あなたは、ネットや大会でたまに見かける「筋違い角」に、大いに苦しめられているのではないでしょうか? しかし、実はプロ間では「筋違い角は使えない戦法だ」という結論が出されていて、コツさえ掴めば、筋違い角なんて恐るに足りない戦法なのです。 今回は、筋違い角を絶滅に追い詰めた対局である、「羽生善治VS鈴木大介(竜王戦)」の一戦を題材にして、筋違い角対策のコツを紹介していこうと思います。 ぜひ、参考にして下さい。 テーマ図からの指し手 テーマ図は、先手が筋違い角を意思表示した局面です。 △62銀 △62飛 △52金右 などが考えられますが、今回は、△62銀としていきます。 (テーマ図) テーマ図からの指し手 △62銀▲34角△32金▲66歩△33銀▲67角△64歩▲88銀△63銀▲77銀△54銀▲68飛△44歩▲75歩△45歩(2図) 注)ネット対局では▲67角ではなく、▲78角と角を引く人も多く