このレビューはネタバレを含みます
金髪で青い目、ヘビースモーカーで派手なカティ
バリバリ働く母親と穏やかな父親がいて裕福な家庭で育った清楚系のステフィ
カティはボーイフレンドがクラスメートのイヴォンヌと関係を持ったと知ってイライラ。
ステフィはバンドに夢中なカルロスと順調。
カティ家は神経質&ヒスな母ちゃんに振り回される毎日で、父も幼い妹もゲンナリ。
サラダの件でやりきれなくなりステフィとバーに行き、そこでクラウスという写真家アシスタントの男性と知り合う。
クラウスに連れられて行った店で、ステフィの父と同僚の女性が不倫しているのを2人は目撃してしまう…
復讐を誓うステフィ。
翌日学校にてイヴォンヌと話す機会があった。
実は彼女は実父から虐待を受けており、ステフィに酷い傷を見せる。
何と母親も夫の暴力を黙認しているという…
イヴォンヌ「だからパリに行くの」
ステフィ「お金は?」
イヴォンヌ「脱いで写真を撮らせてお金が入る」
そう言ってネブラスタジオの名刺をステフィに見せた。
きっと友だちになれたはずと言うイヴォンヌに、ステフィは適当に相槌を打つ。
カティ「彼女と何を話していたの?」
ステフィ「別に。彼女のバイトのことよ」
不倫相手の団地へ行き、鍵穴にボンド詰める→自分らと同じ年頃の娘・テッサがいると知る。
テッサにカルロスのバンドを紹介するテイでネブラスタジオに送り込もうと画策。
念のためカルロスに紹介した事実を作るためにカルロスとテッサを会わせる→2人が互いに好印象を持ったことを感じ取り、妬くステフィ。
その後テッサにネブラスタジオの名刺を渡して明日の夜8時にスタジオに行くように伝える。
カティ「テッサは関係ない。やめようよ」
ステフィ「あんたのダメなところは八方美人なところよ」
次の日カティとクラウスはデートしていい感じに。
しかし良心に従って8時前にネブラスタジオ、テッサのもとへ行く→襲われかけていたテッサを間一髪のところで救出
カティはテッサの母とステフィの父が不倫していることが原因で娘であるステフィが復讐した旨をテッサに暴露。
テッサは母親に事実を告げ、自分のことを棚に上げてステフィ家に乗り込むテッサ母。
事実を知ったステフィ母「(テッサ母に向けて)夫はあげる。(夫に対して)捨てられる前に出ていくわ」
妻とは離婚、不倫相手にも捨てられたステフィ父。
自分は忙しかったから育児は夫がしていたという理由もあり、不倫した夫に親権(監護権)を譲る母、自宅から出ていく。
イヴォンヌの行方がわからないと両親がメディアで娘を探していると訴える。
母親と父親の喧嘩から、2人が早く離婚するように祈るカティ姉妹。
ステフィ、喫煙を開始。
カルロスと別れ、カルロスはテッサをバンドに入れて親交を深める。
ステフィ父、魂が抜けたように生活が荒れてステフィのことも無関心に…
クラウスとステフィとパーティーへ行き
、そこでドラッグをしながら男性と関係を持つステフィ。
イヴォンヌ両親が娘への思いを訴えるニュースを見て、ステフィは「お前から逃れるためにパリへ行ったんだ」と呟く。
カティはステフィを問い詰めるも事実はわからず、2人は険悪な雰囲気に…
カティにイラついたステフィ、クラウスを寝とる→目撃したカティ、ステフィとの写真を捨てる
カティは警察へ行きイヴォンヌがパリへ行ったことを警官に告げるも、少し前にイヴォンヌは遺体で発見されたと聞かされる。
犯人はテッサを襲ったヴィンター。
ネブラスタジオで発見されたビデオテープにカティも映っており、警官は「何でもっと早く来なかったのか」と言う。
ステフィは学校に来ず、心配したカティはステフィ宅へ→ステフィ、手首を切って自殺→救急車
部屋からはステフィからカティへの謝罪と彼女との友情を大切に思う気持ちが書かれた手紙があり、カティは救急車内でそれを読んだ。
病院にステフィ両親、カティ母が駆け付ける。
カティは口うるさく神経質な母が自分を愛していることも察する。
クラウスと話し合い、なんやかんや丸く収まる。
一命を取り留め、療養するステフィのもとへお見舞いに行くカティ。
2人は以前のようにからかい合って笑うのだった。
ずっと気になっていた作品。
可愛くてポップな作品アイコンだけど、重い話だった…
2000年始めってティーンもののヒリヒリした作品が多いような?
(サーティーン、ゴーストワールド、水の中のつぼみなど)
とりあえず親は仲良く、きちんと子供に向き合っていくことが大事だと思った。