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{{出典の明記|date=2021年2月}}
'''六曜'''(ろくよう、りくよう)は、[[暦注]]の一つで、'''先勝'''(せんしょう{{sfn|佐藤|1999|p=227}}、せんかち{{sfn|佐藤|1999|p=226}})・'''友引'''(ともびき{{sfn|佐藤|1999|p=226}})・'''先負'''(せんぷ、せんぶ{{sfn|佐藤|1999|p=227}}、せんまけ{{sfn|佐藤|1999|p=226}})・'''仏滅'''(ぶつめつ{{sfn|佐藤|1999|p=226}})・'''大安'''(たいあん{{sfn|佐藤|1999|p=226}})・'''赤口'''(しゃっこう{{sfn|佐藤|1999|p=227}}、しゃっく{{sfn|佐藤|1999|p=226}})の6種の曜がある。科学的根拠のない[[迷信]]<ref>{{Cite web2 |df=ja |author=森本類 |title=「六曜」は差別につながる? - ことばマガジン |url=http://www.asahi.com/special/kotoba/jinken/SDI201603121089.html |website=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |date=2016-03-18 |accessdate=2023-06-25}}</ref><ref name="ss-j20221030">{{Cite web2 |df=ja |title=六曜とは?‐カレンダーに書かれている大安・仏滅など‐|コラム |url=https://www.ss-j.co.jp/column/870/ |website=埼玉相互住宅 |date=2022-10-30 |accessdate=2023-06-25}}</ref>。様々な暦注が流行しており、信じ過ぎる人が現れていたため、[[太陰暦]](旧暦)から[[太陽暦]]に切り換える際に[[明治政府]]は混乱を防ぐために[[明治]]5年に「[[吉凶]](仏滅や赤口など)付きの暦注は迷信である」として「[[暦注禁止令]]」を発令、翌年の明治6年の太陽暦(現行の暦)への改暦を機に暦注の記載を禁止したことがある<ref name="ss-j20221030" />
 
== 概要 ==
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朝晩は吉、昼は凶と言われる{{sfn|佐藤|1999|p=227}}。
 
友引の日については[[葬儀]]を避けるという俗信が存在する{{sfn|佐藤|1999|p=227}}。これは友引に葬儀を行うと友が[[冥土]]に引き寄せられる(=死ぬ)というも迷信があり、友引の日は葬祭関連業や[[火葬場]]が休業となっていることがある。しかし、六曜は仏教とは関係がないため、友引でも葬儀をする宗派(浄土真宗)がある。また、火葬場での友引休業を廃止する自治体も増えている{{efn2|特に複数の自治体が合同で運営している火葬場や火葬炉改修工事などにより火葬能力が低下する場合に行われることが多い。近年は[[少子高齢化|少子高齢化社会]]の到来に伴い、[[都市|都市部]]を中心に火葬需要が急増していることを理由として実施されていることもある。}}<ref>{{Cite web2 |df=ja |title=「友引」に火葬試行 川崎市、多死時代対応 |url=https://www.kanaloco.jp/news/government/entry-79466.html |website=神奈川新聞 |date=2016-08-03 |access-date=2024-03-11}}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |title=冬の時期の「火葬待ち」深刻化 友引の日にも対応 千葉市 |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231230/k10014303551000.html |website=NHKニュース |publisher=日本放送協会 |date=2023-12-30 |access-date=2024-03-11}}</ref>。
 
友引に葬儀を避ける俗信は本来は六曜とは全く関係のない友曳(ともびき)との混同といわれており、友曳は十二支の該当日に友曳方の方角へ出かけたり葬儀を営むことを避ける習俗で音が同じことから混同されたものとみられている{{sfn|佐藤|1999|p=227}}。