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博報堂が五輪関係で持っているとされる「利権」とやらが一体なんなのか実情を書いておくか

2015-08-22 13:36:45 | Weblog
 五輪エンブレム及び、その後の「パクリ騒動」で、広告大手・博報堂の「黒い利権」が多数渦巻いているといった説が昨今ネット上で流行ってます。元々・最大手である電通にはこの手の「黒い利権」については多数取り沙汰されていたものですが、ついに博報堂もその流れにネット上では乗ることとなりました。

 これまで「電通は黒い在日企業だけど、博報堂はクリーンな日系企業」みたいな話でしたが、今度は業界第3位・ADKにそのクリーンな役をお願いするのでしょうかね。で、「博報堂利権」についてネット上でよく取り沙汰されるのは以下の2点です。

【1】:博報堂が莫大なる利益を五輪からあげようとしている

【2】:東京五輪エンブレムの選考委員が博報堂関係者だらけ→つまりデキレースであり、デザイナー・佐野研二郎氏とともに莫大なる利益を分け合おうとしている


 で、私など、電通も含め、広告業界の人間はクライアントに対して「はい! 喜んで!」みたいに低姿勢に接し、「なんとか扱いを失わせないでくださぁい~」とやっているものだと思っていたのですが、世間様は広告代理店こそ日本の裏をすべて牛耳る謎の組織だと思ってらっしゃるようです。

 まぁ、そこまですごくねぇけどな、と思った上で、今回の「博報堂利権」について事実だけ解説いたしましょう。別に擁護するとかそういったことではなく、単にこのネットの陰謀論ってヤツについては、ネトウヨも含め、オレもほとほと呆れ続けてきたこの10年ほどなので、一つ書いておくか、と思った次第でございます。あと、私も博報堂出身ということで裏金が回り、擁護ネタを書け、と謎の勢力から指名が来た思う方もいるかもしれませんが、ンなワケねぇよ。

 オレはもはやモノカキだ。好き放題書きまくるし、昨今のツイッターではどんだけクリエーターの悪口ばっかり書きまくってるんだっつーの。

【1】:博報堂が莫大なる利益を五輪からあげようとしている

 まず、これについてですが、ハッキリ言って、博報堂は五輪には関与できません。なぜなら伝統的に五輪は電通が仕切ることになっているからです。五輪のスポンサー集め等にしても、一切博報堂は関与できません。よって、「エンブレムによって得られる200億円の利益を佐野研二郎と博報堂が折半する」という説もあったりはしますが、そんなことはありません。

 公式スポンサーを集めるにあたり、電通の五輪担当チームがセールスをかけ、ロゴの使用許可等の条件を伝えます。そこに博報堂は一切手出しできません。故に、【2】とも関係してきますが、選考委員が博報堂関係者だからといって、そこで利益を得ることはできません。選考委員に博報堂関係者が入っているからといって、あくまでもそれは「選考委員という仕事を受けた」というだけで、その後の五輪の運営や、広告から発生するカネとは関係ありません。まぁ、個別の仕事はこの時の縁などもありもらえるかもしれませんが。これは普通は「利権」とは言いません。「関係性の良好かつ信頼できる腕のある人だからお願いした」というだけです。

 仕事の世界って大工もライターも、職人も皆同じでしょ? オレなんて、性格が良くて腕がいいもんだから最近はイケダオソトっていうライターに仕事頼みまくりだわ。これを「利権」なんて言ったらヘソが茶を沸かすわ。

 そりゃそうでしょ? 今年、芥川賞は又吉直樹の『火花』が受賞し、結果的に200万部超を売りましたが、選考委員やった作家に印税って入りますかね? 入るワケないでしょ? だから、「選考委員」なんてものには五輪利権はないんです。
選考委員の決定プロセス等には、以下の項で説明します。

 博報堂の社内では「電通の牙城」という言葉が存在します。これは、電通が多額の扱いを持っている広告主やイベント等を指します。使い方としてはA)諦めモードの時に使う。 B)自らを鼓舞するために使う、の2点があります。

A)「あぁ、○○社ね……。あそこは電通の牙城だから何を提案してもムリだよ……」

B)「今回の競合プレゼンは、電通の牙城を崩す。そのために本気で取り組んでほしい!」

 B)は栄養ドリンクのCMみたいな感じですが、こんな感じで「電通の牙城」という言葉が頻繁に登場します。五輪については、完全に「電通の牙城」であり、もはやこれは切り崩すことはできない。オリンピックの時、博報堂社内では世間の盛り上がりとは別に「さっさと終われ」としか思っておりません。

