セブン&アイ・ホールディングスの佐藤政行氏(執行役員 システム企画部 CVSシステム シニアオフィサー)のこだわりはユーザー・インタフェースにある。画面をひと目で理解でき,そこから新たな気づきを生み出せることが重要だと説く。つまり“パッ”と見て分かって,“アッ”と気づけることだ。そこでポイントになるのは,(1)一つの画面,(2)慣れたツール,(3)文字情報の可視化――の3点だ。 このうち「一つの画面」の意味するところは,関連する情報を組み合わせて1画面で表示したり,一つの画面から簡単な操作で必要な情報を取り出せたりして,利用者を迷わせないようにするということだ。あなたはこれまで,「データAの一覧」「データBの参照画面」といったように,情報の種類で分けて表示させていなかっただろうか。これでは,データAとデータBが関連するとき,複数の画面を見比べて利用者の頭のなかで情報を結び付けねばならず,新