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{{整数|Decomposition=2 × 5{{sup|2}}}}
'''50'''('''五十'''、ごじゅう、いそ、い、''fifty'')は[[自然数]]、また[[整数]]において、[[49]]
== 性質 ==
* 50 は[[合成数]]であり、正の[[約数]]は [[1]], [[2]], [[5]], [[10]], [[25]], 50 である。
**[[約数]]の和は[[93]]。 ***このうち50を除いた約数の和は[[43]]であり[[不足数]]。 **
*** [[約数関数]]から導き出される数列 <math>a_n=\sigma(a_{n-1})</math> はその初期値によって異なる数列になる。異なる数列になる9番目の初期値(最小の値)を表す数である。1つ前は49、次は[[52]]。(ただし1を除く)({{OEIS|A257348}})
*
**
** 50 = 1{{sup|2}} + 7{{sup|2}}
*** 異なる2つの[[平方数]]の和で表せる14番目の数である。1つ前は[[45]]、次は52。({{OEIS|A004431}})
* 50 = 3{{sup|2}} + 4{{sup|2}} + 5{{sup|2}}
**連続する3つの数の[[平方和|平方数の和]]で表せる数である。1つ前は[[29]]、次は[[77]]。
***3連続平方和がハーシャッド数になる最小の数である。次は[[110]]。
** 3つの[[平方数]]の和1通りで表せる26番目の数である。1つ前は49、次は[[53]]。({{OEIS|A025321}})
** 異なる3つの[[平方数]]の和1通りで表せる13番目の数である。1つ前は49、次は53。({{OEIS|A025339}})
** ''n'' = 2 のときの 3{{sup|''n''}} + 4{{sup|''n''}} + 5{{sup|''n''}} の値とみたとき1つ前は[[12]]、次は[[216]]。({{OEIS|A074547}})
** ''n'' から始まる ''n'' 連続整数の[[平方和]]で表せる数である。1つ前は[[13]]、次は[[126]]。({{OEIS|A050410}})
* 50 = 1{{sup|2}} + (1{{sup|2}} + 2{{sup|2}}) + (1{{sup|2}} + 2{{sup|2}} + 3{{sup|2}}) + (1{{sup|2}} + 2{{sup|2}} + 3{{sup|2}} + 4{{sup|2}})
**50は最初から4番目までの[[四角錐数]]の和である。1つ前は[[20]]、次は[[105]]。({{OEIS|A002415}})
*{{sfrac|1|50}} = 0.02
**[[逆数]]が[[有限小数]]になる11番目の数である。1つ前は[[40]]、次は[[64]]。({{OEIS|A003592}})
*23番目の[[ハーシャッド数]]である。1つ前は[[48]]、次は[[54]]。
**5を基としたとき2番目の[[ハーシャッド数]]である。1つ前は[[5]]、次は [[140]] 。
* [[オイラーのφ関数|φ]](n) = 50 をみたす自然数 ''n'' はないため、[[偶数]]の5番目の[[ノントーティエント]]である。このような[[偶数]]では、1つ前は[[38]]、次は[[62]]。また、このような10の倍数では最小である。
** 偶数のノントーティエントがハーシャッド数になる最小の数。次は[[90]]。
*[[各位の和]]が5
*各位の[[平方和]]が[[平方数]]になる16番目の数である。1つ前は[[43]]、次は[[60]]。({{OEIS|A175396}})
*各位の積が0になる6番目の数である。1つ前は[[40]]、次は[[60]]。({{OEIS|A011540}})
*九九で表せない5の倍数で最小の数。
* 50 = 2 × 5{{sup|2}}
**''n'' = 2 のときの **''n'' = 5 のときの 2''n''{{sup|2}} の値とみたとき1つ前は[[32]]、次は[[72]]。({{OEIS|A001105}})
**2つの異なる[[素因数]]の積で ''p''{{sup|2}} × ''q'' の形で表せる7番目の数である。1つ前は[[45]]、次は[[52]]。({{OEIS|A054753}})
* 50 = 7{{sup|2}} + 1
** ''n'' = 2 のときの 7{{sup|''n''}} + 1 の値とみたとき1つ前は[[8]]、次は[[344]]。({{OEIS|A034491}})
** ''n'' = 7 のときの ''n''{{sup|2}} + 1 の値とみたとき1つ前は[[37]]、次は[[65]]。({{OEIS|A002522}})
*50 = 1{{sup|2}} + 2{{sup|2}} + 3{{sup|2}} + 6{{sup|2}}
** ''n'' = 2 のときの 1{{sup|''n''}} + 2{{sup|''n''}} + 3{{sup|''n''}} + 6{{sup|''n''}} の値とみたとき1つ前は[[12]]、次は[[252]]。({{OEIS|A034488}})
* ''n'' = 50 のとき ''n'' と ''n'' + 1 を並べた数を作ると[[素数]]になる。''n'' と ''n'' + 1 を並べた数が素数になる7番目の数である。1つ前は[[42]]、次は[[56]]。({{OEIS|A030457}})
== 「五十」の読み ==
*古来、「五十」は「[[い]]」と読んだ。[[崇神天皇]]の[[諡#和風諡号|和風諡号]]である御間城入彦五十瓊殖天皇(みまきいりびこいにえのすめらみこと)、[[垂仁天皇]]の和風諡号である活目入彦五十狭茅天皇(いくめいりびこいさちのすめらみこと)はいずれも「五十」を「い」と読んでいる。また[[和歌山県]][[和歌山市]]にある[[伊太祁曽神社]]では祭神である[[五十猛神|五十猛命]]を「いたけるのみこと」と読むとしている<ref>{{Cite web|和書| url = https://itakiso-jinja.net/yuisho.php | title = 伊太祁曽神社の御由緒について | publisher = 伊太祁曽神社 | accessdate = 2021-01-04 }}</ref>。
