変態記の名を冠する程度のシリーズとは、ニコニコ歴史戦略ゲーにおいて八雲藍奮闘記をはじめとした『キャラブレイクが視聴者の予想の斜め上を行きすぎて、結果的に自重しない変態共が目立ちまくる動画』の通称である。
尚、この単語が東方風になっているのは、そのキャラブレイクが著しい変態記シリーズの殆どが東方系統との絡みが強い傾向にあるためである。
概要
変態記の歴史はすべてここからはじまった。『八雲藍奮闘記』である。
この動画において、登場する主人公をはじめとして史実武将・登録武将が『自重?何ソレ、美味しいの?』状態に。
しかも、大陸のどこもかしこも変態ばかり。登録武将も明らかにカオスを呼ぶための人選としか思えない。
ムスカにしろ、デーモン小暮閣下にしろ、どういう思考回路をしていたらそんな人選が思いつくのであろうか。
八雲藍奮闘記の世界は簡単に言うと、「周りは変態、よくて変人、ごく稀に常識人」な世界である。
後の歴史戦略ゲーにおいて、非常に残念ながらも強烈過ぎる「関☆羽」の誕生は、ニコニコ歴史戦略ゲー史上最大の黒歴史である。その他にも著名の史実武将がこの動画の中で崩壊しまくっている。劉備や張昭といったごく一部がましな人間だった。(劉備は単にスケベなだけで、特殊な変態ではない。張昭は常識人。)
三国志Ⅹの一騎打ちシステムをフルに活用して、どんな相手でも勝ち続けるうp主自身のスキルは高いのに……
素直に評価できない。いや、それ以前にどう評価をつけろというんだ、というのが一般的な見解だろうと思われる。
『八雲藍奮闘記』は、もはやニコニコ歴史戦略ゲーにおいて『評価しようともいろんな意味で酷過ぎて評価できない作品』の代表的な作品である。
そして、八雲藍奮闘記が人目に気付かれずに静かに残した種は、確実に次の世代へと受け継がれていった。
『変態記Ⅱ』の通称がついた『ゆかりんが中国統一に挑むようです』である。
左側の「永遠亭の中華統一記」は同作者の前の作品にあたるが、この時から既にひどいキャラ崩壊の兆候が起こっていた。そして、『ゆかりんが中国統一に挑むようです』シリーズに突入してからキャラ崩壊はさらに拍車がかかり、変態とまではいかないものの、キャラ崩壊が有頂天な状態に。正直まともなキャラは希少価値だろう。いろんな意味で。
そして、さらにその流れに続く作品があらわれた。『変態記Ⅲ』の通称が付けられた『騎将張繍の野望』である。
この動画は、最初はそうではなかったものの途中から『八雲藍奮闘記』や『ゆかりんが中国統一に挑むようです』の影響によりキャラが段々崩壊いていっている。ただし、まだひどいというほどの変態はまだ出現していない。
武将の解説編における史実武将の説明はいたって真面目ではあるが………
しかも史実の傾向を踏まえたキャラブレイクは斬新でもあり、架空戦記シリーズではあまり例をみない。
さらに、変態記の名を冠する程度のストーリー動画が開始された。通称『変態記Ⅳ』が付けられた三国志系の動画
『さとりが霊夢をペットにするようです。』である。
『変態記Ⅱ』こと『ゆかりんが中国統一に挑むようです』の流れを受け継いだ作品であり、この作品ではプロローグ部分からキャラブレイクの兆候が窺い知れる。え?もう壊れているって?いやだなぁ、そんなわけ……
えっと、とりあえず##このコメントはゆかりんによりスキマ送りにされました##
まともな武将を最初から期待して見ることはあまりお薦めしません。というか、お薦めできません。
そして、戦国系でも変態記の数字を受け継ぐ程度のシリーズが開始された。
信長の野望・革新を題材とした『変態記Ⅴ』こと「チルノがゆく」である。
メインの戦国大名が『ある言葉』しか喋らなかったり、感動を返せと言いたくなるようなエピソードがあったりしており、
常識人にとっては魔窟ともいうべき世界がそこに描かれている。キャラ崩壊を覚悟した上で見ることを推奨します。
そもそも変態記にキャラ崩壊はつきものだというツッコミはなしの方向で。
これらの他にも、戦国系では『蓮子とメリーの戦国旅日記』や『魔理沙遊興記』、『東方紅海夜』などが変態記の名を冠する程度のシリーズの作品である。
尚、現在『変態記』の名の付くものの殆どが東方Projectのキャラクターが登場しているものである。
……何故に?
シリーズの系統
八雲藍奮闘記 ━━ 八雲藍奮戦記
┃ (元祖変態記) (仮題、次回作の予定)
┃
┣ 永遠亭の中華統一記(変態記Ⅱの前身) ━ ゆかりんが中国統一に挑むようです(変態記Ⅱ)
┃ ┃ ┃
┣━━━━━━━━━━ 騎将張繍の野望(変態記Ⅲ) ┃
┃ ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さとりが霊夢をペットにするようです。(変態記Ⅳ)
┃
┣ 天子が三国大陸でふるぼっこ(変態記VI)
┃
┣ チルノがゆく(戦国系・変態記Ⅴ)
┃
┣ 蓮子とメリーの戦国旅日記(戦国系)
┃ ┃
┣━━━━━━ 魔理沙遊興記(魔理沙変態記・変態閤立志伝)
┃
┣ 東方紅海夜(大航海時代系)
┃
┗ ダメ君主の野望・竹中半兵衛の憂鬱(番外編変態記)
※赤字が三国志系、青字が三国志系以外の作品
数字のナンバリングについては三国志系のみに付くことが多く、
戦国系を含むその他の系統作品においては別枠扱いで
・その作品の『タイトル』+『変態』(例:魔理沙遊興記、魔理沙変態記)
・その作品を象徴するキャラが変態絡みである(例:東方紅海夜、シモけーね)
という風に変態が存在していることを判りやすくしたタグが付けられているのが特徴である。
ちなみに、八雲藍奮闘記を起点として作品ごとに設定されている時系列・キャラの立ち位置を考慮して並べると、図としては下のようになると思われる。(下に進むにつれて時間経過)
八雲藍奮闘記(元祖変態記)
風神録のキャラクターが登場していない。
↓
蓮子とメリーの戦国旅日記
↓
東方風神録 → 魔理沙遊興記(魔理沙変態記)
風神録のシナリオが未解決。緋想天の事変は未発生。
↓
東方緋想天
↓
ゆかりんが中国統一に挑むようです(変態記Ⅱ)
紫が緋想天の面々と知り合っている。
↓
(空白のキャラリセット)
↓
騎将張繍の野望(変態記Ⅲ)
天子と衣玖の存在が幻想郷で認知されている
地霊殿の面々が幻想郷の面々にはっきりと認知されていない
早苗さんが幻想郷に染まっていない
↓
東方地霊殿
↓
さとりが霊夢をペットにするようです。(変態記Ⅳ)
地霊殿の異変の解決後。
↓
(常識という名の境界線を遥かに超えてしまった先)
↓ ↓
チルノがゆく(変態記Ⅴ) 天子が三国大陸でふるぼっこ(変態記VI)
↓ ↓
東方星蓮船(たぶん)
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