AppleのiPhoneラインナップに5.8インチモデルが登場する可能性
By Omar Jordan Fawahl
2016年3月に発表された「iPhone SE」により、Appleが提供するiPhoneは、4インチモデルのiPhone SE、4.7インチモデルのiPhone 6/6s、5.5インチモデルのiPhone 6 Plus/6s Plusという3つのディスプレイサイズに拡張されました。そんな中、「2017年には新しく5.8インチモデルが登場する」とApple関連のニュースを取り扱う9to5Macが報じています。
KGI: Apple to revamp iPhone lineup in 2017 w/ iPhone 4-like design, AMOLED screen, 5.8-inch model | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2016/03/26/apple-iphone-amoled-wireless-charging/
台湾のKGI証券のアナリストであり、Apple関連のアナリストとして9to5Macが「信頼できる人物である」と説明するミンチー・クオ氏が、2017年冬にAppleがiPhoneのラインナップを拡張すると予測しています。クオ氏によると、Appleが2017年にリリースするiPhoneのボディ部分はガラス製で、AMOLEDディスプレイが採用されているとのこと。これまでにも同様のうわさは存在していたのですが、AMOLEDディスプレイ搭載iPhoneの登場は2018年頃になると予測されていました。
クオ氏の予測では、Appleが2017年にリリースするiPhoneのボディ部分は、これまでの金属製のものではなくガラス・プラスチック・セラミック製のいずれかになる模様。ただし、その中で最も有力なのは「iPhone 4のような」ガラス製のもので、これは「プラスチックでは十分に薄くて軽いものを作るのが難しく、セラミックの場合は耐久性を正確にコントロールするのが難しいから」とのことです。さらに、2017年にリリースされるiPhoneのディスプレイおよびボディ全体は緩やかにわん曲している可能性があり、iPhone 4/4sのように端末の表面と裏面にガラスが配置され、側面部分に金属素材が使用される、とクオ氏。
クオ氏の予測によると、2017年モデルは「完全に新しいフォームファクタデザイン」が特徴になるようで、より狭いベゼルとより持ちやすい端末の形が特徴となるようです。加えて、詳細は不明ですが2017年モデルのiPhoneはワイヤレス充電機能や、顔や虹彩などを使う指紋認証以外の生体認証も搭載しているとのこと。
さらに、過去にうわさされていたように、5.8インチのiPhoneが登場することも予測されています。この5.8インチモデルはAMOLEDディスプレイ搭載モデルとなり、これまでで最も大きなサイズのディスプレイを搭載したiPhoneになるわけですが、現行のラインナップで最も大きな5.5インチのiPhone 6 Plus/6s Plusよりもコンパクトなボディになるとのこと。ただし、現行のラインナップである4インチ、4.7インチ、5.5インチに5.8インチが加わるわけではなく、5.5インチモデルが5.8インチモデルに進化する、ということのようです。
By Kārlis Dambrāns
なお、これまでiPhoneは2年ごとに端末デザインを大きく変えてきており、その周期でいくと2016年モデルは大きくデザインが変更されることになるわけですが、クオ氏の予測があるため9to5Macは2016年モデルは現行モデルに近い見た目になるかもしれない、としています。
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