クッキーを75秒で焼ける爆速クッキー焼成マシンが作り出される
チョコレートチップクッキーをわずか1分15秒で焼き上げる超高速クッキー焼成マシンがDIY系YouTuberのStartup Chuck氏によって作り出されました。
I Baked the Worlds Fastest Chocolate Chip Cookie - YouTube
Startup Chuck氏はチョコレートチップクッキーが大好きすぎてオーブンで焼き上がるのを待ってられないという理由でクッキー焼成マシンの作成を決意。具体的には、オーブンと電子レンジの機能を組み合わせることで高速焼成を実現しようとしました。
というわけで、オーブンと同様の仕組みで食品を加熱する電気式フライヤーをリサイクルショップでゲット。
フライヤーを分解します。
そして、電子レンジからマイクロ波発生装置「マグネトロン」を取り外し、フライヤーに装着します。
マイクロ波が外に漏れると危険なので、電子レンジの扉に付いているシールドを取り外し、フライヤーの大きさに合わせて加工。
さらに、フライヤーにはマグネトロン装着用の穴を設けます。
フライヤーにマグネトロンやシールドを装着。
マグネトロンの周囲は念入りに密閉されています。
シールドはこんな感じ。
さらに、動作制御用の部品を取り付けたらクッキー焼成マシンは完成です。
動作テストを実行するStartup Chuck氏。
マイクロ波が漏れていないか確認するためにマイクロ波検知機を用意します。
マシンを動作させるとマイクロ波検知機の針がレッドゾーンまで振れました。つまり、マシンからマイクロ波が漏れているということ。これはかなり危険です。
というわけで、危険なマシンは廃棄し、新たなマシンを作成することにします。
2台目のクッキー焼成マシンは「電子レンジにオーブンのような熱源を取り付ける」という方式で作成することにしました。
電子レンジを分解して制御用の部品を取り付けます。
そして、電子レンジの天面にヒートガンを装着すればクッキー焼成マシンの完成です。
電子レンジだけでクッキーを焼こうとすると、クッキー生地から水分が失われて焦げてしまいます。そこで、Startup Chuck氏はマイクロ波を放出するタイミングやヒートガンの位置などを調整して高速かつキレイにクッキーを焼ける設定を模索。その結果、19gのクッキー生地を1分15秒で焼き上げることに成功しました。焼成後のクッキーの重さは18gで、中まで火が通りつつ外側はカリッと仕上がっているとのことです。
完成したマシンでクッキーが焼かれる様子は、動画の11分46秒頃から確認できます。
I Baked the Worlds Fastest Chocolate Chip Cookie - YouTube
なお、Startup Chuck氏はクッキー生地を1枚ずつ射出できるクッキー生地射出銃も開発しています。
I Built a Cookie Dough Gun Part 1 of Cookie Maker - YouTube
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