ラブラドールさんの映画レビュー・感想・評価

ラブラドール

ラブラドール

ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.5

アダム・ドライバー主演の実話ベース作品。
CIAの拷問プログラムの闇を描いた作品です。
黙秘を続ける捕虜や容疑者に対する精神的・肉体的苦痛により情報を引き出すことの是非やその手法についての問題性につい
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.4

1942年、第14回のアカデミー賞で作品賞を獲った作品。
作品賞以外にも監督署、助演男優賞、美術賞、撮影賞も含め5部門受賞しているようです。

イギリスのウェールズにある炭鉱の町。
その炭鉱で働く父親
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オーダー(2024年製作の映画)

3.4

クライムサスペンス作品。
白人至上主義の組織とベテランFBI捜査官の駆け引きなどシリアスに描かれています。
実話ベースということで派手なアクションや撃ち合いなどはありませんが、それがまたリアルで緊張感
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.6

第33回アカデミー賞で作品賞を獲った1960年の作品。
監督にビリー・ワイルダー、ヒロイン役にシャーリー・マクレーンで飾るロマンティック・コメディー作品。

どんな作品なのかと思っていましたが、ある会
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.4

誰もが名前を知っている作品のスピルバーグによるリメイク作品。
でもこの作品はやはり時代感を感じることのできるオリジナルの方がいいですね。

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

3.4

テレビシリーズなどは再放送などで観たりしていましたが、テレビシリーズ開始から40年近く経っているのですね。
40年経って舘ひろし74歳、柴田恭兵73歳。
二人ともそんな年齢には見えないですね。
仲村ト
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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

3.9

戦時中の実話ベースの作品。
ナチスドイツからの迫害でプラハに逃げてきたユダヤ人難民の子供たちを救うことに尽力したイギリス人の話。
こういう話、本当にいくつもあって知るたびに心打たれます。
いい作品でし
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

3.4

エミリア・クラーク主演ということで観てみました。
女性の子宮と同じ機能を果たす人工的な卵型ポッドが開発され、受精後の卵子をこのポッドの中で育てることで、女性は仕事など日常生活に負担を感じることなく子供
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正体(2024年製作の映画)

3.5

横浜流星主演の冤罪による逃亡劇。
最近検察の取り調べに関する問題がニュースなどでも取り上げられていますのでタイムリーな作品です。
誤認逮捕という問題を避けるために、検察は逮捕者を何としてでも有罪にした
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.3

亡くなったアイドルの追悼オフ会に集まったファンたちが、彼女の死の真相を探るワンシチュエーションサスペンス。
サスペンスといっても、登場人物それぞれが個性的でコミカルな雰囲気で話は進んでいきます。
意外
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.1

デンゼル・ワシントン主演のヒューマン系作品。
人種差別と向き合いながらもアメフトの指導者として活躍した実在の人物の話です。
映画作品ではよくありがちな展開ですが、これが実話というのがすごいです。
彼の
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.1

先日亡くなったデビッド・リンチ監督の代表作ということで鑑賞。
これまで何度も観ようと思いながらもなかなか手が伸びずにいましたがついに。
時間軸というか夢なのか現実なのか分からないシーンの切り貼りが多く
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リミット・シックス-非常のターゲット-(2024年製作の映画)

3.2

メキシコのアクション系作品。
え?って驚かされる都合よすぎる設定もいくつかありましたが全体としては楽しめました。

6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.3

実話ベースのイスラエル作品。
戦後、南米でアイヒマンを捕らえて自国に連行し裁判にかけて死刑を確定させたイスラエル。
執行にあたり、死刑執行後の彼の遺体をどうするか問題が。
埋葬してその場所が聖地化する
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6888郵便大隊(2024年製作の映画)

3.8

実話ベースのNetflix作品。
まだ軍であっても黒人差別が残る第二次世界大戦時のアメリカ。
国を思い兵として志願した黒人であっても、白人に比べて能力が低いとみなされて白人とは別の黒人だけの部隊にされ
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ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

3.3

世界中の人が知っている、知らなくても一度は耳にしたことのある名曲ラベルの「ボレロ」の誕生から、誕生後に抱えることとなるラベルの苦悩について描かれた作品です。
確かに「ボレロ」はあまりにも有名ですが、ラ
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LOU ルー(2022年製作の映画)

3.0

Netflixのアクション系作品。
元CIAの女性が近くに住むシングルマザーの誘拐された娘を救い出そうとする物語。
アクションも中途半端で、あまりCIA感もなく盛り上がりに欠ける印象でした。

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.2

アダム・ドライバー主演のSF作品。
作品のジャケットにも書かれているとおり宇宙船のトラブルで不時着した星が恐竜時代の地球という設定ですが、さすがに設定に無理がありすぎなような。
宇宙人なのにどう見ても
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ウォルデン 正義の復讐(2023年製作の映画)

