡を持つ。武闘派らしく、他組との小競り合いでは真っ先に突っかかっていった。「ボス(ルイ)を食いそうになったら俺を撃て」という約束に従い、イブキを射殺しルイをシシ組から解放する。その際に「次に見かけたら殺す」と宣言しており、実際にルイと再会した直後は殺すつもりだったが、ルイの角が生え変わりのために落ちて容姿が変わった途端に殺意は消え失せ、ルイを迎え入れる。胸部から腹部にかけて「猫邪羅死」という大きなタトゥーを入れている。
; ボス(名前不詳)(Boss)
: 声 - [[土師孝也]]
: 種族 - ライオン
: 本名は不明。顔に傷跡があり、縁なしの眼鏡を掛け、ライオンの手が彫刻された杖を突いている。全身が白い毛の動物を食べることを趣味としている。手下にハルをさらわせて食べようとするが、寸前でレゴシに顔面を殴られ阻止される。逃げようとするレゴシをピストルで撃とうとしたところをルイに逆に射殺される。
 
=== コーポ伏獣の住人 ===
家賃は安いが建物は古く、裏市まで徒歩10分と治安の悪い場所に建つアパートの住人たち。
; セブン(Seven)
: 種族 - [[ヒツジ]]([[メリノ種]])
: 大手スポーツメーカーに勤める会社員。性別はメスで年齢は29歳。
: オス肉食獣の比率が高い職場に学歴とスポーツ用品に対する熱意で就職したが、名前ではなく「[[ラム (子羊)|ラムちゃん]]」という不本意な愛称で呼ばれるなどのいじめを受けていた。営業部からの移動を期にいじめを受け入れざるを得なくなり、それまで住んでいた高級マンションからの転居を決意。レゴシの隣室に住むことになる。当初はろくに挨拶もしない上に毎晩自室で暴れて騒音を立てるレゴシに苛立っていたが、食肉の禁断症状に耐えるレゴシに牙を向けられながらも名前で呼ばれたことで、徐々に受け入れていく。レゴシの禁断症状が治まって以降は隣人同士として良好な関係を築いている。
; サグワン(Sagwan)
: 種族 - [[ゴマフアザラシ]]
: 302号室の住人。性別はオス。1月7日生まれ。年齢は不明。血液型はB型。身長201センチメートル、体重は350キログラム。
: 半年前まで海で暮らしていたが、陸の書物を海洋語に翻訳する仕事に就くため、現在は陸で勉強中。カタコトでしゃべる。
: 海洋出身のため陸の生物とは異なる思想を持っているが、お互いの文化・信仰を尊重するおおらかな性格。
; フィーナ(Fina)
: 種族 - [[スナネズミ]]
: 602号室の住人。性別はメス。31歳。広告代理店勤務。肝が据わった性格で、肉食獣であるライカと同居し、ヒモとして養っている。
; ライカ(Raika)
: 種族 - [[オオワシ]]
: 602号室の住人。性別はオス。21歳。フィーナにいい加減な性格と言われているが飛行免許を持ち、運転が得意のため通勤の送迎する持ちつ持たれつの関係にある。
; エビス(Ebisu)
: 種族 - [[カラス]]
: 304号室の住人。性別はオス。[[アルビノ]]。稀少種として捕獲しようとする団体と立ち向かうため日々鍛えている。
; ムギ(Mugi)
: 種族 - [[シバイヌ]]
: 202号室の住人。性別はオス。カレンダーのグラビアによる収入で生計を立てている。
; ボーグ(Bogue)
: 種族 - [[ツキノワグマ]]
: 201号室の住人。性別はオス。種族を偽ってウサギの小説家として活動している。
; オイゲン(Eugen)
: 種族 - [[ヨークシャー種|ヨークシャーブタ]]
: 403号室の住人。性別はオス。剥製師で、生き物を美しい姿のまま剥製にしている
 
