A320とは、エアバス社の開発した中短距離用ナローボディ旅客機である。
エアバスがA300の成功を元に、需要の高い150~180座席程度の座席を持つ、ボーイング737等と競争できる規模の旅客機として開発したのが本機である。
1987年2月に初飛行をし、1988年3月よりエールフランスで商業飛行を開始した。
フライ・バイ・ワイヤシステムやサイドスティック操縦を民間機としては初めて採用し、B737同様に航空機関士が不要の2人運行が可能な機体となっている。
派生機として長胴型のA321、短胴型のA319とA318、エンジンを換装したA320neoなどがある。
日本の航空会社では、B727の後継としてA320-200を全日本空輸(ANA)およびエアーニッポン(ANK)が1991年に導入した。A321も1998年に導入したが2008年に一度退役している。
1991年の導入から20年以上が経過したため、元々はB787等へ置き換える予定で2010年代には退役が進んでいたが、2014年3月にANAはA320neoとA321neoの発注を表明、2015年にはそれに加えて従来型のA321の発注を行っている。
また地域航空会社ではスターフライヤーが2006年に、格安航空会社(LCC)ではPeach Aviationとジェットスター・ジャパン、(旧)エアアジア・ジャパン(→バニラエア)が2012年に導入を行っている。
日本での導入状況はANA系が中心であり、日本航空(JAL)系ではカンタス航空との共同出資であるジェットスター・ジャパン程度に留まっている。
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最終更新:2024/12/23(月) 00:00
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