萩ステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が京都競馬場で施行する、2歳限定・芝1800mのリステッド競走である。
概要
1984年開始。開始時は芝1200mの短距離戦で、1994年と1995年に芝1400mで開催されたあと、一度中断。2002年から芝1800m戦として再開され、2019年からリステッド競走に指定されて現在に至る。2021年は京都競馬場改修のため阪神競馬場で代替開催。
重賞ではなく、出走馬も例年10頭未満の少頭数レースだが、毎年10月末か11月頭に開催される2歳限定の芝1800m戦ということで、早めに勝ち上がり年末の2歳GⅠを目指す関西の素質馬が集まる出世レースのひとつである。2歳限定のリステッド競走は2023年現在、本競走とアイビーステークスのみ。
短距離時代には勝ち馬に複勝圏内まで含めてもGⅠ馬は出ていないが、芝1800m戦として再開後は勝ち馬からスズカマンボ、フサイチリシャール、タイムフライヤー、サートゥルナーリア、ダノンスコーピオンがGⅠを勝利している。
しかしそれ以上に複勝圏内・掲示板内に活躍馬が多いのが特徴で、複勝圏内からはエイシンチャンプ、ヴァーミリアン、ロジック、エイシンフラッシュ、ベルシャザール、ワンアンドオンリー、レインボーライン、キラーアビリティが後にGⅠを勝利している。掲示板内を含めるとさらにウインクリューガー、メイショウサムソンが加わる。
そんなわけで、ときたま小頭数の出走メンバーに後の活躍馬がずらりと顔を揃えることがある。
特に2005年は、8頭立てのうち1着フサイチリシャール(朝日杯FS)、3着ロジック(NHKマイルC)、4着メイショウサムソン(皐月賞・東京優駿・天皇賞春・天皇賞秋)と後のGⅠ馬が3頭、さらに2着ドリームパスポート(きさらぎ賞・神戸新聞杯)と8着チャンストウライ(佐賀記念)も後に重賞を勝つという、非常に豪華なレースであった。
2015年も1着ブラックスピネル(東京新聞杯)、2着スマートオーディン(京都新聞杯など重賞4勝)、3着レインボーライン(天皇賞春など重賞3勝)、5着プロフェット(京成杯)と5頭立てのうち4頭が後の重賞馬(うち1頭はGⅠ馬)、唯一重賞勝ちのない4着ノーブルマーズも宝塚記念3着の経験ありというこれまたハイレベルなメンバーであった。
なお、実は短距離時代にも出走馬から1頭だけGⅠ馬が出ている。1989年のメジロパーマーなのだが、着順は9頭立ての9着シンガリ負け。ちなみに同レースの6着にはイクノディクタスもいた。
ほか、2004年は鹿児島県産馬のテイエムヒットベが勝利している。
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