=== レゴシの親類 ===
; ゴーシャ(Gosha)
: 種族 - [[コモドオオトカゲ]]
: レゴシの母方の祖父であり、育ての親。年齢は53歳<ref group="注">{{Efn2|第12巻の巻末の書き下ろし(P197)より。第103話では36年前は17歳だったことが明かされており、現在の年齢が53歳であることの裏付けになっているが、第106話では54歳を自称している。</ref>}}。大柄で圧倒的な強さをもつ兵士だったが、戦場でメスのハイイロオオカミ・トキと恋に落ち、失踪したという噂を持つ。36年前はヤフヤと共に「ビースターズ」を目指していたが、恋愛を期にその道を降りた。毒を持つ種族であるため法的にはハイイロオオカミとの結婚が認められておらず、レゴシとは血の繋がりはあるが戸籍上は他人同士となっている<ref group="注">{{Efn2|そのため、学園からは単に「レゴシの学費を払っている者」という扱いしかされておらず、通常は退学の際に必要な親族の署名を求められることもなく、レゴシが連絡していなかったこともあって、学費が払い戻されるまではレゴシの退学を知らなかった。</ref>}}。レゴシには平和主義を教えていたが、その裏には「それは強い者が唱えてこそ意味を持つ」という信念がある。
: 普段は温厚な性格だが、レゴシがメロンに重傷を負わされた時には、間接的にその原因を作ったヤフヤに対して激しい怒りを見せた。また、レゴシのことで心配事が起こると、分泌される毒がコンクリート製の塀をも溶かすほど強力になる。
; レアノ(Leano)
: 種族 - ハイイロオオカミ
: レゴシの母で、ゴーシャの娘。レゴシが12歳のときに自殺したが、メロンに狙撃されて重体に陥った際に見た幻覚の中でレゴシは霊となった彼女と再会する夢を見ている。ハイイロオオカミとコモドオオトカゲのハーフで、少女期までは外見上は母親そっくりの美しい血統種のハイイロオオカミであったが、19歳になってからは父の遺伝で背中にコモドオオトカゲの鱗が広がってしまうことに危機感を持つようになり、血統種のハイイロオオカミを産むために、ファッションモデルであったミヤギと関係を持った末にレゴシを産む。その後全身の鱗化が進行していったため、レゴシが小学校に上がるころから自室に籠ってレゴシにも姿を見せなかったが、レゴシが12歳の誕生日を迎える際、レゴシには鱗化の心配はないと確信して別れることを決意し、自ら命を絶った。
; ミヤギ
:種族 - ハイイロオオカミ
: レゴシの実父で、ファッション雑誌でモデルとして活動していたが、後に[[俳優]]に転身する。レアノと関係を持つも間もなく破局したため、彼女当人からは全く認知されていない上に名前さえも憶えられておらず、レゴシも父親として認知していない。
 
=== その他の人物 ===
; オグマ(Ogma)
: 声 - [[堀内賢雄]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - アカシカ
: 46歳。ルイの義父。鋭い目つきの持ち主で、常に冷徹に振る舞っている。ホーンズ財閥の一匹息子であるが子孫を作れない身体のため、自身の後継者として育てるべく幼いルイを裏市の生き餌販売所から高額で引き取った。
; 市長(Mayor)
: 声 - [[星野充昭]]{{R|natalie0806}}
: 種族 - ライオン
: ライオンは善良である、というイメージを市民に植え付けるため、大学入学直前に牙をすべて抜いて総入れ歯にし、全身を400万かけて改造した過去を持つ。
: シシ組の暗躍によってライオンのイメージが下がることを危惧し、事実を表沙汰にしないように動いている。
; ヤフヤ(Yahya)
: 種族 - [[ウマ]]
: 現壮獣ビースター。性別はオスで年齢は51歳。「広すぎる視野と心配心を抑えるため」という理由で平素は目隠しをして生活している。
: 36年前はゴーシャと共に「ビースターズ」を目指していたが、ゴーシャがメスのハイイロオオカミと恋に落ちてその道を降りたため、袂を分かつことになった。
: ゴーシャの孫であるレゴシの存在を知って以降、彼に対する執着を見せるようになる。
; メロン(Melon)
: 種族 - [[ガゼル]]
: カウンセラーを装い象牙売買を行う青年。ヒョウの母とガゼルの父の間に生まれ、鋭い歯や爪を持つ。また、全身のヒョウ柄模様の広がりを誤魔化すためメロンの葉の刺青で覆う。かなりの高学歴。草食獣でありながらも肉食獣の食欲に似た破壊衝動を持つ。ハーフであるためか草食も植物と食も寄せ付けず両方が砂の味だと感じる程の味覚障害を患っている。食欲と性欲が欠如している。勘が鋭い。ルイが去った後のシシ組のボスになり、部下たちの食肉をひと月に2回しか許さないなどのルールを強いている。
: ヤフヤに連れられて[[仮面舞踏会]]に潜入したレゴシからは、似たような出自を持っていたことから興味を持たれるも、その歩み寄ろうとする姿勢に対する嫌悪感から狙撃し、重体に陥らせている。
 
