ゴーストタウン 単語

ゴーストタウンとは、廃墟と化した都市や集落のことである。
都市や集落というある程度の地域的な広がりがあるものに限定されており、その点が廃墟とは異なる。

概要

そこに暮らす住民がほとんど、あるいは全くおらず、建物もまともに管理されずに朽ちている状況が各所で見られる。イメージとしてはサイレントヒルにも近いのかもしれない。

日本で有名な、20世紀からあるゴーストタウンとして軍艦島（端島）があり、こちらは観光地化されている。また、テレビ番組の鉄腕DASHに登場するDASH島のように、ゴーストタウン化した集落が再び開拓される例もある。ただし、以降に挙げるように、必ずしもゴーストタウンが復興するわけではない。

21世紀以降も望まれず地域がゴーストタウンになってしまう例もある。2000年には三宅島で火山噴火が発生し、住民が避難した結果町がゴーストタウンになってしまった（のちに住民が帰ってきている）。福島第一原発周辺の大熊町・双葉町などは、2011年の原発事故による避難により住民がいなくなってしまった。大熊町については2019年4月に一部地域の避難指示が解除されたが、全地域の避難指示が解除される見込みは同時点では立っていない。

こうした避難に伴うゴーストタウン化だけではなく、住民の死亡や移住などに伴う自然消滅によってゴーストタウン化する例もある。三毛別羆事件の発生地点である六線沢は、事件後は住民の移住により無人となってしまった。また、過疎に伴い定住人口が無くなってしまった集落は枚挙に暇がない。

正確な用法ではないが、中心市街地の空洞化や、ニュータウンの老朽化・住民の高齢化を揶揄してゴーストタウンと呼ぶことがある。なお多摩ニュータウンについてはそれについて反論する意見もある。詳しくは多摩ニュータウンの記事を参照。

関連動画

関連静画

関連項目

• 廃墟
• 軍艦島