ダミーヘッドマイク 単語

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ダミーヘッドマイク

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ダミーヘッドマイクとは、立体音響作品を収録するために使用されるステレオマイクである。

概要

ダミーヘッドマイクは、外装と立体的に音を録れることが最大の特徴である。
外装は、人間の頭部を模したマネキンのようなもの(=ダミーヘッド)のに小マイクを内蔵したものが多く販売されており、実際の人間の図体に近いの形や聞こえ方に近いようにさせるために最適な形に設計されている。モノによっては音響にこだわるために、耳たぶを繊細なところまで再現したダミーヘッドも存在する。

ダミーヘッドマイクは、一般的なステレオマイクステレオマイキング方式を用いるよりも較的人間に近い向性を持っている。そのため、耳かきボイス添い寝ボイスなど人間に近い特性を活かしたい音作品に頻繁に用いられている。

ダミーヘッドマイクの収録の際には、較的稀ではあるが、しっかりとしたスタジオとなると、通称「魔法陣」とも呼ばれる番号と丸く描かれた養生テープ(バミテープ)が床に貼られていることがある。収録の際、人間に聞こえる位置を示するためにこの番号が使われる。例えば、正面の①では顔と顔が近くなるシーンキスシーンなど)の収録に向いており、③は左に囁かれているようなシーンに有用である。
右はそのダミーヘッドマイクを中心としてバミテープが貼られた様子のイメージ画像であり(関数の計算はしていない)、実際にスタジオサイズに合わせ、エンジニア音響技師により計算された位置図がポスターや台本資料として配布されることがある。

ダミーヘッドマイクは、収録時には通常のマイクスタンド(この際マイクスタンドが倒れないように重いものを使用する)に専用のマイクフォルダに装着し、右の図の中心に立てなくてはならない。特質上、ヘッドマイクの周りを360度動き回り、部屋の中心に置かれることも多いため、高いマイク駄にしないためにも、ケーブルはしっかりと巻き、バミテープで止めるなど事故防止が重要となる。

工作音響に関する知識があれば、自作も可である。イヤホンマイクインプットとして使うことができるため、音質が高くなることはないが、マネキンに回線と基盤を仕込むことで簡易的なダミーヘッドマイクを制作することができる。ただし、前述にもある通り、シロートの手で高音質な収録が可なダミーヘッドマイクを作り上げることは至難の業であり、逆に低音質な音からノイズを除去する技術の方が問われることもあり、お高くはなるが、ダミーヘッドマイクを使うには、買うかスタジオを借りるといったことが最良の手段なのかもしれない。

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最終更新:2025/02/01(土) 18:00

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