== 設定 ==
=== 世界観 ===
舞台となる世界は[[現代社会]]と近い文明を有している。通貨単位は[[円 (通貨)|円]]、年明けに[[除夜の鐘]]が鳴るなど、日本を思わせる描写があるが、12月25日には[[クリスマス]]ではなく「レクスマス」と呼ばれる、まったく趣旨の異なる祭りが開催される{{Refnest|group=注Efn2|作中に書かれているレクスマスの歌の歌詞は「[[ジングルベル]]」(日本語詞)の「クリスマス」を「レクスマス」に変えたもの。}}など、現実世界と異なる文化も存在する。[[パソコン]]や[[スマートフォン]]、[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]も存在している。また、気温は低めで25度もあれば大変暑いとされ、冬場はマイナス10度まで下がる{{R|vol3|page1=191}}。登場キャラクターが人間ではなく動物(哺乳類・鳥類・爬虫類など)のため、数え方も「一人」ではなく「一匹」と数える。動物達の手足は皆人間と同じ形状をしており、鳥類も例外では無いが、本来の鳥の様に翼に変化させての飛行も可能。但し、飛行には免許証が必要であり、学校を卒業しないと取得できないため、在学中は飛行ができない(現実における[[無免許運転]]と同様の意味であって不可能という意味では)。また、ヘビのように本来手足のない種の場合は擬人化されても手足がない状態で描かれている。
 
肉食獣と草食獣が共に文明を持って生活している世界であるため、肉を食すということは法律で禁じられた重罪行為となっており、特に生きた肉を食うことに対しては、通常なら前科が付かない微罪処分であっても前科が付く{{R|vol12|page1=9}}。動物性の食材として食べることが許可されているのは卵と乳製品、昆虫のみとなっている{{R|vol1|page1=164-165}}。
しかし法律で定められていても本能である食肉衝動を抑えることは難しく、一部の肉食獣の中には「裏市」と呼ばれる場所から違法に草食獣の肉や血を入手して食している者もいる{{R|vol5|page1=190}}。
 
生物的な異種同士でも、さらには哺乳類と爬虫類という分類学上の[[綱 (分類学)|綱]]を超えた交配でも子孫を残すことは可能{{Refnest|group=注Efn2|卵生と胎生の間に子供ができることは稀で、その確率は500分の1と言われている<ref>『BEASTARS』単行本12巻、127頁。</ref>。}}。ただし血統を残すため婚姻・出産は同種で行われることが望ましいとされているため、異種族同士の恋愛は学生時代で終わらせるものという考えが常識として存在する
{{R|vol4|page1=207}}。と同時に、肉食動物と草食動物による恋愛ないし姦淫は異常性癖者とみなされる傾向にある{{R|vol4|page1=52-53}}{{R|vol5|page1=170-173}}。
 
性交([[濡れ場]])の描写も、人間社会の行為と同じ様式で描いている。動物世界と同じ後背位からの[[交尾]]にしてしまうと「獣臭が増してしまうため避けた」と、作者・板垣巴留が『[[漫道コバヤシ]]』に客演した際に説明している。また、作中では避妊具(コンドームなど)の存在も描かれている。
 
