組織・働き方勝利にこだわるプロ野球でも心理的安全性?ベイスターズの進化を生み出した、自己変革型の組織開発とは 「プロ野球は“勝つこと”がすべて」 ──勝負の世界であるプロ野球に対して、そう感じている人は多いのではないだろうか。そのため、即戦力となるスター選手の獲得が大きく報じられ、戦力を高めることが最優先にも見える。しかしながら、横浜DeNAベイスターズ(以下、ベイスターズ)は勝つことと同時に“組織文化”に着目し、組織を進化させてきたという。 しかもその取り組みの中核にあるのは、ビジネス現場でよく聞く「多様性」や「心理的安全性」というキーワード。 従来の“上下関係が厳しい”世界のイメージとは真逆の手法で、同球団は2011年の取得直後こそ「万年最下位」の烙印を押されていたが、それから10年余りで複数回のAクラス入りを果たし、そして昨年はついに26年ぶりの日本シリーズ優勝へ辿り着いた。 驚くべ