印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 前回、楽天 開発部アーキテクトグループの技術理事であり、12年の歴史を持つOSS勉強会「カーネル読書会」を主宰する吉岡弘隆氏にオープンソースとしてのLinuxが果たした役割について語ってもらった。 後編でさらに吉岡氏は「それを実現したのはハッカーマインドであり、今の日本企業が持つべきもっとも重要な要素だ」という。 震災が掘り起こした日本のハッカー精神 Linuxのオープンソースとしての始まりは、20年前、フィンランドの大学生だったリーナス・トーバルズ氏が、インターネットに公開したOSのソースコードを、たまたま他の誰かが改良したのがきっかけでした。ですから、最初から精密な設計のもとにプロジェクトが始まったわけではなく、当時21歳の若者だっ