「ザ・ビッグプロレスリング」の版間の差分

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| Title = ザ・ビッグプロレスリング
| Genre = [[プロレスゲーム]]
| Plat = [[アーケードゲーム|アーケード]] (AC){{Collapsible list |title = 対応機種一覧 |1 = [[ファミリーコンピュータ]] (FC)<br />[[Apple II]] (APII)<br />[[コモドール64]] (C64)<br />[[:en:PC booter|PC booter]] (PCB)}}
| Dev = [[テクノスジャパン]]
| Pub = [[データイースト]]
| Play = 1 - 2人(交互プレイ)
| Media = [[アーケードゲーム基板|業務用基板]]<br />(152.06[[キロバイト]])
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}}
『'''ザ・ビッグプロレスリング'''』 (''THE BIG PRO WRESTLING!'') は、[[テクノスジャパン]]が開発し、1983年12月より[[データイースト]]から[[アーケードゲーム|アーケード]]にて稼働され[[データイースト]]の[[プロレスゲーム]]。
 
日本国外では『''Tag Team Wrestling''』(タッグ・チーム・レスリング)のタイトルで稼働し、1986年に[[Apple II]]、[[コモドール64]]、[[:en:PC booter|PC booter]]に移植され発売された。
 
その後、[[1986年]][[4月2日]]にナムコ(後の[[バンダイナムコエンターテインメント]])から[[ファミリーコンピュータ]]用ゲームソフト『'''タッグチームプロレスリング'''』として移植発売された。
 
== 概要 ==
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}}</ref>。
 
本作は制作にあたって[[新日本プロレス]]、[[全日本プロレス]]両社から承認を受けている」とされている<ref>クレジット投入直後のネームエントリー画面にて明記されている。</ref>。
 
ゲーム開始時にはレスラーの入場シーンがあり、[[アントニオ猪木]]の入場テーマ曲である「[[炎のファイター]]」([[1977年]])が使用されている。また、試合開始前にはリングアナウンサーによる選手紹介が行われるが、音声はない。
 
その他、体力ゲージが消耗すると動きが遅くなることや、場外乱闘の存在、また場外乱闘時にランダムで乱入レスラーが現れるなどプロレスの細かいギミックを再現している。
 
なお、本作を開発したテクノスジャパンは、以降も『エキサイティングアワー』(1985年)、『WWFスーパースターズ』(1989年)など多くのプロレスゲームを制作していった。
 
== ゲーム内容 ==
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キャラクターは、1P側が「'''ジェミニブラザーズ'''」のサニーとテリー、CP側がブラッディ・マスクとマッド・ブル・ジャイアントとなっており、タッグマッチとなっている。
 
敵と組み合うと画面に技の選択肢が表示されるので、3秒以内にボタンの早押しで技を決定。ボタンを押した回数が多いほど大技を繰り出すことができるが、制限時間がかかりすを過ぎると逆に相手に反撃される。ただしマッド・ブル・ジャイアントは特定の技(パイルドライバー以降)以上の強い技はかけることができず反撃を食らう。キャラクター個人特有の必殺技はない。
 
リング上で敵と組まないで一定時間が過ぎると、敵が真っ赤に表示され怒り状態になる。敵が怒り状態になった場合は、プレイヤーは必ず攻撃を食らう。高次面になるほど怒り状態になるまでの時間が短くなる。
 
プレイヤーが技を掛けたり、敵に技を掛けられると体力が消耗するので、左下の自コーナーにいるパートナーの前で決定ボタンを押すと、レスラーが入れ替わる。リング外にいるレスラーの体力は少しずつ回復する。敵レスラーも、体力を消耗すると右上の自コーナーに戻り、タッチして入れ替わり、同様にリング外にいる敵レスラーの体力が回復する。
 
==== 勝利と敗北 ====
プレイヤーのレスラー、敵レスラーともに体力が設定されており、技をかけることによって相手の体力を減らすことができる。ただし、技を掛けるほうも体力は消耗する(プレイヤーのレスラーの体力は上部のゲージに表示されている)。
 
ある程度敵の体力を消耗した状態で技を掛けた後に決定ボタンを押すか、敵レスラーの体力を限界まで消耗させると、敵レスラーが倒れプレイヤーのレスラーがフォールを行い3カウントが入ると勝利。
 
ある程度体力を消耗させた状態で、コブラツイストを掛けると敵レスラーがギブアップして勝利になる(体力が残っているときに掛けると、マッド・ブル・ジャイアントが技のカットを行い、技が解けてしまう)。
 
場外乱闘で、プレイヤーから敵に技を掛け動けなくするなどでカウント20までにプレイヤーのレスラーがリングに戻り、敵レスラーがリングに上がれないようにすると勝利。
 
こちらの体力が消耗している状態で、怒り状態の敵と組んでしまうと相手に技を食らった後、フォールされ3カウントが入り敗北してしまう(組んだ時点の自身の体力で敵の攻撃パターンは決まっているので、反撃はできない)。
 
場外乱闘で、敵に技を掛けられ動けなくなるなどでカウント20までにプレイヤーがリングに戻れず、相手がリングに戻っていると敗北。
 
場外乱闘で、互いにカウント20までにリングに戻れないと、ドローになるがゲームオーバー。
 
==== 場外乱闘 ====
リング上で左右の端から一定の距離で特定の技を掛けたり、技を食らって倒れこむアクションを行うと場外に落ちる。ヘッドロック、ウエスタン・ジャブ、チョップでは落ちない(技と位置関係によっては、技を掛けた側だけが落ちることもある)。
 