3.1

裁判所の速記係の冴えない男の物語。
裁判でのやり取りを記録するだけの男の裏の顔というような話です。
もう少しサスペンス感強めとか、主人公の完璧感などがあるとより楽しめたかもしれません。

フェラーリ(2023年製作の映画)

3.2

車は特に好きでも嫌いでもないのですが、高級車の代名詞でもあるフェラーリの歴史でも知ることができたらと思い鑑賞。
レース中に事故があったり、会社が倒産しそうだったり、家族がバラバラだったりと終始暗い話ば
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グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

4.0

何年か前のテレビドラマも、年末にテレビでやっていたの特別編も鑑賞してからの劇場鑑賞。
キムタク節全開でとても楽しめました。
結局パリで三ツ星が取れない理由はいい材料が仕入れられないから…という話に終始
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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.6

ジェイミー・フォックス、キャメロン・ディアス主演のNetflix作品。
コメディ感はそれほど強くないコメディアクション作品です。
52歳になったキャメロン・ディアスですが、チャーミングさも健在で彼女ら
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関心領域(2023年製作の映画)

3.4

何人かの映画評論家?の方達が昨年のベスト5作品の中に挙げていたこともあり鑑賞してみました。
一風変わったナチスドイツ系作品。
アウシュビッツの所長の家の中やそこに住む家族だけを映し出し、塀の中の光景は
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.3

史実をベースに製作された実際に起きた韓国の軍事クーデターの話。
1979年の韓国で、これが本当に起きたのかと思うと本当に驚きです。
実際にその後の韓国では、このクーデターを企てたチョン・ドゥファンが1
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.2

ダコタ・ジョンソン主演のMARVEL系SF作品。
最近はあまりMARVEL系は観ませんが、ダコタ・ジョンソン主演ということで鑑賞してみました。
MARVEL系にしてはアクション少なめで、アクション初挑
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アドヴィタム(2025年製作の映画)

3.3

フランスのNetflix作品。
元特殊部隊の隊員だった主人公。同じ組織に所属していた妻を誘拐されて…というストーリー。
過去の回想シーンが多少長いというレビューも多いですが、それもストーリーだと思って
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ダブル・スナイパー(2024年製作の映画)

3.2

組織を辞めようとしたスナイパーが、組織のスナイパーに狙われるという話でした。
戦いがホテルの一室の中にいる主人公がホテルの窓越しに狙われるという時間が長く展開が少し単調気味。
とはいえスナイパー系作品
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ポイズン・ローズ(2019年製作の映画)

2.8

ジョン・トラボルタ主演、脇を固めるのはモーガン・フリーマン。
これだけで大作の予感ですが、これはB級作品です。
スリリングでもなく、アクションも中途半端ということで脚本が悪いような気がします(^^;)

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.8

実在のルイ15世の愛人デュ・バリー夫人の生涯を描いた作品。
15世の息子でその後フランス革命で処刑され最後の国王なるルイ16世の后のマリー・アントワネットとの対立など結構史実に忠実に描かれていて。
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.4

フォローしてる方々からのレビューを読んで、観たくなって鑑賞しました。
あまり有名な作品ではないように思いますが、脚本がしっかりしていてとても楽しめました。
登場人物たちの関係性が徐々に明らかになってい
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キャッシュ・アウト(2024年製作の映画)

3.0

ジョン・トラボルタ主演作品。
何となく最後のオチも途中で分かってしまいますが、これはこれで楽しめました。
アクションシーンは少なめというかほとんどありません。

悪いやつら(2012年製作の映画)

3.2

韓国では血縁関係の繋がりがこんなにも強いのかと感じる部分が多かったです。
マ・ドンソクも出ていましたが、まだ脇役という感じでかわいい感じでした。

陪審員2番(2024年製作の映画)

3.3

クリント・イーストウッドの監督作品。
殺人事件の陪審員に選ばれてしまった男性の物語。
自らが行った事と陪審員としての判断、家庭での立場など様々な事が絡み合い、葛藤を続ける主人公の姿が描かれています。
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ぼくの家族と祖国の戦争(2023年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦末期のデンマークを舞台にした作品。
敗戦が色濃くなったドイツからドイツ市民が難民として周辺国に逃げてきて。
戦争には直接的には関係のない一般市民難民とはいえ当時は周辺国を苦しめ、占領し、
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

テレビアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版。
アニメは全話観てますので一応劇場版も鑑賞。
アニメ版を観ていなくても楽しめる作品でした。
ヨルさん、強くて綺麗で性格も天然キャラでとても良かったです。
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

今年の鑑賞1本目ということで何を観ようか散々悩んだ末に選んだこの作品。
幼馴染みの初恋同士の男女。
子供の頃に移住で離ればなれになった以来で、大人になり互いにSNSで相手を探して繋がった二人。
今年の
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