今回は、タイトルの通り「動画配信サービスにおけるコメント配信=弾幕技術の動向」について触れたいと思います。 昨年2018年11月の段階で弾幕技術動向をまとめたいと考えてはいたものの、筆不精ゆえ実行できずにいたのですが、先日NHKの番組「平成のネット史(仮)」を視聴した結果やる気が出てなんとか投稿にこぎつきました。 1.用語の定義 まず最初に、本稿での語句をざっくりと定義します。 動画配信サービス・・・非リアルタイム、リアルタイムの動画配信サービス両方を指します。 コメント配信=弾幕技術・・・再生する動画に対するユーザーのコメント群が、再生する動画に対応して動画表示部に経時的に(重なり合わないよう)表示される技術で、特に、動画表示部右側から左側に向かって移動表示される技術(以下、弾幕技術)を指します。 動向・・・弾幕文化は日本に端を発し、主に東アジアで受け入れられているところ、今回は日本と中