米Googleの検索広告クリック数が減少しているとのデータが反響を呼ぶ中、このデータを発表した米調査会社のcomScoreが2月29日、「データは必ずしも景気低迷を意味しない」とする分析を公式ブログで明らかにした。 comScoreが先に発表した調査報告によると、米国の消費者が、Googleの検索結果に表示される広告をクリックした回数は、2008年1月に前月比で7%減少した。一方、Googleの検索クエリー件数自体は前月比で9%増加しているため、クエリー件数当たりの広告クリック回数は、前月から大幅に減少していることになる。 このため、米国の景気後退のオンライン広告市場への影響や、Googleの業績見通しの悪化などが懸念されていたが、comScoreは、データがこうした懸念を「直接裏付けるものではない」と釘を刺すと同時に、「Googleの品質向上が広告クリック数の減少につながった可能性もある
