大倉山とは、大倉という人の由来でつけられた地名である。
大倉財閥の2代目でホテルオークラの創業者でもある大倉喜七郎が、1931年に私財を投じてジャンプ競技場を建設し、完成後に札幌市に寄贈した。その功績をたたえ、当時の札幌市長がその競技場を大倉シャンツェと命名した。1972年の札幌オリンピックの開催のために大倉シャンツェの改修が行われた後に、大倉シャンツェは「大倉山ジャンプ競技場」と改名され、大倉山と呼ばれる由縁となった。なお、地名としての大倉山は存在しない。
現在もスキージャンプのワールドカップが毎年開催されている。さらに、札幌市中心部(大通公園、さっぽろテレビ塔など)を一望できるビュースポットがあり、ウィンターミュージアムが併設されているなど、観光スポットとしても見どころがある。
また、大通公園からも大倉山ジャンプ競技場の様子を確認することができる。
大倉洋紙店(現:新生紙パルプ商事)の代表を務めた大倉邦彦が、1932年に大倉精神文化研究所を設立した。
その前の年には、東京急行電鉄が竜松院の土地の一部を買い取って梅林にし、太尾公園としていたが、その敷地に研究所が設立されたことに因み、最寄り駅の名前が「大倉山駅」に変更され、2年後の1934年には太尾公園が「大倉山公園」と改められた。
かつては太尾町だった地名も、2007年から2009年にかけて大倉山に改められた。
大倉財閥の創設者である大倉喜八郎(大倉喜七郎の父)が、神戸市中央区の小高い丘の上にある自らの別荘がある土地を神戸市に寄贈して、何者かがその土地を大倉山公園と命名したのが名前の由来となっている。
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最終更新:2025/01/06(月) 15:00
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