「この改造内閣は反改革内閣だ」「到底、納得できない」。北京五輪もたけなわだった8月13日夜、都内でボウリング大会に興じた後の懇親会。当選1回の「小泉チルドレン」が元首相・小泉純一郎に口々に福田改造内閣への不満をぶつけていた。見かねた元自民党幹事長・武部勤が「こういう席でそういう話はもう止めろ」と割って入った。その時、傍らの小泉は深く長いため息をついた。この夜、小泉は政局を巡る話題には一切、沈黙したままだった。 「脱小泉」への傾斜、竹中平蔵の猛批判 小泉と付き合いの長い議員の一人は「ため息」を目撃して「あの強気の人が珍しい。やはり改造人事は面白くなかったのだな」と受け止めた。これに先立つ1日午後。首相・福田康夫が内閣改造・党役員人事を進める様子をテレビなどで見守った小泉の表情は時間を追うに連れ険しくなっていった。この布陣では衆院解散・総選挙に打って出る態勢を取りえない――顔を曇らせた理由
非常に残念な結果になった。亀井静香氏など国民の聞きたいことしか言わない無責任な発言を繰り返す政治家が支持される世の中にさすがに頭にきた。政策はマジックじゃないんだから、何かを達成しようとしたらコストもかかるしいいところ取りはできないんだ。一般人で今回の事件の意味をきちんと把握できている人があまりに少ないのでここで整理しておこうと思う。 緊急号外として書き下ろしてみました。長いですが是非多くの人に読んでいただければと思います。 産業として成立していない日本の銀行業: 全国銀行全ての償却前業務損益合計から不良債権償却費合計を引いた業務損益を見ると、過去10年以上にわたり(厳密には1993年より)、毎年平均3兆円以上のマイナスになる。このことは毎年3兆円も政府によるミルク補給が無いと銀行業界は産業として成り立ってきていないことを意味している。全国銀行全ての総資産合計は約800兆円。一方郵政公社の
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