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bookとメディアに関するyosh0419のブックマーク (8)

  • 「ジャーナリスト」のみなさん、恥を知れ!~『秘密とウソと報道』 日垣 隆著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン

    お昼時にやっている情報番組で、新聞をボードに貼り出して、「注目の記事」を紹介するコーナーがある。 「○○新聞の記事によりますと、△△が××ということなんですねぇ」 年配の男性がカメラに向かい、マーカーされた記事を指示棒で指しながら読み上げる。ときおりコメンテーターが「○○さん、それはどういうこと?」と詳細を訊ねる場面がある。 すると、読み上げ担当氏は妙な間で、記事に目をやったあと振り返り、「さぁ……」。 何度か「さぁ……」を目にするうち、わかったことがある。「さぁ」ひとつで、どうなんでしょうね、新聞には書いてありませから、わかりませんねぇという弁解になっているのだ。 その読み上げ担当氏は、腹のすわった人物で、漢字の読み間違えはしばしば、ボードを指しながらの読み方もたどたどしい。どうやら下読みすら為されていないご様子で、こんなのありかよと思うのだが、ずっとこんなのだから、テレビ的にはありなん

    「ジャーナリスト」のみなさん、恥を知れ!~『秘密とウソと報道』 日垣 隆著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン
  • 公人の名誉は守られすぎじゃないか?~『名誉毀損』 山田 隆司著(評者:荻野 進介):日経ビジネスオンライン

    人の口に戸は立てられぬ、という諺がある通り、世間の噂をコントロールすることは至難の業である。江戸の昔の瓦版の時代ならまだしも、現在のようにメディアが発達すれば尚更である。 しかも、それが根も葉もない噂だったらどうだろう。毒ガスを撒いたのは事件の第一通報者だ、ベンチャー企業の社長が保険金をかけてを殺していた……こうした報道の「被害者」が立ち上がり、記事の訂正と賠償金の支払いを求める。これが大方の名誉毀損裁判の構図である。 書は、書名の通り主要な判例を通じて名誉毀損罪の法的枠組みを解説したものだが、眼目は、メディアに厳しい、つまり罪を容易に成立させてしまう現行の裁判基準に代わって新しい基準を提案することにある。 そもそも名誉毀損とは「人の社会的評価を低下させる行為」をいう。刑法上は230条の名誉毀損罪にあたり、民法では709条の不法行為(=故意または過失により他人の権利を侵害する行為)に関

    公人の名誉は守られすぎじゃないか?~『名誉毀損』 山田 隆司著(評者:荻野 進介):日経ビジネスオンライン
    yosh0419
    yosh0419 2009/07/29
    公人連中を擁護する気はさらさらないが,判例の賠償金額を見る限り現状やったもの勝ちでは?>あえて虚偽報道を行い高額な賠償金を課されても言い逃れできないし、読者の支持も失ってしまうから、逆に書き放題が抑制
  • マスコミはいつまでネットと闘ってるの?~『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』 ひろゆき著(評者:工藤 敏明):日経ビジネスオンライン

    「ちょっと前から2ちゃんねるの運営に関して僕のやることがほとんどなかった」 というのが、“元”管理人・ひろゆき(西村博之)が「2ちゃんねる」を手放したもっとも大きな理由だそうだ。 2ちゃんなんて見ないさ、という向きにはまるで興味のない話題だろうが、今年、ひろゆきは同サイトをシンガポールのパケット・モンスター社に譲渡した。 なんでシンガポールなのかといえば、〈日にいると日の状況が悪くなっているときに「日の状況が悪くなっている」と言いづらくなる気がしているからです。(中略)日に基盤を置いている限り結局、客観的な基準でモノを言えなくなる可能性がある〉。 そんなようなことが、書の冒頭でちょろっと書かれている。彼は2ちゃんねるを捨てちゃいない。タイトルに偽りありなわけだが、まあ、最近の新書じゃ珍しくないし(それもどうなんだ、って話だけど)ひろゆき自身もあとがきで、出版社の意向だから生暖かく

    マスコミはいつまでネットと闘ってるの?~『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』 ひろゆき著(評者:工藤 敏明):日経ビジネスオンライン
  • 本気で巨大メディアを変えようとした男 - 池田信夫 blog

    きわもの的なタイトルで損をしているが、内容は島桂次会長時代を中心に、戦後の放送史の一面を内側から書いたもの。著者は島の側近だったので、やや好意的なバイアスもあるが、島を通してNHKの組織としての欠陥と戦略の誤りを的確に指摘している。 島は超大物の派閥記者で、大平政権や鈴木政権では閣僚名簿をつくり、局長のころからNHKの会長人事を決める実力があった。私も現役時代に話を聞いたことがあるが、一見めちゃくちゃのようで、実は先見性があった。当時の経営委員長だった磯田一郎(住友銀行頭取)が、「NHKの経営陣の中で民間企業も経営できる能力のあるのは島さんだけだ」と評価していた。 ある意味では、島のような人物が絶大な力をもったことが、NHKの欠陥をよく示している。戦後初のNHK会長は民間人からなる「放送委員会」によって選ばれたが、その後は実質的に首相官邸と郵政省によって選ばれるpolitical ap

    yosh0419
    yosh0419 2009/07/05
    功罪半ばだろうが,NHKの島・読売の正力・フジサンケイの鹿内.たしかに従来メディアが隆盛をきわめていた頃は経営層に人物がいた気がする
  • 『メディアとプロパガンダ』で、世論なんてちょろい ~彼らが政府・企業と結託する理由:日経ビジネスオンライン

