今日のエントリは急に思いついて書いたもので、まとまったものではない。 ある時期、研修医を終えたばかりの頃、勤めていた病院に音楽療法を実践している女医さんがおり、時々、見学に行っていた。ぼんやりと見ている限りだが、単にレクレーションをしているようにしか見えなかった。実際、作業療法などとあまり変わらなかったような気がする。 対象者は全て統合失調症の患者さんなのである。施行直後の精神病の状態変化は目視できなかったが、作業療法やレクレーションの視点では、しないより遥かにマシである。 統合失調症の場合、音楽に限らず、何らかの精神、身体の穏和な揺さぶりは荒廃の進行を抑制すると思われる。 音楽療法の1つに音響療法というものがあり、音響による波動が筋肉や他の組織をゆさぶり、それがリラクセーション効果を及ぼす。 しかし、その波動は著しく大きなものだとかえって有害である。例えば、戦闘中に兵士の近くに落ちた爆弾