グレーボックステスト 【gray-box testing】
概要
グレーボックステスト(gray-box testing)とは、ソフトウェアやシステムのテスト手法の一つで、テスト対象の内部構造を考慮した上で、外部から見た機能や振る舞いが正しいかどうかを検証する方式。プログラム内部の構造に基づいてテストケースなどを決める「ホワイトボックステスト」と、内部構造は考慮に入れずに入力と出力の関係のみに着目する「ブラックボックステスト」の中間的な手法である。
ブラックボックステストのように入力に対して想定した出力を返すかをテストしていくが、入力の組み合わせを決めるに当たっては、ホワイトボックステストのようにプログラム内部のデータの流れや分岐条件などから処理の分かれ目となる境界値を割り出して列挙するといった手法を用いる。
(2023.11.9更新)