Xラウンダーとは、アニメ「機動戦士ガンダムAGE」に登場する、架空の異能力をカテゴライズする言葉である。
人間の頭脳の中で、常人が使っていないX領域と呼ばれる部分を使い、様々な能力を引きだし使用するようになった人種の事を作中ではXラウンダーと呼んでいる。火星国家ヴェイガンでは、この能力が戦闘に対して有用なことから特に研究が進んでおり、Xラウンダー専用新兵器を生み出すほか、能力者ではないモビルスーツパイロットに対し、X領域を特殊パルス信号で刺激して簡易的なXラウンダー能力を引きだすヘルメット(サイコメットミューセル)まで開発し、広く投入した。AGEの世界における過去の大戦争(旧国家戦争)においてもXラウンダーは積極的に運用された。
Xラウンダーの能力は人によってどのような形で発現するかは多種多様である。
・Xラウンダーに送れる一種の「テレパシー」。しかも火星-地球間という超長距離でメッセージを届けられる者もいる。
・戦っている相手や仲間などの動き、未来位置、未来結果、心理などを予測する「先読み能力」
・遠隔操作兵器端末(機械式ビット・胞子ビット・Cファンネル)や反応の鋭いモビルスーツなど、能力者でなければ扱えない兵器を扱える。
・周囲のXラウンダー数名が頭痛で動けなくなるほどの強烈な「心理的圧迫」。能力暴走が起こった場合に限る。
・ビット・ファンネル兵器のコントロールを奪う。これも能力暴走が起こった場合に限る。
・自分の考えをビジョンの様にして相手の心理に直接訴えかける。
また、これはシリーズ中では異例の概念であるのだが、Xラウンダーは火星国家ヴェイガンの指導者であるイゼルカントからは「人類の進化ではない、むしろ退化である」「Xラウンダーは理性を持たぬ野獣へと帰りつつあるのだ」といった言葉を過去にゼハート・ガレットに対して告げていた。
Xラウンダーは作中において「人の革新」としての解釈、優れた新人類としての解釈を受けることは一度もなかったのである。
そして非能力者にXラウンダーが倒される事例も数例みられ、以前のような「能力者にあらずんばすなわちモブ」「NTにあらずんば人に非ず」といった風潮は、このAGE世界においては次々に崩されていく結果となった。
なお、外伝作品「機動戦士ガンダムAGE トレジャースター」においてもXラウンダーと思わしきパイロットが2名存在する。片方は動物の要素を多く含んでいるキャラクターであり、偶然か否か「理性を持たぬ野獣」という言葉に合致する。
掲示板
14 ななしのよっしん
2021/01/12(火) 12:38:12 ID: bjd+f7HO2W
>>10
>>11
まぁ確かにAGEの放送時でも「人間の脳には秘められた力が有る!」といった説はもう古くなっていたのは事実。
もちろんニュータイプやサイキッカーといった概念とそう違いがあるものではないが
逆に言えば過去シリーズのニュータイプとか具体的にどう違うのかアピールにしくじった感はある。
15 ななしのよっしん
2022/05/05(木) 03:25:06 ID: MEuv1QCTIv
戦闘能力上がるなら人類的には進化じゃねーだろって発想、改めて見るとなるほどだよな
16 ななしのよっしん
2023/08/03(木) 18:29:15 ID: H0mZ+eLd+k
機械であるガンダムのAGEシステムは進化って言われるのに戦闘特化する人間はある意味退化だよねってのは中々挑戦的で大好きなんだ俺
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最終更新:2025/01/05(日) 10:00
最終更新:2025/01/05(日) 09:00
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