2025.01.13

「石丸新党」肝心の候補者は誰が選ばれる…?「私は積極的に関わらない」ドトールコーヒー鳥羽会長が明かした「予想外の返答」

「石丸チルドレン」を生み出したくない

「求めているのは石丸伸二の名前に寄りかからず、自分の力で選挙に打って出ることができる人。逆に言えば、自分と同じような人間を選びたいということでしょう。石丸チルドレンと呼ばれるような人を生み出したくないようです」

こう明かすのは、ドトールコーヒー創業者で現名誉会長の鳥羽博道氏(88歳)。

夏に行われる都議会議員選挙に向け、昨年の東京都知事選で話題をさらった石丸伸二氏(42歳)が地域政党を立ち上げる。再び石丸旋風となるのか。都知事選で石丸氏の後援会長を務めた鳥羽氏に「石丸新党」への期待を聞いた――。

政界と距離を置く経営者が多い中、積極的に政治に関わる姿勢を持つ鳥羽博道氏(写真:現代ビジネス)
 

「2024年は世界中で重要な選挙が行われましたが、日本にとっては『SNS選挙元年』といえる年だったと思います。石丸さんはSNSを駆使して注目を集め、都知事選では政治に関心がない層を投票に向かわせました。

彼の手法を徹底して真似したのが、昨年10月に行われた衆院選で躍進した国民民主党の玉木雄一郎さんです。玉木さんは、石丸さんが都知事選で選挙事務所として使用したTKP市ヶ谷カンファレンスセンターを国民民主党の事務所とし、石丸さん同様に、最後の街頭演説会を東京駅丸の内口で行い、支持者を集めました。

『103万円の壁』などわかりやすい政策をワンフレーズで打ち出したことも飛躍の要因のひとつとなりましたが、石丸さんの手法を徹底してパクったことが功を奏し、国民民主党は若い世代の支持を得て大躍進しました。

現実問題として生活が苦しいという方が多くいます。国民の不安は明日の生活です。最近はメールのやりとりをする程度ですが、国民の生活のために玉木さんには頑張ってほしいという思いです」

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