鷹とは、タカ科の鳥のうち小型のものの総称である。 → タカ
人名に使われる。
漢字として
- 意味
- タカという意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は𨿳で、〔説文・巻四(段注本)〕に「𤸰鳥なり」とある。その籀文として𪇿(鷹)の字が載っている。
- 字形
- 鷹は形声で声符は䧹(𨿳)。
- 音訓
- 音読みはヨウ(漢音)、オウ(呉音)、訓読みは、たか。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。1981年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 鷹犬・鷹隼・鷹爪・鷹揚
異体字
- 𨿳は、〔説文〕の本字。應(応)、膺の初文とされる。〔説文〕には「隹に從ひ、瘖省聲。或ひは人に從ひ、人亦た聲」とある。ほかに胸に鳥(タカ)を抱く会意字とする説(白川静)、疾+人+隹の会意とする説(〔正字通〕)がある。
- 䧹は、〔玉篇〕に「今、鷹と作す」、〔正字通〕に「鷹と同じ」とある異体字。
- 𤸰は、〔正字通〕に「別に鷹と作す」とある異体字。〔正字通〕はこの字を疾+人+隹の会意であるとし、飛ぶのが速いことから疾に従い、人の指示によく従うことから人に従うとある。
- 𪇿は、〔説文〕に「籒文の𨿳、鳥に從ふ」とある𨿳の籀文。
- 𤼡は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は鹰。
関連項目