極一部だが己の爪や牙を生かした格闘能力を修得している種族も存在し、人間と同じ様に拳銃の扱いに長ける動物もいる。特に肉食獣の身体能力は人間よりも凌駕し、クマ科は筋肉の膨張を抑制するために政府から抑制剤を支給されている。
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=== 用語 ===
; チェリートン学園
: 全寮制、中高一貫のエリート学校。中心街から少し外れた丘の上に建てられており、学園内からでも中心街を見下ろすことができる。この世界独自の科目として海洋語学、生態学などの授業がある。寮は男女別であるが、さらに肉食動物棟、草食動物棟に分けられている。寮の部屋割りは基本的に同種族となるように組まれており、レゴシの居室である701号室も、[[ブチハイエナ]]の'''ミグノ'''(声 - [[内田雄馬]]{{R|natalie0323}})以外は[[イヌ科]]で構成される{{Refnest|group=注Efn2|同室に住むイヌ科の生徒はレゴシとジャックのほか'''コロ'''([[オールド・イングリッシュ・シープドッグ|イングリッシュシープドッグ]]の'''コロ'''(声 - 大塚剛央{{R|natalie0323}})、[[コヨーテ]]の'''ダラム'''([[コヨーテ]]、声 - 小林直人{{R|natalie0323}})、'''ボス'''([[フェネックギツネ]]の'''ボス'''(声 - [[下妻由幸]]{{R|natalie0323}})の3匹がいる。}}。
; ビースター
: 動物たちを統率する英雄的存在のこと{{R|vol1|page1=176}}。各学園から1匹ずつ選出された「青獣ビースター」と、その中からさらに選ばれた「壮獣ビースター」の二つに分けられる{{R|vol7|page1=13}}。
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: 生きている動物の肉を食べた獣に課される前科。罪の軽重に関わらず一生消えることがなく、草食獣との異種族婚が禁止されたり、草食獣との共学校に通えなくなったり、草食獣が役員を務める会社に就職が困難化したりするなど数々の社会的制約を受けることとなる。
; 海洋生物
: 海に住む動物たちの総称。海洋語<ref group=注>{{Efn2|チェリートン学園では必修科目だが、レゴシはアルバイトで出前に行かされるまで実際に話したことがなく、初めての会話では相手の言葉がまったく聞き取れなかった。</ref>}}と呼ばれる言語を用いる、貝殻を通貨の代わりに使う、など陸の動物とは異なる文化を持つ。ゴマフアザラシのように陸と海の両方で生きる者はハーフと呼ばれる。[[輪廻転生]]を信じ、「食べて食べられて生死を繰り返し、海に生命を委ねる」という死生観は、それを初めて聞いたレゴシに衝撃を与えた。
 
== 書誌情報 ==
* [[板垣巴留]] 『BEASTARS』 [[秋田書店]]〈[[少年チャンピオン・コミックス]]〉、全22巻
*# 2017年1月15日発行(同年1月6日発売{{R|vol1}})、{{ISBN2|978-4-253-22754-4}}
*# 2017年4月15日発行(同年4月7日発売<ref name="vol2">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227554 |title=BEASTARS 第2巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2017-05-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22755-1}}
*# 2017年5月15日発行(同年5月8日発売<ref name="vol3">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227562 |title=BEASTARS 第3巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2017-05-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22756-8}}
*# 2017年7月15日発行(同年7月7日発売<ref name="vol4">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227570 |title=BEASTARS 第4巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2017-07-07}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22757-5}}
*# 2017年10月15日発行(同年10月6日発売<ref name="vol5">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227589 |title=BEASTARS 第5巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2017-10-06}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22758-2}}
*# 2017年12月15日発行(同年12月9日発売<ref name="vol6">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227597 |title=BEASTARS 第6巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2017-12-09}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22759-9}}
*# 2018年2月15日発行(同年2月8日発売<ref name="vol7">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227600 |title=BEASTARS 第7巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2018-02-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22760-5}}
*# 2018年5月15日発行(同年5月8日発売<ref name="vol8">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227619 |title=BEASTARS 第8巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2018-05-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22761-2}}
*# 2018年7月15日発行(同年7月6日発売<ref name="vol9">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227627 |title=BEASTARS 第9巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2018-07-06}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22762-9}}
*# 2018年9月15日発行(同年9月7日発売<ref name="vol10">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227635 |title=BEASTARS 第10巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2018-09-07}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22763-6}}
*# 2018年11月15日発行(同年11月8日発売<ref name="vol11">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227643 |title=BEASTARS 第11巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2018-11-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22764-3}}
*# 2019年2月15日発行(同年2月8日発売<ref name="vol12">{{Cite web|和書|url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227651 |title=BEASTARS 第12巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2019-02-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22765-0}}
*# 2019年4月15日発行(同年4月8日発売<ref name="vol13">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/425322766X |title=BEASTARS 第13巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2019-04-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22766-7}}
*# 2019年7月15日発行(同年7月8日発売<ref name="vol14">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227678 |title=BEASTARS 第14巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2019-07-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22767-4}}
*# 2019年10月15日発行(同年10月8日発売<ref name="vol15">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229034 |title=BEASTARS 第15巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2019-10-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22903-6}}
*# 2019年12月15日発行(同年12月6日発売<ref name="vol16">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229042 |title=BEASTARS 第16巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2019-12-06}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22904-3}}
*# 2020年1月15日発行(同年1月8日発売<ref name="vol17">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229050 |title=BEASTARS 第17巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2020-01-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22905-0}}
*# 2020年4月15日発行(同年4月8日発売<ref name="vol18">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229069 |title=BEASTARS 第18巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2020-04-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22906-7}}
*# 2020年7月15日発行(同年7月8日発売<ref name="vol19">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229077 |title=BEASTARS 第19巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2020-07-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22907-4}}
*# 2020年8月15日発行(同年8月6日発売<ref name="vol20">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229085 |title=BEASTARS 第20巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2020-08-06}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22908-1}}
*# 2020年10月15日発行(同年10月8日発売<ref name="vol21">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229093 |title=BEASTARS 第21巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2020-10-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22909-8}}
*# 2021年1月15日発行(同年1月8日発売<ref name="vol22">{{Cite web|和書|url=https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253229107 |title=BEASTARS 第22巻 | 秋田書店 |publisher=秋田書店 |accessdate=2021-01-08}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-253-22910-4}}
 