場外では敵レスラーがゆっくり腕を上下しながら迫ってくるので、敵レスラーが腕を下げているときに組むと技を掛けることができ、上げているときに組むと鉄柱コーゲキを食らってしまう。
 
場外乱闘ではたまにCP側のセコンドのレスラー(ターバンを巻いて、サーベルを持っている)が乱入して、プレイヤーのレスラーだけが攻撃を喰らうこともある(このレスラーは、同社の『[[出世大相撲]]』にもゲスト出演している)
 
=== 技 ===
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;鉄柱コーゲキ
 
== 他機種移植版 ==
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! Tag Team Wrestling
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{{エピソードリスト/フッター/r0}}
 
=== ファミリーコンピュータ版 ===
168 ⟶ 175行目:
*リング外でのリングアウト。
:※両者リングアウトもゲームオーバー。
:※相手の体力を0にしても簡単に勝てるとは限らない。体力はプレイヤーキャラクターを交代させ休ませることにより、ある程度回復する。
*時間切れでの引き分けはゲームオーバーとなる。
 
174 ⟶ 181行目:
; 1P側「リッキーファイターズ」
* '''リッキー'''
: 日本マット界の王者。固有の必殺技は[[サソリ固め]]
* '''ウルトラマシーン'''
: 謎の覆面レスラー。固有の必殺技は[[ブレーンバスター]]
 
; 2P・CP側「ストロングバッズ」
182 ⟶ 189行目:
: メキシコの星と呼ばれる赤い覆面をかぶったレスラー。固有の必殺技は[[延髄斬り]]。
* '''ウォーリー'''
: 悪の重戦車と恐れられるレスラー。固有の必殺技は[[ラリアット|ウェスタン・ラリアト]]。
 
==== 備考 ====
194 ⟶ 201行目:
|rev1Score = 17.11/30点 (FC)<ref name="famimaga254"/>
|rev2 = [[:en:Aktueller Software Markt|Aktueller Software Markt]]
|rev2Score = 8.6/12点 (C64)<ref name="mobygames_C64">{{Cite web |author= |date= |url=httphttps://www.mobygames.com/game/c641397/tag-team-wrestling/ |title=Tag Team Wrestling for Commodore 64 (1986) |website=[[:en:Moby Games|Moby Games]] |publisher=Blue Flame Labs |language=[[英語]] |accessdate=2017-03-26}}</ref>
}}
{|class="wikitable floatright" style="font-size:70%; text-align:center; width:25%"
;アーケード版
|+ 「ゲーム通信簿」評価
[[1998年]]にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われた『[[ゲーメスト]]』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「普通ならシングル戦のゲームを作りそうだが、『タッグ』をゲームシステムにしたおかげで、より深みのあるゲームになっている」、「組んだらボタン連打で技を選択・決定するだけ。今では信じられないほどわかりやすい」と紹介されている<ref name="bestgame2_130">{{Cite journal |和書
|title = ザ・ベストゲーム
|date = 1998-01-17
|publisher = 新声社
|journal = GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史
|volume = 5
|number = 4
|naid =
|pages = 130
|isbn = 9784881994290
|url =
|ref = harv}}</ref>。
 
;ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『[[ファミリーコンピュータMagazine]]』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.11点(満30点)となっている<ref name="famimaga254"/>。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「いわゆるプロレスゲームとしては最初の作品」、「当時としてはウル技などもあって、プロレスファンに喜ばれた」と紹介されている<ref name="famimaga254"/>。
 
{|class="wikitable" style="font-size:85%; text-align:center; width:50%"
|-
! 項目
223 ⟶ 214行目:
! 17.11
|}
;アーケード版
[[ゲーメスト]]ムック『ザ・ベストゲーム2』([[1998年]])では『名作・秀作・天才的タイトル』と認定された「ザ・ベストゲーム」に選定され、編集者の[[岩井浩之|MW岩井]]は「普通ならシングル戦のゲームを作りそうだが、『タッグ』をゲームシステムにしたおかげで、より深みのあるゲームになっている」、「組んだらボタン連打で技を選択・決定するだけ。今では信じられないほどわかりやすい」と評価している<ref name="bestgame2_130">{{Cite journal |和書 |title = ザ・ベストゲーム |date = 1998-01-17 |publisher = 新声社 |journal = GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史 |volume = 5 |number = 4 |naid = |page = 130 |isbn = 9784881994290 |url = |ref = harv}}</ref>。
 
;ファミリーコンピュータ版
{{Clear}}
ゲーム誌『[[ファミリーコンピュータMagazine]]』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は別記の通り17.11点(満30点)となっている<ref name="famimaga254"/>。また同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「いわゆるプロレスゲームとしては最初の作品」、「当時としてはウル技などもあって、プロレスファンに喜ばれた」と紹介されている<ref name="famimaga254"/>。
 
== 脚注 ==
232 ⟶ 226行目:
== 外部リンク ==
* [http://www.bandainamcoent.co.jp/ バンダイナムコエンターテインメント]
* {{KLOV game|7109|Big Pro Wrestling!}}
* [http://www.arcade-museum.com/game_detail.php?game_id=7109 KLOV(ザ・ビッグプロレスリング)]
* {{MobyGames|id=/1397/tag-team-wrestling/|name=Tag Team Wrestling}}(英語)
 
{{ナムコット}}
240 ⟶ 234行目:
[[Category:1983年のアーケードゲーム]]
[[Category:Apple II用ゲームソフト]]
[[Category:U.S. Goldのゲームソフト]]
[[Category:コモドール64用ゲームソフト]]
[[Category:データイーストのゲームソフト]]