8月20日、米FRBは7月29─30日のFOMC議事要旨を公表した。写真はイエレン議長。ワシントンで7月撮影(2014年 ロイター/Kevin Lamarque) [ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は20日、7月29─30日分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。それによると、FRBは労働市場の予想以上に急速な回復を遂げているとしたものの、さらに確固たる回復が示されるまでは利上げの前倒しを望んでいないことが明らかになった。 議事要旨は「労働市場の状況は長期的に正常とされる水準に著しく近づいた」とし、ここ1年間の改善が「予想以上」だったことに「総じて同意」した。FOMC後に発表した声明でFRBは、労働市場に「著しい」緩みがあると指摘したが、多くの参加者はこの評価について「近いうちに変えねばならないかもしれない」との認識を示した。