かつてインターネットによる産業革命は一方通行の旧来型メディアに近い業態が主役だった。しかし、無数に散らばる受け手が発信者となり、あるいは拡散していく「ソーシャルメディア」が台頭。ネット企業のみならず、ほぼすべての企業がその波に乗り、ユーザーを囲い込もうと火花を散らす。ネットやデジタルにかかわるほぼすべての事象やドラマは、ソーシャル革命の1ページだと考えて良い。1999年からネット業界を取材してきた井上理が、不定期掲載で革命の舞台裏や深淵に迫る。