== テレビアニメ ==
{{配信前の番組|section=1|date=2021年7月21日 (水) 01:20 (UTC)}}
テレビアニメ第1期は2019年10月から12月まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]]『[[+Ultra]]』枠ほかにて放送された<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/323867|title=TVアニメ「BEASTARS」10月より放送開始、新規カットを追加した第2弾PVも|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2019-03-14|accessdate=2019-03-14}}</ref>。テレビアニメ第2期は同枠にて2021年1月よりから3月まで放送された<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/361071|title=アニメ「BEASTARS」第2期制作が決定 - |work=コミックナタリー|accessdate=2019-12-26}}</ref><ref name="natalie372123">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/372123|title=アニメ「BEASTARS」第2期は2021年放送、フリー役で木村昴が出演|work=コミックナタリー|date=2020-303-20|accessdate=2020-303-21}}</ref>。第2期の続編となるFINAL SEASONは[[Netflix#Netflixオリジナル作品|NETFLIXアニメシリーズ]]として2024年より配信予定<ref name="natalie492868">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/492868|title=アニメ「BEASTARS」最終章は2024年配信開始、監督と脚本も前シリーズから続投|work=コミックナタリー|date=2022-09-08|accessdate=2022-09-08}}</ref>。
 
収録は[[プレスコ]]で行われた<ref>[https://web.archive.org/web/20210331044928/https://tokyo.whatsin.jp/561999/2 TVアニメ『BEASTARS』が獲得した独特の面白さ、その秘密は「各話200カット制限」にあり?情熱とアイデアに満ちた制作陣から見えたもの]</ref><ref>[https://spice.eplus.jp/articles/284731 小林親弘・小野友樹・木村昴のプレスコ風景が公開 アニメ『BEASTARS』第2期 最終回直前PVが公開]</ref>。
 
第23回[[文化庁メディア芸術祭アニメーション部門]]審査委員会推薦作品<ref>[https://j-mediaarts.jp/award/animation/ 第23回受賞作品 アニメーション部門] - 文化庁メディア芸術祭</ref>。
 
第1期OPが[[クランチロール]]・アニメアワード2021のベスト・オープニング・シークエンスを受賞<ref>[https://www.crunchyroll.com/animeawards/index.html The Anime Awards - Crunchyroll]</ref>
 
=== スタッフ ===
* 原作 - [[板垣巴留]]<ref name="natalie0207">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/318999|title=板垣巴留「BEASTARS」TVアニメ化!制作は「宝石の国」のオレンジ、ティザーPV公開|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2019-02-07|accessdate=2019-02-07}}</ref>{{R|natalie492868}}
* 監督 - 松見真一<ref name="natalie0323">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/324995|title=アニメ「BEASTARS」キービジュアル公開、美しい満月を背にしたレゴシとハル|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2019-03-23|accessdate=2019-03-23}}</ref>{{R|natalie492868}}
* 脚本 - 樋口七海{{R|natalie0323|natalie492868}}
* キャラクターデザイン - 大津直{{R|natalie0323}}
* プロップデザイン - 虎順
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** 第2期 - 黒岩真貴子、大島和樹
* 制作プロデューサー - キム ヒョンテ
* アニメーション制作 - [[オレンジ (アニメ制作会社)|オレンジ]]{{R|natalie0207|natalie492868}}
* 製作 - BEASTARS製作委員会([[東宝]]、[[フジテレビジョン]]、[[博報堂DYメディアパートナーズ]]、[[秋田書店]]、[[バンダイ]]、[[BANDAI SPIRITS]]、[[ムービック]]、オレンジ、[[BSフジ]]、[[キュー・テック]])
 