 サッカーW杯も同様です。だからこそ、1993年、Jリーグが始まった時に博報堂がJリーグの扱いを取れた時は社内が大喜びしたものです。五輪に関しては、電通からのおこぼれがあったら何か仕事ができるかもしれません(たとえばうちわの制作とかそういったものよ)。しかし、それでも電通に色々とお伺いを立てたうえで、ロゴの使用が適切か、とかのチェックを受けることになるわけで、今回の「博報堂による五輪利権」という説に対し、博報堂社員はこう思っています。

 本当にあったら嬉しいなぁ……。電通さん、仕事回してください

【2】:東京五輪エンブレムの選考委員が博報堂関係者だらけ→つまりデキレースである

 これについてですが、ここまでの国家的プロジェクトの場合、相当な実績を持った人を入れとかなくてはいけないでしょう。選考委員とはそういうものです。そのうえで、様々な種類のデザイナーに仕事を依頼します。佐野氏の弟子である長嶋りかこ氏が入っていますが、これは「若い女性の視点も必要ですなぁ、ガハハハハハ」みたいなことを役人が考えた結果だと思います。

 こうした選考委員的なものの決定方法については以下に記しております。

 勝間和代さんが原発推進CM出てたのに理解が足りなかったことを詫びてるので、「広告塔」の決め方教えてやる

 で、選考委員とか安易なワケですよ。「名前が通った人がいいですな、ガハハハ」「実績のある人がいいですな、ガハハハ」「納得性がない、と言われても、『こんな大物が選んだんですよ!』と言え、その方のせいにできるほどの大物がいいですな、ガハハハ。ワシらは怒られたくないですからな、ガハハハ!」。そういった理由から選ばれる。

 となると、実績のあるデザイナーにご登場願うわけですが、人選を行う際に候補者を多数出します。

 すると、博報堂関係者(と出身者)が軒並み出てきてしまうのです。フリーのクリエーターについては以下の理由から、博報堂関係者が目立つ結果となります。

【1】電通は営業優位な会社で、博報堂はクリエイティブ優位な会社という企業風土がある

【2】しかし、人材の数で言えば、博報堂の方が電通よりも人数で劣るだけに、一部の社員スタークリエーターに仕事が殺到する傾向がある

【3】クリエーターには徒弟制度が存在し、大御所クリエーターの下にはエース級若手クリエーターがつき、英才教育を受ける&大きな仕事に次々とかかわるようになり、その若手もいつしか大御所となる。

【4】こうしたことから、博報堂のクリエーターは独立しがちである。元上司も独立して、成功を収めているというのを見ているという事情もある。

【5】しかも、博報堂はおっとりしたところがあるため、独立した場合に「他の代理店とは仕事するんじゃねぇぞ、オラ!」という圧力はかけず「まぁ、フリーなんだからどことでも仕事すれば? まぁ、ウチのも頼むよ」程度となる。一方、電通は「電通以外とは仕事するなよ、オラ」という無言の圧力(契約書もあるかも? そこは分からん)があり、フリーになったクリエーターやクリエイティブブティックを作った出身者は電通との仕事が多くなる。博報堂出身者は幅広い仕事の依頼が来るがゆえに、実績が増え、ますます仕事が増える。

【6】元々「粒ぞろいより粒違い」を重視するだけに、目立つ個人のことは多少認める傾向がある。パンチョ伊東も博報堂だったんだゾ!

 もちろん、電通もADKも優れたデザインの広告やパッケージは作っているものの、上記のような理由から博報堂は「個」が目立つ傾向にあります。さらには、「元博報堂でーす」と言っても別に社内から「お前、その経歴は消せ!」なんてことは言われない。
 
 ですから、前出の通り「選考委員どーする?」「なんか名の通った人がいいね」となった時に博報堂関係者(出身者)がけっこう出てきてしまうのであります。


 要するに、「有名デザイナーに博報堂出身者・関係者が多い」ってことだけなんですよ。それでいて、五輪に関しては利権は一切ないことを明記しておきます。あとは、辞めた人間に対しては「おぉ、お前、食っていけてるのか? 儲かってそうだなぁ」みたいな呑気な態度で接してきます。なお、デザイン業界は狭いムラ社会なので、トップクラスは知り合いだらけです。その時に「電通出身」「博報堂出身」とかはもはや関係なく、クソみたいな上流階級ハイソ社会が展開され、私などうんこ食ってろ、と言いたくなるほどです。こちらからは以上です。


 あっ、一番大事なことを忘れてた!



 電通さん、オレに五輪の仕事くれ。よろしくお願いいたします。
 

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