    アメリカを代表する新聞「ニューヨーク・タイムズ」は、ノーム・チョムスキーを「その思想の威力、広がり、斬新さ、影響力において、彼は現存する中で最も重要な知識人だ」と絶賛した。 言語学におけるアインシュタインと称されるチョムスキーの紹介にあたって、よく引用される記事なのだが、実は続く段落でこう記されている。「なのに彼の米国外交批判はひどすぎる」。 9.11以降、アメリカを批判するチョムスキーの書籍が日でも数多く刊行された。 イラク戦争についていえば、戦後明らかになった事実が、「アメリカこそテロ国家の親玉」という彼の批判の正しさを証明した。開戦前、私たちは「イラクは3万発のミサイルに500トンの化学兵器、2万5000リットルの炭疽菌などの大量破壊兵器を所有している」といった、アメリカのメディアが発する情報を繰り返し耳にした。 だが、いまとなっては、それらはまったくの虚偽であることが判明した。一

    『メディアとプロパガンダ』で、世論なんてちょろい ~彼らが政府・企業と結託する理由:日経ビジネスオンライン
  • 日清戦争─「国民」の誕生 - 池田信夫 blog

    きのうNHKで「プロジェクトJAPAN」というシリーズの「プロローグ」を放送していた。スペシャルドラマ「坂の上の雲」を中心として、日の近代史を追う3年もの長大なシリーズだ。プロローグだけで2時間半もあるが、資料フィルムで教科書的な話をなぞるだけで退屈なので、途中で消した。 今どき、司馬遼太郎で近代史を語るセンスはいかがなものか。日清・日露戦争までは日がアジアを指導した栄光の歴史だが、1930年代以降は軍が暴走した、という彼の歴史観では、日の近代を統一的にとらえることはできない。軍だけを悪者に仕立てるご都合主義は、いまだに大江健三郎氏のような幼稚な歴史観として根強く残っている。 こうした歴史観を「自虐史観」として批判し、近代を「国民の物語」として描こうとしたのが「新しい歴史教科書をつくる会」の人々だったが、彼らは逆に司馬史観の栄光の歴史の延長上で昭和の戦争を描いただけだ。よくも悪く

    yosh0419
    yosh0419 2009/04/06
    プロジェクトJAPAN,自分は土曜日の放送分(プロローグ編)でギブアップ.左右いずれの言論に触れるにせよ,頭の栄養になるのはやはり活字だと思い知りました
  • メディアと作り手の安売りされた未来〜『グーグルに勝つ広告モデル』 岡本一郎著(評:後藤次美):NBonline(日経ビジネス オンライン)

    すでに旧聞に属する話だろうが、2007年の広告費調査によると、4大マスメディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費はいずれも3年連続で前年割れ。一方、ネットの広告費は雑誌のそれをあっさりと抜いてしまった。 広告で飯をってるマスメディアにとって、ネット広告の急成長は、頭の痛い案件に違いない。じゃ、マスメディアはこの先、どうしたらいいの? そんな悩めるメディア人やマーケッターたちに、書はじつにサクサクと答えを提示していく。 のっけから、マーケッターらしい手つきで、著者はこんな整理をしている。 マスメディアのビジネスモデルの質は、「大衆の注目の卸売り」「アテンション・エコノミー」だ、と。要は、どれだけマスの注目を集めるか。注目量が多ければ多いほど、広告収入も増えていく。 対して、「グーグルは、アテンションではなくインタレストの卸売り」だ。インタレスト(能動的な興味・関心)は、アテンション

    メディアと作り手の安売りされた未来〜『グーグルに勝つ広告モデル』 岡本一郎著(評:後藤次美):NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 新聞の時代錯誤 - 池田信夫 blog

    著者は、日経新聞の乱脈経営について内部告発し、懲戒解雇処分を受けたが裁判で闘い、最終的には和解して復職した。しかし書の主要なテーマは日経ではなく、「特殊指定」騒ぎなどにみられる新聞社の独善的な体質だ。これは当ブログでも指摘したことだが、現役の新聞記者が公然と批判したのは初めてだろう。同様の(OBによる)内部告発としては、『新聞社―破綻したビジネスモデル』(新潮新書)があるが、こっちは現在の宅配制度が行き詰まっているとしながら「再販制度は必要だ」としているのにあきれた。 現在の新聞社の体制は、戦時中にできた「メディアの1940年体制」による言論統制システムを継承している。さらに戦後の占領体制のもとでできた「日刊新聞特例法」による株式の譲渡制限や、その後に行なわれた独禁法の適用除外(再販)や特殊指定によって、新聞を市場メカニズムから除外するシステムができてしまった。著者は、それぞれの制度の

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