=== 主題歌 ===
==== オープニングテーマ ====
; 「Wild Side」<ref name="animatetimes0917">{{Cite web|和書|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1568679602|title=秋アニメ『BEASTARS』よりキャラクターの声が聞ける第4弾PVが公開!主題歌・放送情報も解禁|work=[[アニメイトタイムズ]]|date=2019-09-17|accessdate=2019-09-17}}</ref>
: 第1期オープニングテーマ。作詞は[[今村怜央|Leo]]とJua、作曲・編曲・歌は[[ALI (バンド)|ALI]]。
; 「[[怪物 (YOASOBIの曲)|怪物]]」<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/403508|title=アニメ「BEASTARS」2期OPはYOASOBI、板垣巴留が楽曲のもとになる小説書き下ろし|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020-11-05|accessdate=2020-11-05}}</ref><ref>{{Twitter status2|bst_anime|1324016598009565184|2020年11月5日0:52|accessdate=2020-11-05}}</ref>
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==== エンディングテーマ ====
; 「Le zoo」{{R|animatetimes0917}}
: 第1期第2・5・8・9話エンディングテーマ。作詞は[[唐沢美帆]]、作曲・編曲は[[神前暁]]、歌は[[YURiKA (歌手)|YURiKA]]。
; 「眠れる本能」<ref>{{Twitter status2|bst_anime|1187044138929156096|4=TVアニメ「BEASTARS〈ビースターズ〉」@bst_anime、2019年10月24日のツイート|accessdate=2019-10-24}}</ref>
: 第1期第3・7・10話エンディングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は[[広川恵一]]、歌はYURiKA。
; 「マーブル」<ref>{{Twitter status2|bst_anime|1189588703896723457|4=TVアニメ「BEASTARS〈ビースターズ〉」@bst_anime、2019年10月31日のツイート|accessdate=2019-10-31}}</ref>
: 第1期第4・11話エンディングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は[[高橋邦幸]]、歌はYURiKA。
; 「月に浮かぶ物語」
: 第1期第12話エンディングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲は神前暁、編曲は広川恵一、歌はYURiKA。
; 「[[優しい彗星]]」<ref>{{Cite web|和書|title=「BEASTARS」第2期EDはYOASOBI「優しい彗星」、板垣巴留の書き下ろし小説が原作(動画あり)|url=https://natalie.mu/comic/news/412359|website=コミックナタリー|accessdate=2021-01-13|language=ja|first=Natasha|last=Inc}}</ref>
: 第2期エンディングテーマ、第24話オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAyase、歌はYOASOBI。
: 楽曲制作にあたり、原作者の板垣により本曲の元となる小説が執筆された<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000195173 YOASOBI、『BEASTARS』EDテーマ「優しい彗星」+「夜に駆ける」原作小説が題材のオーディオドラマ配信]</ref><ref>[https://www.famitsu.com/news/202101/14212783.html YOASOBIが異例のOP・ED主題歌ダブル担当。アニメ『BEASTARS』第2期のEDテーマ曲「優しい彗星」が彩るノンクレジット映像が公開]</ref>。
 
==== 挿入歌 ====
;「Mary Stories」
: 第1話挿入歌。作詞・歌は[[Chica]]、作曲・編曲は神前暁。
: 第24話では「Mary Stories-epilogue-」として使用された。
;「A Tale of Moon」
: 第3・5・10話挿入歌。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は神前暁、訳詞・歌はChica。
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| Aux2 = 大石美絵
| Aux3 = 宮崎瞳
| Aux4 = - | Aux4RowSpan = 1112
| Aux5 = '''2021年'''<br />1月7日
}}
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| Aux3 = 大石美絵
| Aux5 = 3月18日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 第24話
| Title = 革命の馳走
| Aux1 = {{hlist-comma|荒川眞嗣|松見真一}}
| Aux2 = 松見真一
| Aux3 = 宮崎瞳
| Aux5 = 3月25日
| TableStyle = font-size:small
}}
{{エピソードリスト/base/footer}}
<!--サブタイトルを含め放送後に追加してください。次回予告や公式サイトなどで次回以降のサブタイトルやスタッフが判明していたとしても、その放送話のエンドロールが流れるまで加筆を控えてください。必ず放送終了後に更新するようにして下さい。-->
 
