概要
壬(みずのえ)は、十干の第9位にあたり、五行は水、陰陽は陽。海、大河を象徴し、自由・放浪・体験学習・創造を意味する。
漢字として
壬
- Unicode
- U+58EC
- JIS X 0213
- 1-31-49
- 部首
- 士部
- 画数
- 4画
- 意味
- 十干の第9位を表す。また(妊と通じて)孕む、という意味がある。〔説文解字・巻十四〕は五行説を重要視しているためか、「北方に位するなり。陰極まりて陽生ず。故に易に曰く『龍、野に戰ふ』と。戰は接するなり。人の褢妊の形に象る。亥・壬を承くるに子を以ってするは、生の敘なり。巫と意を同じうす。壬は辛を承け、人の脛に象る。脛は、體を任ふものなり」とながくてむずかしい解説を載せている。
- 字形
- 人が妊娠している象形で妊の初文とする説、鍛冶に使う台の形の象形とする説、糸巻きの中央が膨らんでいる形という説がある。
- 音訓
- 音読みはジン(漢音)、ニン(呉音)、訓読みは、ふくらむ、になう、みずのえ。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首壬部を作るが、収めるのは壬のみである。
- 声符
- 壬を声符に持つ漢字には、任、妊、紝、衽、飪などがある。
関連項目
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