*[[五十日足彦命]]/五十日帯日子命(いかたらしひこのみこと)のように「五十日」を「いか」と読んだ。ここから「五十」を「いか」と読み、「五十嵐(いからし、いがらし)」「五十里(いかり)」等の表記が生まれた。五十日帯日子命を祀る[[新潟県]][[三条市]]の[[五十嵐神社]]は全国の「五十嵐」姓の発祥の地とされている<ref>{{Cite web|和書| url = http://www.niigataken-shokocho.jp/niigata/kyoudo/kfdk012.html | title = 「五十嵐」姓発祥の地 五十嵐神社 | publisher = 新潟県小学校長会 | accessdate = 2021-01-04 }}</ref>。
*[[万葉集]]には「五十日太(いかだ)」(五〇)「五十母不宿二(いも寝ずに)」(一七八七)「五十寸手(生きて)」(二九〇四)「五十戸常(言へど)」(六七四)のように「五十」を[[万葉仮名|借訓仮名]]の「い」として用いた例が多数ある<ref>{{Cite web|和書| url = https://kotobank.jp/word/%E4%BA%94%E5%8D%81-429842#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8 | title = 五十とは | publisher = コトバンク | accessdate = 2021-01-04 }}</ref>。
*「五十」は「いそ」とも読む。[[島根県]][[大田市]][[五十猛|五十猛町]]や[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[山陰本線]]の[[五十猛駅]]はいずれも読みは「いそたけ」。また「五十」に[[接尾辞]]の「ぢ(路)」を付けて「いそぢ」と読み、50歳を表す。
== その他 50 に関連すること ==
* 50 の[[接頭辞]]:quinquaginti([[ラテン語|拉]])、pentaconta([[ギリシア語|希]])
* [[ラテン語]]では quinquaginta(クィーンクァーギンター)。
* [[100]] の半分。そのため、[[百分率]]の習慣と関連して「半分」の意味で使われることが多い。例:「フィフティ・フィフティ」「五十歩(ご'''じっ'''ぽ)百歩」「明日の百より今日の五十」。
* アメリカ合衆国の50番目の州は[[ハワイ州]]である。▼
▲*'''[[五十音]]''':[[日本語]]の音の数。
* [[ローマ数字]]では 50 は L で表される。▼
▲*'''五十州''':[[アメリカ合衆国]]の[[アメリカ合衆国の州|州]]の数。
* 50年祭には、[[金]]が記念品として使われたり、形容詞とされることが多い。たとえば、結婚50周年の祝いを[[結婚記念日|金婚式]]という。▼
▲*アメリカ合衆国の50番目の州は[[ハワイ州]]である。
* [[論語]]に由来する言葉で、50歳を[[知命]]という。
▲*[[ローマ数字]]では 50 は L で表される。
* [[原子番号]] 50 の[[元素]]は[[スズ]] (Sn)。
▲*50年祭には、[[金]]が記念品として使われたり、形容詞とされることが多い。たとえば、結婚50周年の祝いを[[結婚記念日|金婚式]]という。
* [[
* 第50代[[天皇]]は[[桓武天皇]]である。▼
* [[
* [[
* 第50代[[教皇|ローマ教皇]]は[[アナスタシウス2世 (ローマ教皇)|アナスタシウス2世]](在位:[[496年]][[11月24日]]~[[498年]][[11月19日]])である。▼
▲*第50代[[天皇]]は[[桓武天皇]]である。
* [[元日]]から日を数えた場合、[[2月19日]]で50日目を迎える。
* [[
* [[五十騎備]]は兵法の1種。▼
▲*第50代[[教皇|ローマ教皇]]は[[アナスタシウス2世 (ローマ教皇)|アナスタシウス2世]](在位:[[496年]][[11月24日]]~[[498年]][[11月19日]])である。
* [[易占]]の[[六十四卦]]で第50番目の卦は、[[周易下経三十四卦の一覧#鼎|火風鼎]]。▼
* [[クルアーン]]における第50番目の[[スーラ (クルアーン)|スーラ]]は[[カーフ (クルアーン)|カーフ]]である。▼
* [[12.7x99mm NATO弾]] (.50 BMG) を使用する[[ブローニングM2]]は「フィフティー・キャリバー」と呼ばれる。▼
▲*[[五十騎備]]は兵法の1種。
* [[日本野球機構]](NPB)における現役最年長記録は、元[[中日ドラゴンズ]]の[[投手]]・[[山本昌]]の50歳。
▲*[[易占]]の[[六十四卦]]で第50番目の卦は、[[周易下経三十四卦の一覧#鼎|火風鼎]]。
* [[50 (アルバム)]]
▲*[[クルアーン]]における第50番目の[[スーラ (クルアーン)|スーラ]]は[[カーフ (クルアーン)|カーフ]]である。
▲*[[12.7x99mm NATO弾]] (.50 BMG) を使用する[[ブローニングM2]]は「フィフティー・キャリバー」と呼ばれる。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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== 関連項目 ==
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{{数字2桁|5|- [[昭和50年]]}}
{{自然数}}
{{Normdaten}}
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