=== 放送局 ===
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| 2019年10月14日 - 12月30日 | 月曜 1:15 - 1:45(日曜深夜)| [[北海道文化放送]] | [[北海道]] |
| 2019年10月17日 - 2020年1月2日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜)| [[BSフジ]] | [[全国放送|日本全域]] | '''製作参加''' / [[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BS/BS4K放送]] / 『[[アニメギルド]]』枠
| ref={{Cite web|和書|url=https://bst-anime.com/|title=TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」|accessdate=2020-11-5|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190919071702/https://bst-anime.com/|archivedate=2019-9-19}}
| refname=onair
}}
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| network=フジテレビ系列 | season=第2期
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考
| 2021年1月7日 - 3月25日 | 木曜 0:55 - 1:25(水曜深夜) | フジテレビ | 関東広域圏 | '''製作参加''' / 『+Ultra』枠
| | 木曜 1:55 - 2:25(水曜深夜)| テレビ西日本 | 福岡県 |
| 2021年1月8日 - 3月26日 | 金曜 1:55 - 2:25(木曜深夜)| 関西テレビ | 近畿広域圏 |
| 2021年1月10日 - 3月28日 | 日曜 1:55 - 2:25(土曜深夜)| 東海テレビ | 中京広域圏 |
| 2021年1月11日 - 3月29日 | 月曜 1:10 - 1:40(日曜深夜)| 北海道文化放送 | 北海道 |
| 2021年1月14日 - 4月1日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜)| [[BSフジ]] | 日本全域 | '''製作参加''' / BS/BS4K放送 / 『アニメギルド』枠
| ref={{Cite web|和書|url=https://bst-anime.com/|title=TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」|accessdate=2020-12-22}}
| refname=onair2
}}
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! colspan="5"|第2期
|-
| 1 || 2021年6月23日予定 || 第13話 - 第15話 || TBR-31120D || TDV-31121D
|-
| 2 || 2021年7月21日予定 || 第16話 - 第18話 || TBR-31121D || TDV-31122D
|-
| 3 || 2021年8月18日予定 || 第19話 - 第21話 || TBR-31122D || TDV-31123D
|-
| 4 || 2021年9月22日予定 || 第22話 - 第24話 || TBR-31123D || TDV-31124D
|}
 
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第1期放送時はレゴシ役の[[小林親弘]]とジャック役の[[榎木淳弥]]による『'''レゴシとジャックのドッグレディオ!'''』が、[[音泉]]にて2019年10月7日から12月30日まで隔週月曜日に配信された。
 
第2期放送時はレゴシ役の小林とフリー役の[[木村昴]]による『'''BEASTARS レゴシとフリーのわんにゃんレディオ!'''』が、同じく音泉にて2020年12月28日から2021年3月29日まで隔週月曜日に配信された<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.onsen.ag/program/bst/|title=BEASTARS レゴシとフリーのわんにゃんレディオ!|website=[[音泉]]|publisher=[[タブリエ・コミュニケーションズ]]|accessdate=2020-12-27}}</ref>。
 
{{前後番組
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== 舞台 ==
=== 2020年版 ===
2020年4月から5月にかけて東京と大阪で公演が予定されていたが、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウィルス感染症]]の流行の影響で中止・延期となった<ref>{{Cite web|和書|title=「BEASTARS」川上将大とレゴシの共通点は?板垣巴留はニワトリの被りもので登場|publisher=ステージナタリー|date=2020-03-31|url=https://natalie.mu/stage/news/367972|accessdate=2021-01-15}}</ref>。
 
=== 2024年版 ===
2024年9月に東京と大阪で公演予定 <ref name="mynavi20240605">{{Cite web|和書| url = https://news.mynavi.jp/article/20240605-2959430/ | title = 美 少年 佐藤龍我、舞台初主演&朗読劇初挑戦 『BEASTARS』ハイイロオオカミのレゴシ役| date = 2024-06-05 | website = マイナビニュース | publisher = マイナビ | accessdate = 2024-06-05}}</ref>。
 
; 公演日程<ref name="mynavi20240605" />
* 東京公演:2024年9月3日 - 8日、[[シアター1010]]
* 大阪公演:2024年9月14日 - 16日、[[COOL JAPAN PARK OSAKA#ホール|COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール]]
 
