8月14日に中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長がイスラエルを訪問し、ベニー・ガンツ参謀総長と両軍の協力について協議したそうです。イスラエルは以前、中国にアメリカのF-16がベースとされているラビ戦闘機の技術を提供し、中国のJ-10(殲撃十型)戦闘機の開発に手を貸したとされています。当時はアメリカの反発もありイスラエルは中国から手を引いたようなのですが、ここ数年、イスラエルの対中兵器輸出の勢いは凄く、中国の兵器市場ではロシアに次いで二番目の地位を確保するまでになっています。 もちろんイスラエルの最新軍事技術の多くはアメリカからの流用でありますし、アメリカがこの状況を傍観しているとは思えないのですが、今年の5月に陳炳徳総参謀長はアメリカも訪問しています。穿った見方をすればアメリカは中国との関係を改善し、イスラエルと中国の関係を黙認している、すなわち兵器市場では米中イスラエルのトライアングルが形成さ
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