【モスクワ共同】ウクライナのチェルノブイリ原発で29日、30年前に事故を起こした4号機を覆う巨大な鋼鉄製シェルターの設置が完了し、同国のポロシェンコ大統領らが参加して式典が開かれた。放射性物質を封印し、飛散を防ぐのが目的。耐用年数は100年で、約15億ユーロ(約1780億円)もの巨費が国際支援により投じられた。 今後はシェルター内部で4号機を解体し、溶けた核燃料を取り出す最も困難な作業に移るが、さらに膨大な資金が必要になる。ウクライナ経済は危機に陥っており、事故処理の完了は全く見通せない。
国際原子力機関(IAEA)と福島、福井両県が結んだ相互協力の覚書に、IAEAか県か一方が要求すれば、共有している情報を非公開にできる条項が含まれていることが分かった。この条項については、県議会でも問題視されず、「特定秘密保護法の先取りにつながるのでは」という批判の声もある。
原発事故で広がった放射線に対し、日常生活の中でどう対応していくかを考えるセミナーが、福島県いわき市で開かれました。 世界の放射線防護の専門家で作るICRP=国際放射線防護委員会が開いたセミナーには、専門家や住民などおよそ80人が参加しました。 セミナーでは、原発事故のあと、住民は日常生活の中で除染以外にどのような方法で被ばくを抑え、放射線にどう対応していくかが話し合われました。 この中で、福島第一原発からおよそ30キロ離れたいわき市末続地区の住民3人が、線量計を身に付け、どういう行動を取れば数値が変化するかや地元産の食品を食べて全身の放射線量を測る検査を受け問題がないことを自分自身で確認するという独自の取り組みを進めたことで、「ここで住んでも大丈夫だと思えるようになった」と振り返りました。 その一方で、原発事故前に地区に住んでいた若者たちの多くは今も避難したままで、「無理に戻ってきてもらう
安倍首相の「食の安全」スピーチは ウソ?/最新データ独占入手/セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度(1) (週刊朝日 2013年10月04日号配信掲載) 2013年9月25日(水)配信 8ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 次のページ 福島第一原発を視察する安倍首相ら [拡大] 関東15市町で実施されている最新検査で、子どもたちの尿の7割からセシウムが検出されていたことがわかった。さらに併せて入手した食品検査の結果でも、米、きのこ、お茶など280品目からセシウムが続々と出ていた。安倍晋三首相(59)はこれでも健康リスクはないと世界に約束できるのか。 ジャーナリスト 桐島 瞬 入手したショッキングなデータをまず、ご紹介しよう。常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0
廣瀬社長は泉田知事(右)に会うなり最敬礼した。会談中、ずっと低姿勢だった。=25日、新潟県庁 写真:筆者= 柏崎刈羽原発の再稼働を急ぐ東電の廣瀬直己社長がきょう新潟県を訪れ、泉田裕彦知事と面談した。廣瀬社長はベントフィルター設置の事前了解(※)を求めた。再稼働の前提となる新安全基準を満たすためである。 「東京電力という会社はお金と安全のどちらを大切にする会社ですか?」泉田知事はのっけから廣瀬社長の顔面にストレートパンチを浴びせた。 「安全を大切にして参りたいと思います」。苦しそうに答える廣瀬社長の声は、くぐもっていた。 泉田知事は続けた。「(遮水壁は)1千億円かかるから先送りするという判断をされたと思う。汚染水の問題はチェルノブイリ(事故)でも旧ソ連が最優先した課題でした。ヤツコ前NRC委員長からも『なぜやって来なかったんだ?』と驚きの声が上がる状態です」。 廣瀬社長はシドロモドロとなった
【木原貴之】反原発運動に参加する人たちに届いた嫌がらせの手紙などを集めた風変わりな展示会「反原発へのいやがらせの歴史展」が10、11両日、東京・新宿のギャラリーで開かれる。主催者は「原発が推進されてきた裏で、陰湿な圧力があった事実を知ってほしい」と話している。 「あなたはダニです」。展示されるのは、こんな文言が入った手紙やはがきなど約50点。1990年代から2000年代初めのものを集めた。当時は毛髪やたばこの吸い殻、ゴキブリの死骸などが入った封筒も届いたという。ひわいな内容のものや、郵便受けから盗まれたとみられる他人の郵便物が送られることもあった。 手紙を提供した1人で、都内の安達由起さん(61)は86年のチェルノブイリ事故をきっかけに反原発運動に関わり始めた。市民グループをつくって勉強会を開き、自分と同じ小さな子を持つ母親に参加を呼びかけた。時には、建設候補地での反対運動にも加わった
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千葉市議会議員(緑区)かばさわ洋平です。市民に寄り添い、提案・行動をモットーに活動しています。あなと変える住みよい千葉市へ。
Astand終了のお知らせ 朝日新聞社「Astand」は、2023年7月でサービスを終了しました。 朝日新聞社が有料で提供する情報サービスの配信サイト Astand(エースタンド)は、各サービスの終了にともない2023年7月31日をもちまして閉鎖しました。 今後は、朝日新聞社が運営するニュースサイト「朝日新聞デジタル」をご利用いただきますようお願い申し上げます。朝日新聞デジタルのコンテンツはこちらでご案内しております。 https://digital.asahi.com/info/about/ なお、朝日新聞社のオンライン共通ID 「朝日ID」は引き続きご利用いただけます。 https://id.asahi.com/asahiID/asahiID_site.html
【動画】チェルノブイリルポ「石棺」内にあるチェルノブイリ原発4号機の制御室。左奥上の丸い部分は制御棒の位置を示すパネルの跡。モニターのガラスなどが割れたままになっている=20日、ウクライナ、山本壮一郎撮影チェルノブイリの地図 史上最悪の原発事故を起こした、ウクライナのチェルノブイリ原発4号機の内部に20日、朝日新聞記者が入った。事故から27年がたった今も廃炉作業は見通しがたたず、内部は手つかずのままだ。爆発で壊れた建屋をコンクリートで覆った「石棺」は傷みが激しく、放射能汚染が広がる危険にさらされている。 石棺内部にある4号機の制御室。手持ちの放射線測定器は毎時7マイクロシーベルトを指す。1990年に別の朝日新聞記者が入った時は30マイクロ。4分の1に減った。だが、分厚いコンクリート壁を隔てた先に、爆発事故を起こした原子炉に溶けた燃料がそのまま残る。近づけば即死するほど放射線量が高く、簡
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