(CNN) チェコの首都プラハにあるパレスチナ自治政府のジャマル・ジャマル大使(57)の自宅で1日、爆発事故が発生した。この爆発でジャマル大使が負傷し、搬送先の病院で死亡した。爆発は、大使が自宅内の金庫を不適切に扱ったために発生した可能性がある。 警察によると、爆発時、自宅には大使の妻(52)と息子もおり、妻は負傷し病院に運ばれたが、息子は無事だったという。 プラハ警察の広報担当は「複数の専門家が、爆発は大使の自宅リビングにあった金庫が開けられた時に発生したと結論付けた」と述べ、さらに「爆発は、大使自身がこの金庫について危険かつ不慣れな操作を行ったために発生した可能性が極めて高い。爆破装置は金庫の防犯装置の一部だったと見られる」と付け加えた。 当局は残骸の中から爆発物の証拠を発見したという。まだ警察の捜査は続いており、爆発はシステムの故障が原因か、あるいは爆破装置が誤って設定されていた可能
未購読 ご利用いただくには、購読のお手続きが必要です。 このサイトは朝日新聞デジタルの一部です。朝日新聞デジタルの有料会員(フルプラン)の方は、ログインするだけでお読みいただけます。 中東最強の軍隊によるイメージ戦略 次々とソーシャルメディアの情報を更新する新メディア局の兵士たち=IDF提供 40平方メートルほどの部屋には、長机の上にパソコンが何台も並んでいた。蛍光灯に照らされた室内は一見、学校の図書室のようだ。違うのは、そこにいるのが全員、カーキ色の軍服を着た若い兵士ということである。 イスラエルの商業・経済の中心地テルアビブ。国防省にほど近い、これといった目印もない古びた建物には、軍施設にありがちな物々しい警備は見あたらない。中東最強と言われるイスラエル国防軍(IDF)の「報道官部隊・新メディア局」の中枢は拍子抜けするほど普通の場所だった。 この部局の任務は、ツイッターやフェイスブック
4日、パレスチナ自治区ガザで開かれたファタハ創設48周年の集会を見守る女性たち。手にはパレスチナやファタハの旗が握られていた=ロイター 【エルサレム=山尾有紀恵】イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで4日、パレスチナ自治政府のアッバス議長率いる穏健派ファタハが創設48周年を祝う大規模集会を開き、数万人が参加した。2007年にハマスがガザを武力制圧して以来、ファタハの大規模集会が開催されるのは初めて。 パレスチナはファタハが支配するヨルダン川西岸とガザで分裂状態にあるが、和解に向けた両者の協議が、近くカイロで再開される見通し。今回の大規模集会をハマスが許可したことで、協議に弾みがつく可能性がある。アッバス氏は4日、ヨルダン川西岸からテレビ演説し「(パレスチナの)統一こそが唯一の道だ」と訴えた。アッバス議長は昨年12月、ヨルダン川西岸でのハマス創設25周年式典の開催を許可し
【ワシントン=望月洋嗣】クリントン米国務長官は11月30日、イスラエルがユダヤ人入植住宅を建設すると報じられたことを受けて、「こうした活動は和平交渉を後退させると明確に言ってきた」と、ネタニヤフ政権を批判した。パレスチナが国連での地位を格上げしたことも「パレスチナ国家建設には近づかない」と改めて非難した。 クリントン氏は、イスラエルのリーベルマン外相やバラク国防相らが出席したワシントンでの会合で講演。「直接交渉だけが和平への唯一の道だ」とし、当事者の準備が整えば、オバマ政権として和平交渉再開に全面的に協力する意向を示した。 一方で、「我々はイスラエルを支持しており、11月、それを証明した」とも発言。ガザ攻撃に際して、米国がイスラエルの自衛権行使を支持した点を強調した。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスには、イスラエルの生存権を認め、暴力を否定するよう呼びかけた。 関連
【エルサレム共同=山口弦二】イスラエルのメディアは11月30日、占領地の東エルサレムとヨルダン川西岸の入植地に計約3千戸の入植者住宅を建設することなどを政府が決定したと伝えた。パレスチナの国連オブザーバー資格を「組織」から「国家」に格上げする国連総会決議が29日採択されたことへの報復措置。 パレスチナ自治政府のアッバス議長は、決議が採択されれば直ちに和平交渉再開に応じるとしていたが、和平機運は早くも収縮しそうだ。 占領地への入植活動は国際法違反とされる。パレスチナは西岸とガザ地区を領土とし、東エルサレムを首都とする国家の樹立を目指しており、パレスチナの和平交渉担当者アリカット氏は、入植決定は「(前日に決議を採択したばかりの)国際社会全体に対する挑戦だ」と強く非難した。 報復措置はほかに、西岸の大規模入植地マーレアドミムと東エルサレムの間の「E1地区」などで入植者住宅数千戸を建設する計画の手
