いま世界が直面しようとしている危機の一つが「食糧危機」であると考えられています。増え続ける世界の人口に食糧生産能力が追いつかずに飢餓が発生するという問題なのですが、その解決法として注目を浴びているのが「虫」の存在。意外にも虫は有効なタンパク源であることがわかっており、食用として用いるための研究が盛んに行われています。そんな虫の養殖を1台で完結させようとする装置が「FARM 432」です。 FARM 432 — L I V I N http://www.livinstudio.com/farm432/ こちらが製作された食用虫養殖装置の「Farm 432」。この装置の中では虻(アブ)の一種であるアメリカミズアブが飼育され、幼虫から成虫、そして成虫が産んだ卵から次の世代の幼虫が産まれるというサイクルが完結するようになっています。 装置は大きく分けて成虫が飛び回ったり交尾を行ったりする透明な容器