おととし、マレーシアで、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏が殺害された事件の裁判で、実行犯の1人として殺人の罪に問われていたインドネシア人の元被告について、マレーシアの検察は11日、起訴を取り下げて、元被告は釈放されました。 おととし2月、マレーシアのクアラルンプール国際空港で、北朝鮮のキム・ジョンナム氏が猛毒のVXによって殺害され、いずれも女性のインドネシア人の元被告、シティ・アイシャさんとベトナム人のドアン・ティ・フオン被告が、実行犯として殺人の罪で起訴されています。 11日、首都クアラルンプール近郊で開かれた裁判で、検察側はこのうちシティさんについて、起訴を取り下げると明らかにし、シティさんは釈放されました。 シティさんらは「いたずら番組に出演すると思っていた」などと訴えて無罪を主張していましたが、検察側は起訴を取り下げた理由を明らか