国連総会でパレスチナのオブザーバー国家格上げを採択した29日の採決で、日本は賛成した。西田恒夫国連大使は総会で「イスラエルと将来の独立したパレスチナが平和共存する解決を支持してきた観点から賛成票を投じた」と表明した。 西田氏はパレスチナに和平交渉の即時再開を要求。また、今回の格上げでパレスチナが加盟できる国際機関が増えるため、加盟が米国などの脱退につながらないよう「慎重な対応」を求めた。25日に飯村豊中東和平担当特使がパレスチナを訪れ、アッバス議長とこうした点を協議していた。 関連記事パレスチナを「国家」に格上げ 国連総会、決議を採択(11/30)パレスチナが「国家」格上げ決議案 国連総会に提出(11/28)パレスチナの国連参加資格格上げ、ハマスが賛同方針 (11/27)
関連トピックスエジプト 【カイロ=石合力】パレスチナのイスラム組織ハマスの政治部門トップ、メシャール政治局長は19日、カイロで会見し、イスラエルに対し、ガザへの攻撃と封鎖を停止すれば、停戦に応じる用意があると述べた。ハマス側が停戦の意向を公式に表明した。 メシャール氏は、イスラエルがエジプト、トルコなどを通じてハマスに停戦を申し入れたと主張。これを条件付きで受け入れる考えを示したものだ。同氏によると、イスラエルがハマスとの事前の停戦合意を破ってハマス軍事部門幹部を殺害したため、ロケット攻撃で報復したという。 関連記事〈ロイター〉焦点:ガザ攻撃でハマスが得る「戦果」、アラブの春で追い風も(11/19)イスラエル空爆拡大、メディアビルを爆撃、記者8人負傷(11/19)ガザ地上戦へ緊迫 周辺国、イスラエルの空爆に反発(11/18)エルサレム郊外に着弾 イスラエルは予備役招集(11/17)イス
【ニューヨーク=春日芳晃】パレスチナの国連代表部は8日、現在の「オブザーバー機構」としての国連参加を「オブザーバー国家」へ格上げするよう求める国連総会決議案を、国連加盟193カ国に配布した。複数の関係者によると、今月中下旬にも国連総会で採決される見通し。パレスチナ側は130カ国以上の賛成で採択されるとみている。 朝日新聞が入手した決議案によると、格上げに加えて将来の独立についても触れ、国境は1967年の第3次中東戦争前の境界線を基本にするとしている。また、パレスチナが昨秋、国連に申請後、安全保障理事会の審査で米国が拒否権行使を明言し、棚上げになっている正式加盟については「前向きに審査されることを望む」とした。 パレスチナは国際的代表権をパレスチナ解放機構(PLO)が保持しているため、国連ではオブザーバー機構となっている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です
この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。 適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2022年8月) パレスチナの衛星写真 旧国際連盟イギリス委任統治領パレスチナ。当初は現在のヨルダンも含む範囲であった パレスチナ(アラビア語: فلسطين[注 1]、ヘブライ語: פלשתינה[注 2]、英語: Palestine[注 3])は、西アジアの地理的地域であり、通常はイスラエル、ヨルダン西部の一部、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区を含むと考えられている。 パレスチナという名前は古代ギリシャの作家が使っていたもので、後にローマ帝国のシリア・パラエスティナ州、ビザンチン帝国のパラエスティナ・プリマ州、イスラム帝国のジュンド・フィラスティン州にも使われた。この地域は、聖書に登場する「イスラエルの地」
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