; キャスト<ref name="mynavi20240605" />
* レゴシ(歌い手・読み手) - [[佐藤龍我]]([[美 少年]])
* レゴシ(パフォーマー) - [[村田充]]
* ハル(歌い手・読み手) - [[加藤梨里香]]
* ハル(パフォーマー) - ゆゆ・THE・エクスカリバー([[アイオケ]])
* ジャックほか(歌い手・読み手) - [[風間由次郎]]
* ジュノ(歌い手・読み手) - [[凰稀かなめ]]
* ルイ(歌い手・読み手) - [[崎山つばさ]]
* ルイ(パフォーマー) - [[速川大弥]]
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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=== 出典 ===
{{Reflist|refs=
<ref name="vol1">{{Cite web|和書|date= |url=http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253227546 |title=BEASTARS 第1巻 | 秋田書店 |publisher=[[秋田書店]] |accessdate=2017-03-04}}</ref>
<ref name="BEASTARS-Sokuyomi">【電子書籍のソク読み】豊富な無料試し読み]{{Cite web|和書|date= |url=http://sokuyomi.jp/product/bihsutahzu_001/CO/1/ |title=BEASTARS 【電子書籍のソク読み】豊富な無料試し読み |publisher=[[ソク読み]]([[デジタルカタパルト]]) |accessdate=2017-03-04}}</ref>
<ref name="BEASTARS-AkitashotenMagazine">{{Cite web|和書|date= |url=http://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2016/41 |title=週刊少年チャンピオン 2016年No.41 |publisher=[[秋田書店]] |accessdate=2017-03-04}}</ref>
<ref name="nat20160303">{{Cite web|和書|date=2016-03-03 |url=https://natalie.mu/comic/news/178414 |title=週チャンで新鋭による集中連載開幕、人間味あふれる動物たちの友情を描く |work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]] |accessdate=2017-03-04}}</ref>
<ref name="nat20160908">{{citeCite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/201064|title=草食と肉食が共生する世界での動物たちの青春を描いた新連載、週チャンで|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2016-09-08|accessdate=2017-12-04}}</ref>
<ref name="ddnavi20170610">{{citeCite web|和書|url=https://ddnavi.com/news/380055/a/|title=オオカミが恋をした相手はウサギだった―。この感情は「食べてしまいたい」という欲求? それとも愛?『BEASTARS』|publisher=[[ダ・ヴィンチ (雑誌)|ダ・ヴィンチ]]|date=2017-06-10|accessdate=2017-08-30}}</ref>
<ref name="道">{{cite journal|title=「マンガ家への道」第32回 板垣巴留先生|journal=[[別冊少年チャンピオン]]|publisher=秋田書店|isueissue=2017年8月号|page=369}}</ref>
<ref name="大賞">{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/news/274636|title=マンガ大賞2018は板垣巴留「BEASTARS」に決定|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]]|date=2018-03-22|accessdate=2018-03-22}}</ref>
<ref name="MANTAN20180322">{{citeCite web|和書|url=https://mantan-web.jp/article/20180322dog00m200023000c.html|title=マンガ大賞2018:板垣巴留の「BEASTARS」が大賞に 秋田書店で初|date=2018-03-22|publisher=[[MANTANWEB]]|accessdate=2018-03-23}}</ref>
}}
 
== 関連作品 ==
* BEAST COMPLEX - 本作と世界観を共有しており、本作のキャラクターが登場するエピソードが複数描かれている。
 
==外部リンク==
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*{{Twitter|bst_stage|BEASTARS THE STAGE}}
 
{{Manga-stub}}
{{マンガ大賞}}
{{手塚治虫文化賞新生賞}}
728 ⟶ 754行目:
{{オレンジ (アニメ制作会社)}}
{{+Ultra}}
{{アニメギルド}}
{{デフォルトソート:ひいすたあす}}
 
735 ⟶ 760行目:
[[Category:週刊少年チャンピオンの漫画作品]]
[[Category:オオカミを主人公にした物語]]
[[Category:動物を題材とした漫画作品]]
[[Category:高等学校を舞台とした漫画作品]]
[[Category:社会問題を題材とした漫画作品]]
741 ⟶ 766行目:
[[Category:2019年のテレビアニメ]]
[[Category:2021年のテレビアニメ]]
[[Category:2024年のWebアニメ]]
[[Category:+Ultra]]
[[Category:Netflixオリジナルアニメ]]
[[Category:オレンジ (アニメ制作会社)]]
[[Category:東宝製作のアニメ作品]]
[[Category:チャンピオンコミックス博報堂DYグループのアニメ作品]]
[[Category:バンダイナムコグループ製作BANDAI SPIRITSのアニメ作品]]
[[Category:ムービックのアニメ作品]]
[[Category:メモリーテックのアニメ作品]]
[[Category:チャンピオンコミックスのアニメ作品]]
[[Category:コンピュータアニメーション]]
[[Category:3DCGアニメ]]